むすび山・京太郎山(きょうたろうやま)萩原山(はぎわらやま)向歯無山(むかばなしやま)
 
単独 2015.10.15 
邑南町役場(7:20/43)→送電線鉄塔桜江矢上線48(8:11)→むすび山(650.9m峰)(9:00)→林道の峠(9:04/10)→休憩所(9:13)→京太郎山(10:05)→大利峠(11:05/10)→自然歩道分岐(11:13/16)→萩原山歩道分岐(12:05)→萩原山(12:14/48)→送電線鉄塔中国中幹線126(13:01)→自然歩道分岐(13:08)→向歯無山(13:27)→林道(14:01)→林道入口(14:14)→起点(14:47) 
アルバム

県道112号線分岐 後背はむすび山
(650.9m峰)(7:48)

原山(右) 後原集会所手前より(7:55)

送電線鉄塔桜江矢上線巡視路取付(8:06)

650.9m峰東尾根(8:25)

650.9m峰山頂(9:00)

京太郎山取付(休憩所の下)(9:10)
原山に続く石見地方の山歩き。邑南町役場の駐車場に車を置く。県道7号浜田作木線を東に行き、300m先の四差路を左に取って県道112号三次江津線に入る。のどかな田園の道で、行く手に形の良いむすび山(650.9m峰)が立ち上がり、左手に原山、右手に萩原山、向歯無山がたおやかな稜線を引いている。後原集会所を過ぎて700m計りのところで、送電線巡視路が左に分かれていた。ちょうど、むすび山の東尾根末端で、期待して取り付くが、道はすぐ上の送電線鉄塔(桜江矢上線48)で終わっていた。ヤブに分け入ってみると、尾根筋はスギ、ヒノキの植林帯になり、ササの下生えも薄く、かすかな踏跡まで現われた。で、巡視路取付から50分で、難なくむすび山山頂に達することができた。潅木に囲まれているが、南西面に少し開けたところがあって、熊ヶ峠(くまがたお)が垣間見える。その右のピラミダルな山は672m峰だろうか。三角点はササに埋没。西尾根には明瞭な踏跡があり、4分で林道の峠に出た。峠の南北両側に立派な駐車スペースがあるが、京太郎山への取付は茂って判然としない。また、地形図に記されている電波塔も見当たらない。とりあえず、休憩所への標識がある南側から取り付いてみる。
 

休憩所(9:13)

京太郎山山頂(10:05)

大利峠西出口(11:10)

大利峠東出口・自然歩道分岐(11:13)

萩原山 自然歩道より
(791.5m南面)(11:38)

大江高山火山群 自然歩道より
(791.5m南面)(11:39)
ササは乳下近くまで茂っており、休憩所はササの海に浮かんでいた。休憩所に取り付けられた階段は朽ちて、踏み抜く一歩手前の状態。床は健在だけれど、南西面は樹木が育って眺めはよくない。うーむ、である。京太郎山への尾根径はササに蔽われているが、明瞭で難しいところはない。休憩所から50分で京太郎山山頂に達した。展望はなく、頂稜の踏跡はササに蔽い尽くされている。なので、登ってきたルートを戻るときは、南東尾根への取付点に赤布など付けておくのが良い。北東尾根を辿って、大利峠(おおりとうげ)に向かう。こちらは踏跡が見え隠れして、バカ尾根もなく、容易に下ることができた。峠近くで送電線巡視路に出合う。辿れば大利峠洞門の東出口の先に降りるようだが、洞門の上に出たあと、西出口に回った。期待していた送電線鉄塔中国中幹線120からの眺望は、さほどではない。洞門を潜り、東出口から萩原山へ続く左の舗装林道(中国自然歩道)に入る。791.5m峰の北尾根を回り込むと、北のかなたに大江高山火山群や三瓶山が望まれ、行く手に萩原山が姿を見せた。
 

萩原山山頂(
12:47) 

京太郎山 中国中幹線126より(13:03)

向歯無山山頂(13:27)

向歯無山東の林道(14:02)

むすび山(左)、熊ヶ垰、栃山
 上別所の里道より(14:26) 

石見冠山
 中別所の里道より(14:33)
林道は萩原山の西面をジッグザッグに登って、山頂西の電波塔まで続いている。そこから100m計り東が頂上のようで、自然歩道案内図と休憩テーブルが設えられていた。展望はない。昼食を済ませ、南西尾根の道を下る。自然歩道として整備された道が、向歯無山との鞍部から北側の谷に下っていた。辿れば、萩原山の北東面に付けられた林道に出て、断魚渓に至ると思われる。この鞍部の少し手前に中国中幹線126の鉄塔があり、京太郎山を眺めることができる。向歯無山に向かう尾根にも径があり、鞍部から300m計りのところで北の枝尾根に下っていた。送電線巡視路のようだ。巡視路らしい径を捨てて、踏跡の見え隠れする尾根を上っていくと、程なく向歯無山に達した。雑木の山頂に展望はない。尾根筋のはっきりしない東尾根の急斜面を木登りで下ると、30分で林道に出た。右に取ると15分足らずで里道に合流して、田園の中をポレポレ起点に還る。途中、於保地(おおち)盆地を取りまく山々を眺めやることができ、大満足である。



軌跡図
                                                   所要時間:7時間04分、歩行距離:16.1㎞ 
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである。