オクビ山・天狗石山・高杉山・井屋山 |
単独 2014.11.16 ☀|☁ |
カタゾウ峠南東の峠(7:31/40)→作業道分岐(8:05)→作業道終点(8:37)→林道細見大塚線(8:50)→作業道入口(9:31)→オクビ山取付(9:37)→オクビ山(10:06)→深山分岐(10:11)→天狗石山(10:31/41)→ホン峠(10:58)→高杉山(11:24/57)→小マキ山(12:18)→タカラガ峠(12:31)→井屋山(13:04)→起点(13:28) |
才乙川と大暮川の間に連なる、天狗石、高杉山塊を歩いた。才乙林道を上がり、カタゾウ峠の先の十文字峠に車を駐める。広域基幹林道細見大塚線が南北に、林道才乙線が東西に交叉する峠で、才乙側に高杉山への登山口がある。当初、細見大塚線を深山方面に行って、オクビ山に取り付くことを考えていたが、この際、林道・作業道の踏査ということで、大暮側の作業道(迫耆迫線)を辿ってみることにする。目指す作業道の入口は、大暮の家並みが樹間に見える25分計り下ったところにあった。すぐに未舗装となるが、荒れたところはない。枯れた夏草の上に落葉が積もって、とても歩き心地が良い。入口から30分計りの、イラガ谷左谷右岸で作業道は終わっていた。2万5千分の1図で破線が途切れている地点だ。谷を横切って闊葉樹の疎林の斜面をひと登りすると、細見大塚線に飛び出した。道のへりの立札に、細見大塚線1工区/平成11年度と記されていた。右(深山方面)に1500mも行くと、右手に毛無山から阿佐山にかけての山嶺が見えるようになる。そして程なく、眼前にオクビ山が広がる。ススキの穂波の間に、針葉樹が点在する闊葉樹の山容が納まっている。とても美しい。トリゴエ谷左岸に移ると、大暮川沿いの道へ下る作業道が右に分かれ、その先で今度は左に作業道が分かれている。この道に入って5分計りのところで、右手のヤブに突っ込み、オクビ山の南面径に出る。オクビ山の南面は、とんでもない急斜面で、これが思いのほか長い。へとへとになってブナ林の山頂を乗り越す。一転、天狗石山の南面は穏やかで、美しいブナ林を味わいながら登る。天狗石山山頂からの眺めは素晴らしく、大江高山や三瓶山まではっきり見えた。来尾峠(京良原峠)への道を600m計り下ったところに分岐があり、左手に高杉山の大きな山体が見える。急坂を下り、ホン峠、鳥越の鞍部を過ぎるころから、年寄り山毛欅が目につくようになる。高杉山北面はブナ林の美しいところ、と言っていいと思う。高杉山の山頂は雑木とササに遮られて展望はないが、南東面に素敵な展望岩がある。ちょっとヤブを分けないと行けないので、訪れる人も少ない。その別天地で、西中国山地の山なみを眺めながら昼食をとる。同定できた山座は、掛頭、苅尾、恐羅漢、深入、十方、五輪、大箒、櫛、毛無、阿佐などなど。西面のリフト降り場も素敵な展望台で、これから辿る小マキ山や井屋山を眺めやる。小マキ山まではスキー場のゲレンデ、その先も手入れの行き届いた尾根径が続き、苦も無く才乙林道の十文字峠に降りる。途中、井屋山の北西面に皆伐地がある。かねて、向いのカブリ山から眺めて気になっていたところで、寄り道してみた。遠くから見ると、取付道の様子から公園のように見えたが、管理道の整備されたスギの植林地であった。 |
カタゾウ峠南東の十文字峠(7:37) |
作業道迫耆迫線分岐(8:05) |
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作業道終点(8:37) |
林道細見大塚線(8:50) |
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オクビ山 林道細見大塚線より(9:22) |
作業道分岐(9:31) |
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京太郎山、萩原山、三瓶山 天狗石山山頂より(10:41) |
大江高山 天狗石山山頂より(10:41) |
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高杉山 来尾峠分岐より(10:54) |
高杉山南尾根、苅尾山など 高杉山より(11:27) |
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井屋山北西面の植林地(12:51) |
熊の城山、櫛山、樋佐毛山 井屋山より(13:02) |
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軌跡図 |
所要時間:5時間48分、歩行距離:15.3㎞ |