大掛山・樫原山 |
単独 2016.12.10 ☀|☁/☂ |
本地都合谷(7:08/15)→可部峠入口(7:45)→中国自動車道ガード千代田30(7:51)→御神水(8:12)→伊勢坊家(8:20)→可部峠分岐(8:27)→作業林道終点(8:42)→稜線の登山道(9:13)→鞍部(9:19)→伊勢坊谷分岐(9:22)→大掛山(9:41/50)→展望所(10:15)→分岐(10:46)→692m峰(11:01)→樫原山(11:14/18)→634m峰(11:30)→分岐(12:19)→467m峰(12:31)→昼食(12:37/13:04)→石井谷の里道(13:22)→石井谷橋(13:41)→千防(13:59)→起点(14:23) |
本地都合谷(県道314号線)の駐車帯(7:15) |
可部峠入口(7:45) |
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御神水(8:12) |
伊勢坊家(8:19) |
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千代田町の里山歩き。本地都合谷(ほんじつごうだに)の県道314号(七曲千代田線)駐車帯に車を駐めて、R261を南にたどる。新光(にいみつ)で「可部峠御神水」の案内看板に従い、左の里道に入る。中国自動車道ガードの千代田30を潜った先で、砂防ダム工事が行われていた。伊勢坊谷集落へ通じる破線径をたどってみるが、カヤトの道になってきたので、里道に戻る。伊勢坊谷集落への道は、御神水の先で左に分かれていた。寄り道してみると、二軒の民家が軒を連ねていたが、いずれも無住。奥(北側)の家は、白壁大手の立派な構え。玄関の表札に伊勢坊泉、苔径会北広島居合道場とある。このお名前は、御神水傍の説明板でも見かけた。 | ||
可部峠と作業林道の分岐(8:27) |
建設中の作業林道(8:36) |
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岩稜 稜線の下標高690mあたり(9:04) |
稜線の登山道(9:13) |
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集落分岐から280mばかり上がったところで、可部峠へ至る林道を右の谷に見て、建設中の作業林道が左谷左岸に分かれる。かつての作業道は、分からなくなっていた。この際、工事関係者の方にお断りして、歩かせてもらう。とても楽ちんだが、終点まで行ったので、破線径のある谷から大きく外れる。波線径へ下るのも面倒なので、そのまま東の稜線を目指す。急だがヤブはなく、おかげで小さな節理岩稜に出合うなどして、登山道に飛び出した。 | ||
伊勢坊谷分岐がある鞍部(9:23) |
大掛山山頂(9:42) |
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千代田工業・流通団地 大掛山山頂より(9:44) |
龍頭山、野々志山など 大掛山山頂より(9:45) |
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展望所(10:16) |
堂床山、冠山など 展望所より(10:15) |
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北へひと下りで波線径の鞍部だが、実際の乗越径はさらに100mばかり先の最低鞍部にある。そこから10分で雑木が茂る大掛山の頂稜(南峰)に上がり、ほどなく山頂に達す。三角点北側の西面に見晴しがあり、灌木越しに千代田工業・流通団地や龍頭山などを観望できる。北東に向かう尾根にも、明瞭な切り分け径が続いている。ときおり、岩稜や育った境木が邪魔をするが、まるで難はない。山頂から25分のところで南東面が開け、南西に堂床山や冠山を同定する。 | ||
尾根分岐(10:45) |
692m峰山頂(12:06) |
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海見山 樫原山の南肩より(11:07) |
樫原山山頂(11:14) |
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本地の街並みと猿喰山など 樫原山山頂より(11:18) |
634m峰山頂(11:30) |
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尾根分岐(12:12) |
467m峰山頂(12:31) |
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さらに快適な尾根径を30分、主尾根は北西に転じて692m峰に向かう。このあたりから稜線はマツ林の様相を呈して、いっそう心地が良い。692m峰の北400mに683.5m峰の樫原山が並び立ち、樫原山南肩の西面が少し開けて、樹木越しに海見山の山容が眺められる。また、樫原山山頂の北側にも開けたところがあって、本地の街並みや猿喰山(さるまみやま)方面を見とおせる。尾根は樫原山から北東に向かい、徐々に高度を下げていく。径は荒れることなく明瞭だが、明るい尾根も日が陰って寒々している。634m峰を過ぎると里山の雰囲気が次第に色濃くなってくる。やがて、下本地方面に大きな支尾根が分岐する。踏跡は双方にあるが、この際、北東の主尾根の径を選ぶ。467m峰を過ぎたところで、遅い昼食。よい径がヒノキ林の北東尾根を見ノ木(けんのき)へ下っているが、北の尾根径に入る。 | ||
鹿の防護柵(13:20) |
下山地点(石井谷の里道)(13:22) |
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猿喰山など陰陽分水嶺 石井谷の里道より(13:32) |
海見山 野村橋東詰より(13:43) |
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大掛山樫原山連山 下本地のR261より(13:54) |
大掛山樫原山連山 千防のR261より(13:59) |
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こちらはマツ林で、15分で尾根末端に至る。案の定、シカの防護柵が張りめぐらされていた。越えるのに往生するところだが、さいわい倒木に押しつぶされたところがあって、難なく石井谷の里道に降りる。石井谷川を左に見て、まっすぐな里道を北西にたどる。このころになって、お日様が再来。田園の彼方に陰陽の分水嶺が連なる景色は、のどかで美しい。国道261号線に出て、本地の街をめぐりながら起点に還る。途中、行く手に広がる稜線に思いを馳せるのは、とても心地良い。 | ||
軌跡図 |
所要時間:7時間08分、歩行距離:17.2㎞ |
この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである。 |