高羽ヶ岳・物見ヶ岳 |
単独 2015.12.08 ☁|☀|☂ |
道の駅「長門峡」(7:55/8:00)→たたら林道起点(8:21)→たたら林道終点(8:40)→谷コース→尾根コース分岐(8:48)→露岩滝(9:20)→尾根径(9:56)→高羽ヶ岳(10:06)→岩倉峠(10:41)→物見ヶ岳(11:11/19)→天狗岩(11:23/47)→物見ヶ岳南西の岩稜ピーク(11:53)→644m峰(12:13)→送電線鉄塔新山口幹線58(13:04)→県道334号引谷篠目線の分水嶺峠(13:54)→R9(14:36)→起点(14:52) |
道の駅「長門峡」(8:08) |
たたら林道への入口(8:17) |
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たたら林道起点(8:21) |
たたら林道終点・尾根コース谷コース分岐(8:41) |
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鑪川の露岩滝(9:20) |
高羽ヶ岳山頂(10:14) |
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岩倉峠(10:42) |
物見ヶ岳山頂(11:11) |
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前回(15.12.05)に続いての陰陽分水嶺歩き。阿東町出雲東分(いくもひがしぶん)の、道の駅「長門峡」南側駐車場に車を駐める。阿武川両岸の山裾は朝霧に煙って、気温は3℃。R9を北東に600m、長門峡駐在所の先で右の里道に入る。阿武川踏切を渡って程なく、たたら林道が右に分かれる。山側の小さな空き地に御堂跡、薬師堂跡の札が立っていた。鑪川左岸の林道を辿る。しばらく行くと、谷には伐採された棚田跡地が開け、林道は山道になって分岐する。右は崩ヶ谷(つえがたに)への乗越径のようだ。谷沿いの山道は、すぐ先で再び分かれる。左は鑪川を渡って右岸尾根へ取り付いている。分岐に高羽ヶ岳尾根コース、谷コースの標識が立っている。右の、谷コースを行く。270m計り入ったところに、右岸スギ林斜面への取付がある。地籍調査のテープやペイントもあるが、きっと尾根コースへのエスケープルートだろう。伏流する沢沿いの径が少し続いて、サラサラ水流の斜滝が現れる。径は右岸巻き径になり、斜滝のかかる谷を見下ろしながら高度を上げると、なかなか立派な滝に出会う。この滝の少し上で露岩の谷は終わり、径は水流のなくなった谷に戻る。急なガレ径でひと汗かいて、3日前に辿った尾根径に上がる。10分で高羽ヶ岳に達し、これから向かう物見ヶ岳への山稜を眺めやる。好晴で風もなく、東鳳翩山までくっきり見える。爽快な心地になって物見ヶ岳に向かう。南西の708mピークの南東面に作業道を見る。先の岩倉峠でも出合ったので、地形図にある破線径は、まぎれもなく作業道のようである。岩倉峠の枯木に高羽ヶ岳・物見ヶ岳登山口と記されているので、仁保上郷(にほかみごう)方面からこの作業道を利用する人もいるのだろう。岩倉峠の別名を「カヤトのハラ」と呼ぶだけあって、この作業道にはススキがしっかり茂っている。高羽ヶ岳~物見ヶ岳縦走路は、よく踏まれているうえ懇切なテープがあるので容易。1時間とかからない。 | ||
天狗岩(11:22) |
高羽ヶ岳 天狗岩より(11:25) |
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物見ヶ岳以西の陰陽分水嶺 天狗岩より(11:26) |
龍門岳、東鳳翩山など 天狗岳より(11:47) |
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644m峰山頂(12:12) |
送電線鉄塔新山口幹線58(13:04) |
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県道334号引谷篠目線の分水嶺峠(13:54) |
JR山口線橋本第2踏切(14:08) |
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物見ヶ岳山頂に呼名どおりの展望はないが、南陵の突端に天狗岩という懸崖があり、素敵な展望台になっている。北東に縦走路で叶わなかったピラミダルな高羽ヶ岳山容を、西に龍門岳から東鳳翩山にかけての連なりを眺めることができる。そして南には周防の山々が広がり、狗留孫山(くるそんざん)、白石山、真田ヶ岳(しんたがだけ)、蕎麦ヶ岳(そばがだけ)などを同定できる。この先ヤブ尾根になりそうなので、少し早いが昼食にする。ところが、お湯を沸かし始めるとにわかに雲行きおかしくなって、小雨がパラつきだした。上がるのを待つのはじれったく、携行食のパンで済ませる。陰陽分水嶺は、物見ヶ岳南西の岩稜ピークで南に分かれる。急斜面を木登りで下って行くと、地籍調査テープが付いた切り分け尾根になった。時おり灌木が茂って踏跡は途切れるが、ササの下生えがない。前回のヤブ尾根に比べれば、まるで遊歩道だ。難なく644m峰、送電線鉄塔新山口幹線58を経て、県道334号引谷篠目線に出ることができた。そこから南に200m計り上がった峠までは、県道が分水嶺になっている。峠で龍野岳方面へ続く分水嶺取付の様子を確認。切土になってよく茂っている。尾根には切り分け径があることを願って、篠目への県道を下る。車に一度も出会わなかったが、1車線ギリピンの狭いところ多々あり。峠から40分で橋本第2踏切を渡って、R9に出た。起点まであと一息だが、車の往来激しく、愉しくはない。 | ||
軌跡図 |
所要時間:6時間52分、歩行距離:17.1㎞ |
この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである。
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