吉和冠山 |
単独 2015.01.13 ☀ |
松の木峠(7:20/36)→高圧線鉄塔(打梨六日市線54)(8:09)→冠山トンネル排煙塔(8:18)→作業道四叉路(8:27)→ワサビ田(9:04)→タキガ谷(9:11)→作業道(9:23)→作業道終点(9:36)→国体コース(10:00)→1129m峰(10:22)→クルソン仏岩(10:38/44)→クルソン谷分岐(10:58)→吉和冠山(11:33/12:01)→太田川源流碑(12:16)→東寂地山(13:05)→土滝山(13:38)→展望処(13:48)→起点(14:50) |
伴蔵原(ばんぞうはら)(冠高原)のR434旧道入口に車を駐める。東尾根から冠山に上り、県境尾根へ周回した。スノーシューを履いて、雪の原になった牧草地を横切る。高圧送電線(打梨六日市線)の管理道に取り付くと、送電線エリアが下刈りされて、とても見通しがよい。スギが植林されたようだ。県境尾根の末端あたりからスギの育成林になるが、径は北側の広葉樹林との境に沿ったりして、快適なスノーシューイングが愉しめる。鉄塔№53まで作業道が上がっていて、タテ川の木橋は堅固な鉄橋に架け替えられていた。おかげで、容易にタキガ谷右岸を上がる作業道に合流した。その上、合流後の作業道は除雪されたばかりで、スノーシューのクランポンがよく効いて、雪のない時より歩きやすい。作業道分岐(四叉路)から30分(約1480m)のところから、右のタキガ谷に降りる。支谷のワサビ田を横切らせてもらって北上し、本流を飛び石伝いに渡渉。そこは冠山東尾根から南に流れる枝尾根末端で、闊葉樹とスギが混交する穏やかな斜面であった。20分計り上がった広い尾根には作業道があるが、それも程なく終わりになる。ここから尾根筋を行くのが正当であろうが、雪に埋もれた大岩に魅せられて、しばらく谷沿いに北上した。国体コースのある東尾根に上がったのは、10時。枝尾根末端への取付から約50分を要す。1129m峰まで来ると、樹間越しにクルソン仏岩が見えてくる。クルソン谷右岸尾根に渡って、クルソン仏岩に寄り道する。厚い雪をまとったローソク岩に上がることなど、即断念。仏岩を岩棚から見上げるだけで大満足である。輝石安山岩の岩塔が青空に屹立している姿には、荘厳な趣すら漂っている。クルソン谷分岐まで来ると、汐原からの踏跡が上がっていた。が、オトウゴヤ谷水源の急斜面には、ほとんど役立たない。ヘロヘロになって冠山山頂に達す。北面の懸崖から十方、恐羅漢を眺めやり、てっぺんに戻って昼食。風のない青空の下でのひと時に蘇り、南尾根を下る。太田川水源碑に挨拶して、県境尾根に上がる。時間があるので、寂地山方面へ足を延ばしたものの、雪が重く、次第にからだも重くなる。この際、あまり訪れることのない東寂地山の山頂で良し、とする。あとは通いなれた県境尾根をたどるばかり。美しい雪のブナ森に鋭気をいただいて、満ち足りて起点に還った。 |
タテ川(フカ谷)に架かる鉄橋(8:14) |
冠山トンネル排煙塔(8:21) |
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タキガ谷支流のワサビ田(9:04) |
作業道終点(9:36) |
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クルソン仏岩(10:42) |
吉和冠山山頂(11:32) |
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恐羅漢山、十方山方面 冠山懸崖より(11:37) |
太田川源流碑(12:16) |
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東寂地山(1316m峰)山頂(13:05) |
土滝山山頂(13:38) |
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鬼ヶ城山、羅漢山 展望処より(13:48) |
伴蔵原(14:46) |
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軌跡図 |
所要時間:7時間14分、歩行距離:14.9㎞ |