高八山(たかはちやま)
 
単独 2016.11.13 
水口神社(7:21)→高八山取付(7:33)→高八山(8:17/29)→404m峰(8:53)→311m峰(9:46)→太田川線鉄塔№75(10:15/19)→乗越鞍部(10:30/49)→林道終点(11:10)→ひろしま市民の里分岐(11:36)→180m峰(11:48)→安佐トンネル南出口(12:25)→長澤神社(12:38/13:23)→ひろしま市民の里(13:29)→凧山南東の峠(13:46)→川井橋(14:01)→久地学校前(14:19)→水口橋(14:29)→起点(14:33)
アルバム

水口神社(7:31)

高八山への取付(7:33)

高八山山頂(8:18)

高八山と404m峰の鞍部(8:42)

404m峰山頂(8:54)

311m峰山頂(9:44)
安佐北区の山歩き。高八山の北東尾根を水口(みずくち)から長沢まで繋いでみた。水口神社境内の駐車場に車を駐める。二本の大イチョウが美しく黄葉している。西川ゴム安佐工場が西側に隣接し、監視カメラ横の立札に西川ゴムの名が記されているので、会社の管理地なのかもしれない。見なかったことにして、そっと後にする。前の里道を南東にたどると、すぐ高八山南西尾根への取付階段があった。上がると、墓所の横に踏跡が続いているが、倒木と小さな型枠で塞がれている。取付階段に何の表示もないところをみると、私道なのだろう。この際、無断侵入させていただく。尾根径は次第に傾斜を増して、しまいには木登り状態となる。やがて穏やかな頂稜域になって、高八山の山頂に達す。取付から約45分の道のり。マツと雑木に囲まれた小さな平坦地に、三角点がひっそり立つ、地味~な山。北に向かう主尾根に径はない。突っ込むと、ヒノキ林の中に微かな踏跡が認められる。下生えは薄く、容易い。鞍部を上り返して10分、難なく404m峰に達す。マツと雑木の山頂に見晴しはない。尾根は北東から北に向かい、アップダウンを繰り返しながら311m峰へと高度を下げる。倒木で荒れるところもあるが、踏跡は明瞭。404m峰から311m峰まで50分を要すも、難しいところはない。

支尾根分岐(10:08)

太田川線鉄塔№75(10:14)

水越山 送電塔より(10:15)

本串山 送電塔より(10:17)

乗越鞍部(10:38)

林道終点(11:11)

荒れた林道(11:21)

まともな林道(11:34)
311m峰より北東に転じて30分、太田川線鉄塔№75に出合う。途中、北に向かう支尾根に明瞭な径が分かれていた。たどれば、送電塔を経て長沢へと続く里道に合流すると思われる。鉄塔№75は、北面と東面が開けて、本串山や水越山などを指呼の間に観望できる。鉄塔から先の踏跡は次第に荒れてきて、乗越鞍部の手前でとうとうヤダケのヤブになった。乗越径も最近踏まれた形跡はなく、すっかり荒れている。ササヤブに上り返し、茂った尾根筋をたどること20分、林道の終点に出た。これで楽ちんができる、と思ったのは束の間のこと。ほどなく、道全体がV字の谷に変わり果て、ヤダケが大ヤブになって繁茂してきた。たまらず、尾根筋に逃げる。少し行くと、右手に手入れされた林道が現れる。何のことはない。総田原からの道は健在で、もうちょっと頑張ればよかったのだ。

林道終点手前の分岐(11:36)

180m峰山頂(11:51)

ヤダケが繁茂する稜線(12:08)

下山地点(旧県道177号下佐東線)(12:25)
林道は、70m先で分岐して終わる。左には良い山道が続いており、たどれば「市民の里」に出ると思われる。右は、すぐ終わる。尾根への取り付きがあり、波線径は健在だ。180m峰の北側のピークあたりからマツや雑木が立て込んでくる。次第にヤダケが多くなって、末端ピークで佳境となる。ここで尾根は東に転じて、一気に下っていく。下生えのなくなった急斜面を木登り下降していくと、踏跡も現れて旧県道177号下佐東線に降りた。

安佐トンネル南出口(12:26)

本串山 安佐トンネル北出口より(12:34)

長澤神社(12:39)

森山 長澤神社参道入口より(13:15)

高八山北東尾根末端 参道入口より(13:15)

ひろしま市民の里@安佐(13:28)
安佐トンネル南出口まで行ったものの、交通量の多さに嫌気がさし、旧道をたどって長沢へ。夏草がしっかり茂っているが、この方がよほど良い。北出口に合流してみれば、本串山のたおやかな姿が行く手にあった。長澤神社の石段に腰掛けて、遅めの昼食をとる。11月半ばとは思えない陽気で、森山やたどってきた尾根末端を眺めながらの昼時は、まことに心地が良い。還りは、凧山尾根の南東側を通る里道をたどってみた。長澤神社から450mばかりで、左手にビニールハウスや数棟の建屋が見えてくる。「ひろしま市民の里@安佐」と呼ばれる農林業の体験活動施設で、数名の登録者が作業をしておられた。

長沢から川井へ乗越す峠(13:48)

乗越鞍部への取付(峠・凧山東の鞍部)(13:46)

尻高山と久地冠 川井側の里道より(13:53)

川井橋東詰 奥は丸山(14:01)

高八山 金山地区の県道38号線より(14:24)

水口神社境内の駐車場(14:33)
道はやがて未舗装となり、峠に至る。南西に小道が乗り越しているが、広い鞍部道が左に折れて、向かいの斜面から階段道になっている。たぶん太田川線の巡視路なのだろう。鞍部道の中ほどで南西の谷に道が分かれ、入るとすぐ川井から上がる広い舗装里道に繋がった。下っていくと、尻高山と久地冠の山体が目の前に広がり、やがて川井橋の袂に降りた。吉山川の間に、丸山が形よく収まっている。あとは県道38号広島豊平線に出て、久地の家並みをめぐりながら起点に還るばかり。



軌跡図
                                                   所要時間:4時間35分、歩行距離:12.2㎞