極楽寺山(ごくらくじやま)
 
単独 2015.05.26 
楽々園(6:32)→倉重横断二号橋(7:09)→展望広場(7:17)→登山口(7:23)→二郎杉(7:52)→坪井方面分岐(7:57)→桜尾根分岐(8:03)→小畑山分岐(8:28)→一枚岩分岐(8:46)→一枚岩(8:54)→市境尾根(9:06)→小畑山(9:12)→送電線鉄塔西広島幹線71(9:15)→牛池林道(9:30)→牛池(9:45)→さくらの里(9:54)→蛇の池(10:16)→芝生広場→展望広場(10:29)→極楽寺(10:35/48)→極楽寺登山口(11:12)→起点(12:00)
 
先週(17日)に続いて、極楽寺山のルート調査。はじめに、二郎スギ尾根と桜尾根のルートを歩く。新しくなった倉重登山口の手前右手に微かな踏跡がある。取り付いて谷の右岸に渡ると、明瞭な径になり、180m計り先で分岐していた。牛池・二郎杉の札がある左の径を行く。直進する尾根径は桜尾根ルートと思われ、また、分岐の手前に谷へ下りる踏跡がある。これらは後ほど辿ることにしよう。左の径は、横手に谷を渡って東側の「二郎杉の尾根」に続いている。分岐から20分(約570m)のところに、二股の老樹、二郎杉が立っていた。さらに5分(約170m)で障子岩から流れる主尾根に上がる。先週下った見覚えのある尾根を急登すると、586.7m三角点に達し、その手前で桜尾根の道が北に下っていた。この道は、よく踏まれて歩き易く、15分で二郎杉分岐に戻った。すぐ下の踏跡は、谷を渡って倉重本コース(椿尾根コース)と繋がっている。桜尾根、二郎杉尾根への取付は、こちらが断然良い。倉重本コースを行き、小畑山分岐から北側の尾根径に上がり、市境尾根に向かう。分岐から18分(約600m)のところで、左から支尾根の道が合流している。少し入ってみると、「一枚岩の尾根」の表示があった。道は下の自然歩道に繋がっていると思われる。この際、一枚岩まで降りてみることにする。100m計り下ったところに光背の形をした岩があるが、何の表示もない。一枚岩はその少し下にあった。上の光背岩よりさらに小さいが、乾燥水田のような亀裂模様のある岩である。この岩が小さな石の集塊ではないことが、呼名の謂れのようだ。この手の奇岩の横綱格は、久米島のアンマーグスクではないかと思う。いずれにしても、光背岩も一枚岩も火成岩(安山岩か玄武岩)のようで、花崗岩類には見えない。うーむ。市境尾根に上がって、右に取るとすく、マツの樹に小畑山の札が付けられていた。かねて、北側の617mピークを小畑山の山頂と思っていたが、どうしたものだろう。617m峰の西側は、送電線鉄塔西広島幹線71が建つ開けたところで、窓ヶ山方面や極楽寺山稜線の素敵な展望地になっている。その先で、大杉集落に至る尾根道を捨てて左の送電線管理道に下り、牛池林道に出た。林道を辿り、15分で牛池に上がる。堰堤西側の道を右に取り、ヒノキ林のトンネル道を10分(約500m)も行くと、さくらの里に出た。展望台に上がってみるが、樹木が育って名ばかりになっている。蛇の池、芝生広場、展望広場経由で極楽寺に至る。蛇の池の睡蓮と芝生広場の緑の絨毯は今が見ごろ。青空の下に広がる静かな景色に、つい見とれてしまう。極楽寺にお参りして、阿弥陀堂の裏手(東)から坪井コースへ下る。今や極楽寺山のメインルートと言えば、平良参道と屋代コースであろうが、かつて五日市側は坪井コース(観音参道)だったように記憶している。今も丁石が残り、最短コースとして親しまれているようだ。極楽寺から25分(約1200m)で登山口に降り、坪井公園、観音神社を経て起点に還った。
アルバム

二郎杉の尾根への分岐(7:32)

二郎杉(7:52)
 

桜尾根分岐(8:02)

桜尾根・二郎杉コース分岐(8:22)
 

小畑山分岐(8:28)

小畑山の一枚岩(8:54)
 

小畑山山頂(9:12)

窓ヶ山、向山 小畑山送電線鉄塔より(9:15)
 

牛池林道(9:30)

牛池(9:45)
 

さくらの里(10:02)

観音参道下山口(10:47)
   



軌跡図
                                                   所要時間:5時間28分、歩行距離:21.1㎞ 
 極楽寺山の主な登山ルート