佐木島 |
2人 2015.05.31 ☀ |
三原港(8:25/57)⇒鷺港(9:10/18)→狗山登山口(9:30)→行者山(9:45)→皿松(9:57)→展望所(10:03/08)→明神山(10:18)→三古志峠(10:39)→狗山(10:57)→太平山(11:32)→二本松(11:47)→観音さん(11:54)→ねんねこ岩(12:20/54)→二本松(13:03)→太平山登山口(13:16)→向田港(13:42/14:30)⇒三原港(15:05) |
カミサンを誘って佐木島ウォーキングに出かけた。三原港8時57分発、因島重井行の高速船に乗る。約13分で鷺港へ着いた。港広場前の道を南西に辿ると、程なく県道361号佐木島線に出る。右に取り、500m計り先で左の小路に入る。100mも行かないところに辻があり、左の山手側に狗山(いぬやま)登山口の標識が立っていた。上がるとすぐ、右に山道が分かれている。ここが「佐木島アルペンルート」の起点のようだ。大師堂、行者堂を経て尾根に上がると、寺山を背にした鷺浦の家並みが足下に開けた。ルートは、行者山のポンプ場跡、皿松と呼ばれるマツの枯木を巡って165m峰展望所に至る。絶佳の展望所というわけにはいかないが、岩に上がれば、北にこれらか向かう明神山や狗山、東に因島の権現山や白滝山などが同定できる。明神山は潅木とコシダが茂る通過の山で、茂みの切れ間に尾道のしまなみが垣間見える。明神山からは西に転じて三古志峠に下り、狗山に上り返す。短いが、なかなかの急登である。狗山の山頂は開けてはいるが、潅木が邪魔をして眺めは今ひとつ。西に筆影山や竜王山、南に太平山(たいへいざん)を見ることができるが、島のてっぺんに上がって海の入らない眺めはつまらない。早々に南尾根を下り、大平山に向かう。ヤマツツジが道のほとりを彩っている。太平山の北尾根は、千畳敷と呼ばれる肩で西に分岐している。この支尾根に幸神(さいのかみ)ルートが下っている。250mも辿れば、みはらし岩があったらしいが、うっかり素通りしてしまう。太平山の山頂には、木陰の広場はあるが展望はほとんどない、と言ってよいと思う。南に10分も下ると、二本松と呼ばれる十文字峠に降りた。マツの樹はなく、右は向田(むこうた)、左は通行止め、と標識に記されている。かつて、向田から須上(すのうえ)へ越す峠道だったに違いない。この際、「観音さん」と「ねんねこ岩」に寄り道する。峠を上り返すと、小湯舟山と呼ばれる小ピークに三十三躰の観音さんが祀られていた。ここから東の支尾根に須上ルートが下っている。そして、ねんねこ岩は南東主尾根を100m計り行ったところにあった。幼児を包んだねんねこ半纏の形をしており、岩と言うにはあまりにかわいらしい。見晴らしも座り心地もお世辞にも良いとは言えないが、良い時間なので、ここでお弁当を広げた。蘇って、来た道を戻り、二本松峠から向田地区へ下る。県道に出て、右に800m計り行ったところが向田港で、桟橋の手前に磨崖和霊石地蔵(まがいわれいしじぞう)がある。お参りして来世の平安を念じ、14時30分発の三原-向田フェリーで島を離れる。船上から眺める佐木島の山嶺は、すっきりと美しい。 |
狗山登山口(9:30) |
行者山ポンプ場跡(9:45) |
|
165m峰展望所(10:03) |
三古志峠(10:39) |
|
狗山山頂(11:01) |
幸神分岐(11:26) |
|
太平山山頂(11:36) |
二本松峠(11:47) |
|
小湯舟山の観音さん(11:56) |
ねんねこ岩(12:20) |
|
磨崖和霊石地蔵(13:56) |
寺山、狗山(中央)、太平山 小佐木島西の海上より(14:08) |
|
軌跡図 |
所要時間:4時間24分、歩行距離:8.38㎞ |