島の谷(しまのたに)
 
単独 2016.07.30 
大固屋(7:54/8:07)→県道361号錦鹿野線→島の谷出合(8:21/34)→F1(8:35)→F4(8:52)→F5(9:08)→F6(9:13)→F7(9:22)→F8・F9(9:38)→F9落口(9:54)→F10(10:18)→F11(11:07)→赤いドラム缶(11:29)→作業小屋(11:35)→大滝F12(11:51)→F12落口(12:12)→砂防堰堤(12:16)→橋の下(遡行終了点)(12:22/13:00)→林道木谷島の谷線→起点(13:39)
アルバム

「錦川源流の碑」前の広場(8:03)

香椎神社(8:04)

島の谷への取付(県道361)(8:21)

島の谷が出合う木谷川(8:34)

F1(8:35)

二条滝F4(8:52)
今年2回目の沢歩きは、島の谷。大固屋の「錦川源流の碑」前に車を駐める。まずは、香椎神社にお参り。アブとブトにまとわりつかれながら、県道316号錦鹿野線を下る。15分(約1.1㌔)で、島の谷の出合いに至る。かつては電柱の横に黒滝の看板が立っていたが、今はない。木谷川に降りると、向かいに大ゴーロの島の谷があった。すぐ上に小滝が見えるが、伏流して、本流への注ぎ込みはない。小滝を三つ越えて、二条の滝に出会う。「西中国山地の沢」の中で、三浦さんは、これをF4とされている。なので、途中で出会った小滝がF1~F3なのだろうか。水が少ないので、右側の水流を容易にシャワークライミングできた。

F5(9:08)

F6(9:13)

F7(9:22) 

F8・F9(9:38)
続くF5は、滝の左側に取り付いてシャワークライミング。とても愉しい。少し遡ると、大ゴーロの先に黒滝の連瀑が見えてくる。最初のF6は、中央の水流を登ることができる。次は、斜め小滝の上にフェース状滝F7が架かっている。黒滝の中で最も大きくて見応えがあるが、ホールド、スタンスともに豊富で、愉しくシャワークライミングできる。水流の左側を登った。そして最後に、F8とF9が続いている。いずれも水流の中を直登する。白状するが、F9の水流の中にホールドを探す折には、とても緊張した。落口に上がって、ほっと一息である。

淵のある小滝(10:05)

F10(10:18)
穏やかな磧となって10分、ゴルジュ淵に出会う。小滝に流木が引っかかっているが、これが無くて水が多かったら、僕の場合、難儀しそうなところだ。ゴルジュを抜けて二俣を右に取る。行く手に、ゴルジュ淵に落ち込む直瀑F10が現れる。犬戻峡のF7に似ている。水が少ないのを幸いに、突っ張って登る。落口に上がった時には、両肩の筋肉が悲鳴を上げていた。

小連滝(10:57)

C/S滝F11(11:07)

赤いドラム缶(11:29)

作業小屋(11:35)
小連滝、C/S滝などに出会いながら、しばらく気楽な沢遡りで高度を上げる。標高430mを越えると、谷は明るくなって、赤いドラム缶を見かける。その少し先の左岸に、棚田跡と思われる石垣と作業小屋二棟がある。そして、河原には、橋の残骸。かつての集落跡に違いない。

大滝F12(11:51)

大滝F12(11:53)

大滝F12の上り口(12:12)

大滝F12の落口(12:12)

砂防堰堤(12:16) 

遡行終了点上の橋(林道木谷島の谷線)(13:07)
ゴーロの谷を遡ることさらに15分、ようやく大滝F12が姿を現した。水量は少ないが、大した露岩滝である。懸崖は、とても登れたものではない。滝の左際(右岸)が登れそうなので、取り付いてみる。簡単そうに見えるが、僕には超手ごわい。古いリングボルト(だったと思う)にビレイして、必死の木登り登攀で落口に抜けた。息が上がって、しばし放心状態。ひと息ついて蘇り、砂防堰堤を右から巻いて越える。少し上流の橋の下で、遡行を終了する。大いに満ち足りて、林道木谷島の谷線を起点に還った。



軌跡図
                                                   所要時間:5時間32分、歩行距離:6.10㎞