石城山(いわきさん)行者山(ぎょうじゃやま)
 
単独 2014.12.07 
JR岩田駅((7:35/41))→伊賀登山口(8:31)→十王登山口(8:44)→遊歩道(9:11)→北水門(9:19)→龍石(9:24)→見張台(9:42)→東水門(9:47)→高日ヶ峯(10:00)→日本神社(10:11)→葦原神社(10:16)→石城神社(10:32)→神護寺跡(10:34)→西水門(10:47)→月の峯(10:53)→鶴ヶ峯(11:02)→星ヶ峯(11:11)→大峯(11:22)→NTT電波塔(12:40)→行者山(13:11)→JR田布施駅(13:49)
 
山間部には雪が降っているらしいが、まだ冬用タイヤに替えていなので、雪山は雪がもう少し落ち着いてからのことにする。で、今回は沿岸部の低山ウォーキング、光市の石城山に出かけた。JR岩田駅前より、県道光日積線(68)、県道下松田布施線(63)、県道石城山公園線(160)を辿る。石城山公園線に入って350m計りのところに伊賀口登山道の取付があり、その750m先に十王口の登山道取付があった。十王口登山道を25分計り上ると、神籠石(こうごいし)遊歩道に出た。左は北水門右は西水門の標識があり、立派な石城山史跡案内図が立っている。左に下って行くと、谷間に神籠石遺跡の北水門が現れ、古代びとの石積みの技術に驚嘆。その谷を上り返したところに、大きく口を開けた竜頭そっくりの奇岩、龍石がある。次の谷が北門で、上り返した尾根が見張台。北面が開け、物見ヶ岳から琴石山までが見渡せた。遊歩道は、東水門の先の尾根で神籠石から離れ、尾根沿いに西に転じる。程なく、高日ヶ峯への取付がある。寄ってみると、山頂の高日神社(妙見社)の東側が切り開かれて、周防大島、琴石山を見晴らす絶佳の展望所になっていた。南に下るとすぐ、遊歩道に合流。その先は、石城山山頂駐車場に至るまで、もろもろの神様の社が続く。五十猛(いたける)神社、物部神社、若宮社、葦原神社、日本(やまと)神社、磐山(ばんざん)神社、宇和奈利(うわなり)神社、荒神社などである。とりわけ、日本神社の社殿は新しく、立派で、すぐ下まで車道が上っている。山頂駐車場を右に見て、髄神門を潜り、石城神社の境内に入る。静寂なスギ木立の中に見事な春日造の社伝が建っていた。石城山は、東の高日ヶ峯を最高峰に、大峯、星ヶ峯、鶴ヶ峯、月の峯の五峰からなり、その間が平坦な鞍部でつながるという台状の山である。鶴ヶ峯と月の峯の鞍部に神護寺跡があり、北側に千手観音菩薩立像が祀られていた。150年前、この地に約四百名の奇兵隊が集結し、練兵が行われていたという。この際、西水門を巡った後で、月の峯、鶴ヶ峯、星ヶ峯、大峯と一筆書きしてみた。いずれの山頂も展望はない。下山は石城山公園線を10分計り下って、石城山光線(162)に入る。東面が時おり開け、周防の山々(琴石山や大星山など)が見える。700n計り下ったところで県道を捨て、南西西尾根に入る。10分ほどで、難なく里道に出る。時間もよいので道のへりで昼食を済ませ、NTT電波塔管理道を辿って石城山南西尾根に戻る。孟宗竹が繁茂して荒れているところもあるが、踏跡もあって、難なく行者山に達す。行者山山頂は、草の広場になっている。南面には、大星山を背後にした田布施の家並みが広がっている。行者堂と思われるコンクリートブロック建屋の前から径が下っており、辿ると12分ほどで波野の里道に出た。田布施駅の陸橋に至り、石城山から行者山の連なりを顧みる。
アルバム

伊賀登山口(8:31)

十王登山口(8:44)
   

神籠石・北水門(9:19)

龍石(9:24)
   

高日ヶ峯山頂・高日神社(10:00)

葦原神社(10:16)
   

日本神社(10:21)

石城神社髄神門(10:28)
   

石城神社(10:32)

神護寺跡・第二奇兵隊本陣跡(10:35)
   

月の峯山頂(10:53)

鶴ヶ峯山頂(11:02)
   

星ヶ峯山頂(11:11)

大峯山頂(11:22)
   

行者山山頂(13:11) 

田布施の家並みと大星山(13:13)
   

石城山から行者山の連なり 田布施駅陸橋より(13:48) 

田布施駅(13:49)
   



軌跡図 
                                                   所要時間:6時間08分、歩行距離:15.4㎞