長門峡 |
2人 2016.11.25 ☁|☀ |
道の駅「長門峡」(9:30/46)→洗心橋(9:47)→千瀑洞口(10:09)→桜橋(10:10)→榧ヶ淵(10:14)→舟入(10:23)→大谷淵(10:31)→獺淵(10:37)→鈴ヶ茶屋(10:43)→高島洞門(10:49)→佳景淵(10:50)→上和留瀬(10:58)→下和留瀬(11:01)→紅葉橋(11:09)→白糸の滝(11:13)→第二断魚瀑(11:16)→雪舟滝(11:18)→県道297号萩長門線(11:21/33)→鈴ヶ茶屋北側の河原(坊主岩)(12:09/39)→洗心橋(13:27)→起点(13:30/14:00)⇒龍蔵寺(14:20) |
洗心橋(9:47) |
丁字川出合と大野岳南尾根末端 洗心橋より(9:48) |
|
馬の背・碁石岩(10:05) |
東屋(10:07) |
|
前回に続いて、カミさんと紅葉狩り。行く先は長門峡。ネットの紅葉情報では「見ごろ」になっていたが、道の駅「長門峡」園地のもみじに葉っぱがない。長門峡は、旅行で二度三度訪れたことがあるが、千瀑洞口(せんばくどうぐち)止まり。今回は、龍宮淵まで行ってみよう。お空に晴れ間はなく、洗心橋(せんしんばし)から眺める丁字川出合(ていじがわであい)の景色は、もう一つさえない。形のよい大野岳末端ピークの黄葉がくすんでいるのだ。カミさんは、出合淵の水を樹間に見てがっかりしたのか、わき目もふらず、どんどん先へ行っている。以前はもう少しきれいだったような気がするが、清流にはほど遠い。洗心橋から1.1㌔ばかり、18分で馬の背・碁石岩に至る。足下に石英斑岩が露わになった穏やかな瀬を見るが、馬の背や碁石岩と呼べるような景色はない。さらに100mばかり行ったところに、東屋がある。 | ||
千瀑洞口 東屋下の岩場より(13:13) |
桜橋(13:10) |
|
下の流れが千瀑洞口と呼ばれるところで、馬の背・碁石岩の景色とさほど変わらない。ただ、目の前に屹立する404m峰の懸崖はみごと。この先の左岸は岩壁が多くなり、黒部峡谷ばりの遊歩道や橋梁が整備されている。さっそく、東屋のすぐ先で桜橋と呼ばれる小さな橋を渡る。これより鈴ヶ茶屋までの橋梁などが補修工事のため、12月1日から来年の3月末まで通行止めになるらしい。 | ||
榧ヶ淵(10:12) |
舟入(10:23) |
|
大谷淵(10:31) |
獺淵(10:36) |
|
鈴ヶ茶屋(10:42) |
坊主岩の河原(10:45) |
|
桜橋から6分ばかりのところで404m峰が南西尾根を突き出して、流れが北へ大きく湾曲、深い淵を形成している。榧ヶ淵と名付けられているが、あたりに榧の木は見当たらない。流れは一層ゆるやかになり、舟入(ふないり)、大谷淵、獺淵と、大きな淵が続く。舟入は船溜まりのように淀んでいること、大谷淵は右岸から大谷が出合っていること、獺淵はカワウソが棲んでいたことが名の由来、と思う。獺淵を過ぎると、鈴ヶ茶屋の黄色いテントが見えてくる。戸郷呂浴(とごろえき)の出合に桟敷の休憩所が設けられ、生けすには生きのよいアユが、メニュー札にはアユづくしのお品書きが並んでいた。アユ雑炊がおすすめと聞いた。この際先を急ぎ、坊主岩の河原でカミさんに追いつく。 | ||
高島洞門(10:49) |
佳景淵(10:50) |
|
上和留瀬(10:58) |
下和留瀬(11:01) |
|
高島洞門を潜ると、足下に淵が広がる。さして良い景色とも思えないが、その名は佳景淵(かけいぶち)。少し下ったところに、淵を間に置いて和留瀬(わるせ)と呼ばれる瀬が二つ。説明版には長門峡でもっとも急な瀬とあるが、呼名のような激しさはない。 | ||
紅葉橋と第一断魚瀑(11:08) |
北海洞門(11:09) |
|
白糸の滝(11:13) |
第二断魚瀑(11:16) |
|
雪舟滝(11:18) |
竜宮茶屋と龍宮淵(11:18) |
|
生雲川(いくもがわ)の出合いを過ぎたところで、紅葉橋に出合う。橋下の小さな滝に第一断魚漠の名が付けられている。北海洞門を潜った先の支谷と、野戸呂川(のとろがわ)の出合いで小さな滝を見る。本流は、その中ほどで二条の露岩滝を架けている。それぞれ白糸の滝、雪舟滝、第二断魚漠と、大層な名をもらっている。 | ||
龍宮淵(11:35) |
長門峡南口(県道293号線)(11:21) |
|
長門峡南口の駐車場(11:22) |
長門峡で出会った数少ないモミジ(13:19) |
|
野戸呂川を渡ったあたりから龍宮淵がはじまり、ほどなく竜宮茶屋の軒先を経て、県道293号萩長門峡線に合流した。長門峡南口として、駐車場、トイレ、シャトルバス待合所などが整備されている。みやげ物店で鮎の日干しをゲットして、遊歩道を戻る。紅葉橋から眺める景色はそれなりに美しいものの、懸崖を彩る紅葉はまばら。が、道のへりでサツマイナモリに出会い、桜橋手前の懸崖の下で赤い実をたわわにつけたイイギリを見かける。重畳、重畳。満ち足りて起点に還る。 | ||
瀧塔山龍蔵寺の観音堂への石段(14:29) |
龍蔵寺境内のモミジ(14:30) |
|
龍蔵寺観音堂前の大イチョウ(14:32) |
龍蔵寺観音堂(14:33) |
|
時間に多少ゆとりがあるので、この際、瀧塔山(ろうとうざん)龍蔵寺を訪ねてみた。こちらもすでに落葉がすすんでおり、参道は紅葉、観音堂の前庭は黄葉の絨毯、という有様。これも風情があってよいが、落葉がはじまる前の樹々の様子を、ぜひ見てみたいもの。またの機会ということにして、帰路につく。 | ||
軌跡図 |
所要時間:3時間44分、歩行距離:10.8㎞ |