鬼ヶ城山(おにがじょうやま)白木山(しらきやま)押手山(おしてやま)
 
単独 2016.02.04 
JR上深川駅(7:47)→鬼ヶ城山登山口(8:02)→鬼の釜分岐(8:25)→鬼の釜(8:36)→二十畳岩(9:17/25)→KDDI電波塔(9:39)→鬼ヶ城山(9:48)→798m峰KDDIリレーステーション(10:20)→中尾山中電無線中継所(10:33)→桐原分かれ(10:41)→白木山(11:22/57)→743m峰(12:29)→高谷分かれ(12:42)→押手山(12:53)→作業道(13:24)→416m峰(13:46)→山陰幹線341(14:21)→長迫集落下山地点(14:36)→ガラスの里(15:13)→JR可部駅(16:13)
アルバム

上深川橋(7:49)

鬼ヶ城山登山口(8:02)

鬼の釜(8:35)

二十畳岩(9:18)

二十畳岩の上部にある巨岩(9:19)

高鉢山連山
 二十畳岩上部の巨岩より(9:25)

上深川と木ノ宗山など 二十畳岩上部の巨岩より(9:25)

KDDI電波塔横の鬼ヶ城山取付(9:41)
県北に雪が少ないので、このところ広島市近郊の山歩きが続いている。頂に立ち、辿ってきた稜線に思いを馳せるのも楽しいが、目の前に広がる山域に新たなルートを描くのも、また愉しい。で、先週の高鉢山塊に続いて、三篠川を挟んで北西に連なる白木山塊を訪れた。起点はJR芸備線上深川駅。駅前の里道を北に取り、上深川橋を渡って道なりに北上する。民家が途切れて程なく、白木山ハイキングコースの案内板が現れ、里道はここで終点となる。登山道は、右の斜面に取り付いて先の砂防堰堤を乗り越したあと、東畑川に沿う。沢径を10分計り上がったところに「鬼の釜」分岐があり、メインルートは右岸の尾根に取り付いている。沢沿いに300m計り上がると大岩があり、右下の竈のような窪み穴の前に「鬼の釜」の札が立っていた。鬼ヶ城山にちなんで名付けられたのだろうが、この大岩、どこから眺めても釜には見えない。分岐に戻るのは面倒なので、大岩の上から西横手に行って登山道に出た。ちょうど展望岩の上で、木ノ宗山(きのむねやま)と椎村山(しいむらやま)が小島のように雲海に浮かび、後背に呉娑々宇山から長者山にかけての連なりが一望できた。350m計り上に二十畳岩への分岐があり、寄り道。そこは、巨岩累々、岩峰が屹立する素敵な展望台になっていた。二十畳岩上部の巨岩のてっぺんに上がれば、三篠川左岸の主稜線をことごとく眺めることができる。しばし絶佳の眺望を楽しみ、支尾根を直登。すぐ登山道に合流して、ひと上りするとKDDI電波塔の建つ林道に出た。左に取れば天狗岩であるが、割愛。

鬼ヶ城山山頂(9:48)

798m峰KDDIリレーステーション(10:20)

桐原分かれの白木山登山口(10:42)

白木山山頂直下の雨量観測中継所(11:19)

鬼ヶ城山連山 白木山雨量観測局より(11:20)

高鉢・安駄連山 白木山雨量観測局より(11:20) 
鬼ヶ城山への登山道は林道の向かい斜面にあり、5分で雑木の山頂に達した。北尾根の道はすぐ林道に合流。白木山に向かう稜線に沿って、網の目のように林道、作業道が付けられている。尾根筋の径を辿る。鹿避けネットが施された植林地ピークを巻くところもあるが、径は明瞭、容易である。798m峰は、KDDIリレーセンターが建っていて山頂には立てない。続く776m峰も中電の中尾山無線中継所があって同じである。電波塔のある山頂尾根もフェンスをへつるなどして、できるだけ尾根筋を歩く。776m峰東鞍部に白木山登山口があった。左に林道を下って行けば、可部の桐原(とげ)に至るようだ。この登山口から白木山山頂まで約1.9㌔、よく踏まれた緩やかな上りが続き、40分を要す。白木山の広い山頂を一巡して、南西直下の雨量観測所まで戻り、少々早めの昼食。右手に辿ってきた鬼ヶ城連山、正面に高鉢・安駄連山を眺めながらのひと時は、至福である。

白木山山頂(11:22)

743m峰山頂(12:28)

高谷分かれ(12:42)

押手山山頂(12:54)

押手山
 山陰幹線鉄塔341の南西ピークより(14:22)

長迫集落の下山地点(14:37)
   

高松山西面の土石流跡(15:45)

JR可部駅(16:13)
今一度、白木山山頂に立ち、北西方面(堂床山や備前坊山など)を眺めやって押手山縦走路に入る。すぐ、桧山へ下る主稜線の道が右に分かれる。こちらもよく踏まれているので、うっかり入ってしまいそう。白木山登山道には及ばないが、縦走路も明瞭で、容易に押手山に達した。押手山からは、登山道を捨てて北西尾根へ下る。25分ばかり行ったところで作業道を横切る。尾根は416m峰で西に転じて長迫集落へと下っていく。途中に山陰幹線鉄塔314があって、押手山の頂稜が眺められる。ヒノキや雑木の途切れることのなかった尾根も、このあたりでようやく開けた感じになる。一息いれて、里山の尾根を15分計り下っていくと、集落に降りた。これよりJR可部駅までの道のりは、約7㌔。可部の町をめぐりながらウォーキングを愉しむ。なお、当初予定していた高松山縦走には時間が足りない。改めて訪れることにしよう。



軌跡図
                                                   所要時間:8時間26分、歩行距離:21.4㎞ 
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである。