荒田山(あらたやま)
 
単独 2015.04.26 
捨河内(7:50/59)→魚切橋・林道王泊線入口(8:24)→862m峰(9:14)→荒田山(10:04)→赤テープ分岐(10:28)→電波塔(11:26)→シャクナゲの里(11:33/38)→恋路山東尾根取付(11:51/12:16)→尾根分岐(13:04)→起点(13:51) 
 
陰陽分水嶺を歩いた折り、その山容に心惹かれた荒田山と恋路山にチャレンジ。R187の立戸(たちど)から県道12号鹿野吉賀線に入り、捨河内集落外れの待避所に車を駐める。県道を米山峠方面に向かう。程なく、恋路山からの下山ルートに予定している西ヶ谷の林道が右に分かれる。起点から25分計りのところで魚切橋が架かり、左に林道王泊線が分かれる。ここから荒田山の南西尾根に取り付く。すぐに踏跡が現れ、スギ林の中を作業路が上がっている。が、気を良くしたのは30分足らずのことで、標高800mあたりから想定通り、ヤブ尾根に変身する。と言っても、時おりヒノキ林になったり、踏跡が現れたりして、容易に荒田山に達した。周りは雑木に遮られているが、きれいに刈り払われた明るい山頂で、別天地に飛び出した心地になる。上ってきた尾根の他に、北、北西、東に尾根が流れているが、いずれにも明瞭な踏跡はない。北側がヒノキ林の北西尾根に下る。下生えのササは腰下で、歩き易い。10分計り下ったところに赤テープがある。北側の斜面にもあるので、下生えのないヒノキ林の中を小河内川の谷に降りれば、出合(であい)に出る道があるのかもしれない。この際、二万五千分の一図にある破線の尾根を下る。西の支尾根に入って300m計りはササが濃く、登るのは難儀しそうだ。標高770mあたりはヒノキ林で、作業路が左(南)の谷に下っている。さらに下ると支尾根を縫うように作業道が現れる。標高500m付近まで下ると灌木が混んできたので、作業道をたどる。蓼野川の谷を間に恋路山東面が立ち上がっている。電波塔からは広い道になり、程なく捨河内集落に降りた。ちょうど「シャクナゲの里」の入口で、寄ってみる。谷の右斜面に五分咲きのシャクナゲが群生していた。土地を所有している方が、戦前から丹精込めて作り上げられたもので、その数は200株に及ぶという。いかにも手作りという感じで、とても感じがよい。傍らで大きなハナカイドウが満開になって彩を添えていた。県道12号線を下り、捨河内地区集会所の先で中国自動車道を潜る。二万五千分の一図の破線径取付で昼食。うまい具合にふとんかご工の法面があり、その中段に腰かければ、自動車道を目の前に置いて新緑の荒田山が一望された。破線径のルートに踏跡は残っておらず、標高650mあたりからササの下生えが本格的になる。尾根の分岐に至っても踏跡はなく、身の丈を越すササが途切れる様子はない。この分だと恋路山の山頂まで、あと90分はゆうにかかりそうだ。荒田山でのエネルギー消耗が過ぎたのか、ヤブに突っ込む気力は萎えて、あえなくUターン。次回は恋路山一本に絞って再チャレンジしてみよう。
アルバム

捨河内集落南端(県道12号鹿野吉賀線)(7:59)

西ヶ谷橋(県12)(8:03)
 

林道王泊線入口・魚切橋北詰
(8:25)

826m峰(9:14)
 

荒田山山頂(10:05)

赤テープ分岐(10:28)
 

恋路山954m峰 荒田山東面標高550m付近より(11:22)

荒田山 恋路山取付より(12:15)
 

恋路山取付(12:15)

恋路山東尾根の引返し地点(13:04)
 

河内神社(13:42)

シャクナゲの里(13:46)
   



軌跡図
                                                   所要時間:5時間52分、歩行距離:9.59㎞