つむぎ谷
 
単独 2015.07.30 
三葛地区活動促進センター(7:50/8:08)→入渓(8:21)→F1(8:27)→F3(8:48)→F5(9:15)→F6(9:20)→F7(9:35)→F8(11:01)→F9(11:11)→F10(11:14)→F11(11:43)→F12(11:54)→F13(12:01)→ドラム缶(12:11)→露岩(12:18)→遡行終了点(12:24/58)→稜線(13:29)→大岩(13:45)→二枚岩(13:50)→額々山(14:01)→広高山作業道(14:19)→広高林道終点(15:19)→広高林道起点(15:56)→起点(16:05) 
アルバム

三葛地区活動促進センター(8:07)

河内橋 奥の谷がつむぎ谷(8:09)

F1(8:27)

F5(9:15)

F6(9:22)

F7(9:35)
吉和からR488(中津谷渓谷)、三坂八郎林道を通って匹見町三葛に入る。毎度のことながら、渓谷沿いに延々と続く一車線の道にはうんざりする。三葛地区活動促進センターに車を駐める。すぐ上の河内橋を渡り、つむぎ峡の案内標識に従う。程なく広い道は終わり、右岸に山道が続いている。右手の小径に入って左岸に移り、三つめの堰堤の用水取水路から渓に入った。程なく階段状のF1が現れる。カメラの防水措置に手間取るが、シャワークライミングすれば難はない。F2の上段は水量が多くて、右側を巻く。F3は左側を登る。F4はちょっと泳げば、C/Sの右側を簡単に越せるが、今回は右岸を巻いたような気がする。トポ情報では右岸がいずれも直登可とある。うーむ。核心部のF5は右岸を巻く。F6は右側に取り付くが、滑って怖くなり、左岸を小さく巻く。F7は、下段は左岸を、上段は右岸をへつる。下段落口で、左岸から右岸に跳び移るのがちょっと怖い。滑りそうに見えるがそうでもなく、容易に突破できる。
   

F8(11:01)

F11(11:43)

F12(11:54)

F13(12:01)

ドラム缶(12:11)

露岩(12:18)
F7を過ぎると、小滝やトチの巨樹にめぐり会いながらの沢歩きがしばらく続く。F7落口から70分余り遡って、ようやくF8が現れた。下段は右側を登る。上段は、「inapina」さん情報によると、右側の水流をシャワークライミングすれば、支点が取れて怖くないとのことである。が、カメラの防水措置を口実に、即、右の岩稜に取り付いた。落口から見る限り、支点が取れるのなら私でも登れそうな気がする。今度チャレンジすることにしよう。斜滝F9、二俣の露岩滝F10を越えても小滝が次々現れ、退屈しない。とりわけ、少し先で現れるF11、F12、F13の直登は愉しい。F13の少し上で、ドラム缶に出合う。さらに120m計り遡ったところで、右の支谷から露岩の滝が落ちていた。
   

遡行終了点(12:58) 

稜線(額々山西尾根)(13:29)

大岩(13:45) 

東のよけ岩手前の1278.9m三角点(14:01)

広高山作業道(14:19)

広高山作業道起点(広高林道終点)(15:19)
落口に上がってみると、もはや源頭域に近く、ここを遡行の終了点にする。昼食を取って右岸の尾根(1227m峰・ガクガク山北尾根)に取り付く。ヤブは大したことないが、きつくて長い上りだ。ヘロヘロになって稜線に上がる。11年前に訪れた折には、本流のウサゴエ谷を詰めたので、苦も無く稜線に出られたように記憶している。稜線を左に取って、1278.9m峰(二万五千分の一図の額々山)に向かう。途中で大岩や二枚岩(ガクガク岩?)をめぐるが、風折木や繁茂するササがその景色を台無しにしていた。そして、かつての尾根径は、かすかな踏跡になっている。東のよけ岩からの展望も、スギが育って寂地山がちょこっと見えるだけ。広高谷へ下る径に取り付くと、15分で作業道に出た。以前はなかった道で、この際、辿ってみる。随所にワサビ田を見かけるので、ワサビ栽培の作業道として造られたようだ。道は広高谷左岸から右岸に移り、山襞に沿って蛇行を繰り返しながら、オオタチ山谷の広高林道に合流している。そこから、舗装された広高林道が約3.4㌔計り続いて、ようやく三葛集落に入る。真夏炎天下の歩行はコタエル。くたびれ果てて起点に還った。やっぱり、つむぎ谷遡行の帰りは、右岸の踏跡を辿るのが、断然よい。



軌跡図
                                                   所要時間:7時間57分、歩行距離:16.0㎞