神郷三国山 |
単独 2016.04.30 ☀ |
豊栄の三つ別れバス停(7:43/54)→林道分岐(8:41)→三国山トンネル北出口(9:06)→1040m峰北尾根取付(9:20)→1040m峰(9:550)→神郷三国山(10:16)→登山口分岐(10:30)→1045m標高点(10:48)→若杉峠(11:21)→936m峰(11:28)→1064m峰(11:57/12:26)→1031.4m峰(13:04)→木谷峠(県11)(14:17)→起点(14:50) |
バス停「三つ別れ」の向かい・若杉分岐(7:49) |
若杉地区の民家(8:09) |
|
作業道分岐(8:27) |
林道分岐(8:41) |
|
林道が消滅する堰堤の下(8:58) |
林道が消滅する堰堤の上(8:59) |
|
神郷三国山から日南町豊栄(とよさかえ)の木谷峠にかけての陰陽分水嶺歩き。バス停「三つ別れ」前の県道11号線導流体に車を駐める。若杉川右岸に沿う里道に入り、南進。1.2㌔ばかりのところに大きな一軒家があり、その先から未舗装の林道になる。道々、八重桜やイチリンソウ、ミヤマヨメナ、ラショウモンカズラなどの草花が咲き誇って迎えてくれた。一軒家から20分のところで、作業道が左に分かれる。若杉峠に至る波線径と思われる。右の谷沿いの道をさらに700m、道はふたたび分岐する。谷沿いの道を選んで左岸に渡る。250m先の谷の二俣に地形図の道らしいものは見当たらない。この際、右谷の道をたどってみるが、すぐに荒れてくる。ひどいところは、川の中に道の痕跡を残しているような有様。と言っても、イバラ7藪はなく、そこそこの道である。やがて、砂防堰堤の天端で林道は消滅し、右谷に大型ふとんかごを積み上げた巨大な法面が立ち立ち上がる。左端に付けられた水路の縁を登っていくと、奥日野広域農道に出た。想定外の地域研究になったが、とんだ遠回りをしたものである。 | ||
三国山トンネル北出口(9:08) |
1040m峰北尾根への取付(9:19) |
|
1040m峰山頂 樹木越しの山は神郷三国山(9:51) |
神郷三国山山頂(10:16) |
|
道後山から名谷山 三国山山頂より(10:16) |
鬼林山 三国山山頂より(10:16) |
|
さいわい、三国山トンネル北出口の左に、立派な作業林道が、1040m峰北面襞に沿って付けられている。道々、素敵な景色を眺めながら、大楽ちんをして1040m峰北尾根に至る。ここから林道は、つづらに折れて下っている。若杉谷の林道につながっているのだろうか。かつて1040m峰北尾根には、山頂北面まで作業道があったようだ。現在、明瞭なのは標高890mあたりまでで、その上はササが茂っている。それなりのヤブ漕ぎをやって1040m峰山頂に上がると、樹木越しに名谷山(なたにやま)や三国山が見えた。東側の頂稜は作業道の終点になって開け、三国山の北東稜線が一望できる。目指す木谷峠は、遙か彼方。とりあえず、三国山に向かう。南西面がヒノキ林で、下生えも大したことはない。20分ばかり要して、三国山山頂に達す。北面の切り開きに、道後山、名谷山、鬼林山(きりんざん)などを同定する。ここは三国境、いよいよ鳥取県(日南町)と岡山県(新見市)の境界尾根がはじまる。 | ||
1045m標高点(10:48) |
若杉峠(11:20) |
|
若杉峠に祀られている石仏(11:21) |
936m峰山頂(11:28) |
|
936m峰南西尾根の切り開き径(11:36) |
1064m峰山頂(12:26) |
|
1064m峰北尾根標高990mあたり(12:47) |
1031.4m峰山頂(13:04) |
|
737m峰南の鞍部(13:42) |
木谷峠(14:18) |
|
北東に続く境界尾根には登山道があり、三国山山頂から380mばかり先で、東の支尾根に下っている。30分もあれば、三室林道宇谷支線の登山口に出るらしい。北の境界尾根にも堀切径はあるが、ササに覆い隠されて、その気にならないと分からない。高度を下げていくと、ササは薄く、丈も低くなって歩きやすくなる。やがて明瞭な径になり、鞍部辻の若杉峠に降りた。スギを背にした石の仏さまが祀られている。936m峰に登り返すと、明るいカラマツ混交林になり、広い切り開き道が現れる。ひざ下のササが茂るところもあるが、道は明瞭。難なく1064m峰に達す。きれいに刈り払われた山頂の真ん中に、図根三角点が設置されていた。この山域にこれ以上の休憩ポイントはあるまい。さっそく、お弁当を広げる。展望ピークとはいかないが、樹木越しに四周の山(名谷山、1054.7m峰、1031.4m峰など)が同定できた。続く北尾根にも踏跡はある。ササに覆われているところが多いが、1031.4m峰(ウドノ頭)までは、地籍調査のピンクテープがある。その先は、ひと下りで下生えのないスギ林、雑木林になる。所々に踏跡のないバカ尾根もあるが、国調杭に助けられて、難なく木谷峠に降り立つ。 | ||
出会った草花 | ||
ミヤマヨメナ(キク科) |
イチリンソウ(キンポウゲ科) |
ラショウモンカズラ(シソ科) |
ムラサキケマン(ケシ科) |
キケマン(ケシ科) |
マルバコンロンソウ(アブラナ科) |
イカリソウ(メギ科) |
ヒメオドリコソウ(シソ科) |
シャガ(アヤメ科) |
軌跡図 |
所要時間:6時間56分、歩行距離:15.7㎞ |