茅帽子山(かやぼうしやま)寂地山(じゃくじさん)
 
単独 2017.01.28 
松ノ木峠(7:05/21)→832.4m峰(7:30)→イシキド峠(7:44)→作業道(林道ようたあ線)(8:10)→山道取付(8:14)→打梨六日市線鉄塔80(8:28)→中国自動車道横断陸橋(8:34)→R434(8:49)→宇佐神社(9:00)→浄水施設(9:08)→笛吹山(10:31)→カラスバ山(10:47)→茅帽子山(11:51)→1260m峰(12:02/24)→ミノコシ峠(12:31/34)→1235m峰(12:52)→竜ヶ懸崖尾根分岐(13:04)→錦ヶ岳(13:22)→寂地林道分岐(13:33)→寂地山(13:41)→大沼田ノ丘(14:07)→冠山分岐(14:29)→土滝山(14:34)→展望所(14:42)→常国分岐(14:45)→ジャノウツ山(15:01)→起点(15:35)
アルバム

元冠高原スキー場の駐車場(7:20)

土滝山、寺床 冠高原スキー場834.2m峰より(7:30)

寂地山南尾根 イシキド峠の南より(7:49)

作業道(林道ようたあ線)(8:10)
松ノ木峠を起点に雪の寂地山を周回してみよう、と思い立つ。道の駅「スパ羅漢」を過ぎても雪が少ないので心配したが、松ノ木峠に着いてみると、1月15日の大雪は何とか持ちこたえていた。元冠高原スキー場の駐車場に車を駐めて、かつてのゲレンデ、県境尾根に取り付く。一本松が立つ834.2m峰から顧みれば、土滝山の山ひだが朝日を受けて美しい。そして、イシキド峠を上り返して振り返れば、これからたどる寂地山の連なりが広がる。雪の稜線が青空に映えて、なんかワクワクしてくる。875m峰西肩から、西にスギ林の斜面を下る。ほどなく作業道(林道ようたあ線)に出合った。

山道取付(8:14)

中国自動車道横断陸橋(8:34)

三和地区下山地点(8:45)

宇佐神社(9:00)
左に取って100m、支尾根の曲り角に三和(さんわ)へ下る山道が分かれ、赤テープが付いている。三和から鬼ヶ城山(おにがじょうやま)への登山ルートとして利用されているようだ。スギ林の尾根径を500mばかり下ると、左斜面で打梨六日市線鉄塔80に出合う。すぐ下の中国自動車道には陸橋が架かって、三和の里道まで10分とかからない。R434に出て宇佐神社へ向かう。宇佐神社の雪の参道にはたくさんの踏跡があり、拝殿の新しい注連縄には真っ白な紙垂が付いている。森閑とした境内に、初詣の名残りを感じながら、お参りする。

浄水施設(9:08)

笛吹山山頂(10:31)

カラスバ山山頂(10:47)

茅帽子山(右谷山)山頂(11:51)
大スギが立つ二ノ鳥居前の交叉道を右(北)に取り、50m先の分岐で左(西)の径に入る。上水施設の先で尾根に取り付く。尾根筋に大ヤブはなく、やがて910m峰の笛吹山に達す。樹間越しに鉢の敷山(容谷山)が見える。これより疎林の尾根になって歩き易いが、茅帽子山(右谷山)までの長いこと。カラスバ山、983m峰と、アップダウンを繰り返しながらの高度稼ぎはきつい。笛吹山から1時間20分を要す有様。

1260m峰山頂(12:02)

雪の綿帽子 1260m峰山頂にて(12:24)

ミノコシ峠西側(12:31)

横山、黒滝山、羅漢山など ミノコシ峠より(12:31)
1260m峰で昼食にする。風のない青空のもと、雪の綿帽子を付ける樹林越しに羅漢や寂地の峰々を眺めながらのひと時だ。最高にしあわせ、すっかり蘇ってミノコシ峠まで駆け下り、雪山ならではの醍醐味を味わう。ミノコシ峠は南東面に遮るものがなく、素敵な展望所に変身していた。

1235m峰山頂(12:52)

竜ヶ懸崖尾根分岐(13:04)

錦ヶ岳山頂(13:22)

寂地山 錦ヶ岳より(13:24)

冠山 錦ヶ岳より(13:25)

寂地林道分岐(13:33)
稜線の雪とその景色に助けられ、難なく1235m峰と竜ヶ懸崖尾根分岐を越えて錦ヶ岳山頂に達す。寂地山を指呼の間に、そして後冠山の後ろに冠山を眺める。この時分になると雪はすっかり緩んで、眺めて指呼の間も、歩けばそれなりにかかる。とりわけ寂地林道分岐からの返しがきつい。

寂地山山頂(13:41)

寂地山山頂の祠(13:41)

大沼田ノ丘山頂(14:07)

土滝山山頂(14:34)
寂地山の山頂には、松ノ木峠からと思われる踏跡があった。ありがたいが、ちょっと残念な気もする。今年はじめての寂地山。重そうに雪を乗せた祠にご挨拶して、東尾根の踏跡をたどる。とても楽ちんだが、最短のルートから外れているところも多々あり、この際、新しいトレースを付けさせていただく。大沼田ノ丘を越えたあと、後冠山と1282m峰は横手に行って土滝山へ。どこでもロードの雪のブナ森を、愉しくスノーシューイング。

鬼ヶ城山、羅漢山など 展望所より(14:42)

伴蔵原(冠高原スキー場の跡)(15:32)
展望所の眺めは、樹木が育って年々狭まっているが、鬼ヶ城山や羅漢山はまだ健在だ。寺床の常国分岐、ジャノウツ山など、なじみのポイントめぐりながら最短のルートを駆け下り、15時35分に起点に還った。うーん、好天と雪のおかげだが、我ながらよく頑張ったと思う。



軌跡図
                                                   所要時間:8時間14分、歩行距離:17.0㎞ 
この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである。