栃山(とちやま)鷹ノ巣山(たかのすやま)灰郷スマモ山(はいごうすまもやま)
 
単独 2014.11.15 
筒賀多目的スポーツ広場(7:30/40)→小原大橋(8:26)→桜ヶ瀬橋(8:45)→林道終点(9:01)→作業道終点(9:37)→林道猪股線(10:07)→取付(11:00)→栃山(11:23)→栃山南峰(11:28)→鷹ノ巣山(11:41/12:14)→灰郷スマモ山(12:55)→鷹ノ巣山(13:30)→猪股山(14:02)→林道猪股線(14:36)→起点(14:43)
 
9月の鍋山山行で国道186号線を辿った折、中国道桜ヶ瀬トンネル東口の下で、筒賀川に橋が架けられているのを見かけた。今回はこの橋(桜ヶ瀬橋)を渡って、筒賀鷹ノ巣山を目指すことにする。県道五日市筒賀線(41)を捨てて林道猪股線に入り、多目的スポーツ広場の手前に車を駐める。猪又川沿いの県道を下る。途中、湯之谷川沿いに林道が分かれている。辿れば天上山林道に繋がるようで、今度歩いてみよう。鷹ノ巣谷の出合に鷹の巣橋が架かって、左岸沿いに作業道が続いていた。猪股林道に繋がっているのかもしれない。小原大橋(こばらおおはし)北詰を左に取り、R186を辿る。筒賀川の水は今日も清く澄んでいる。桜ヶ瀬橋の下にトユ状の流れがあり、道路から見下ろすと、天空へ駆け上がる龍の姿に似ている。桜ヶ瀬橋を渡って林道に入る。倒木や草木が茂って荒れてきているが、立派なトンネルまで掘られた舗装林道である。対岸に大井の集落が見えるなどして、なかなか眺めも良い。その愉しい道も750m計りで終わりになる。モミ、ヒノキ、マツが混交した急尾根に取り付いて30分ほど頑張ると、再び作業道に出ることができた。地形図で分かっていたとはいえ、ひと安心である。未舗装の作業道であるが、広く、茂っていた草木も刈り払われて、よく管理されている。一帯のスギ、ヒノキ林に手入れが行き届くことを願うばかりだ。作業道は栃山北東尾根の東面に沿って2.7㎞計り続き、猪股林道に合流する。鷹ノ巣谷左俣の突き上げ鞍部に当たり、道はここから尾根の西面(筒賀川側)へ移る。時おり行く手の樹林が途切れ、立岩、市間の山嶺を垣間見る。舗装林道には落ち葉が散らばって、日よりもよく、とても心地のよいウォーキングである。道は栃山の西面に回り込み、オクノハラ谷に下っているが、支谷のハチノシリ谷源頭部で栃山へ取り付く。ササ尾根に上がってひと登りすると、見覚えのある栃山に着いた。南尾根に微かな踏跡があり、程なく南峰に達す。こちらのほうか標高は高いが、ヤブの岩稜で山頂の趣きはまるでない。さらに南尾根を辿って、町界尾根に上がる。ここが鷹ノ巣山の山頂で、ブナやナラの疎林に膝下のササが下生えしている。少し早いが昼食を済ませて、灰郷スマモ山まで足を延ばす。町界尾根の切り分け径は、茂っているところもあるが、西側の植林地の中を行けば難はない。灰郷スマモ山は、筒賀の観光マップなどには奥の平山と記されている。鷹ノ巣山と似たり寄ったりの闊葉樹の疎林の山頂で、雪のよく締まった春先に訪れるのが良い。が、此度もスマモ山の北尾根から晩秋の鷹ノ巣山を眺めることができて、大満足である。鷹ノ巣山に戻り、町界尾根を東に辿る。踏跡は明瞭で、鷹ノ巣山から70分計りで多目的スポーツ広場前の林道に降りた。
アルバム

多目的スポーツ広場の手前(林道猪股線)(7:40)

桜ヶ瀬橋(R186)(8:44)
   

桜ヶ瀬林道のトンネル(8:56)

桜ヶ瀬林道終点(9:01)
   

作業道終点(9:37)

作業道と林道猪股線の出合(10:25)
   

栃山への取付(林道猪股線)(11:00)

栃山山頂(11:23)
   

鷹ノ巣山山頂(12:14)

鷹ノ巣山 灰郷スマモ山北尾根より(12:40)
   

灰郷スマモ山山頂(12:55)

多目的スポーツ広場(14:40)
   



軌跡図 
                                                   所要時間:7時間03分、歩行距離:18.8㎞