香仙原(こうせんばら)赤土山(あかつちやま)
 
2人 2014.11.03 
滑峠(9:23/26)→香仙原登山口(9:27)→香仙原(10:45)→赤土山(11:08)→小石谷口分岐(11:34)→展望岩(11:59)→(昼食)→1123mピーク(12:38)→小石谷口分岐(13:05)→小石谷口(13:36)→右ノ谷橋(14:26)→起点(14:38
 
カミサンに安蔵寺山塊の紅葉を見せたいと思った。滑峠(ぬめっとう)の道路端に車を駐める。幹線林道波佐阿武線に入って100mのところに、香仙原登山口がある。スギ林の斜面を急登し、5分で尾根に上がる。落葉が敷き詰められた尾根径を辿る。傾斜は緩やかで、あたりの闊葉樹は半ば落葉して明るい。心地よさが勝って、まるでキツさを感じない。カミサンの歩調はゆっくりしているが、ノンストップで香仙原に達す。スギ林が北風を遮っている、明るく穏やかな山頂だ。一息入れて、北東に尾根を辿れば、20分で赤土山。南北約130mの細長い山頂で、北端に山名標識が立っている。下りはじめると、安蔵寺山の大きな山体が眼前に広がる。まだ先の長い様子に、カミサンは複雑な表情。赤土山北東尾根は両側が闊葉樹の疎林で、北風をまともに受ける。おまけに日が陰って寒さは倍増する。小石谷口分岐で、もはや11時半を回っている。とにかく、行けるとこまで行ってみることにして、安蔵寺山西尾根へ上り返す。急な痩せ尾根は足場が悪く、カミサンのピッチは上がらない。それでも、分岐から25分で展望岩に達した。岩の上に上って、たどり越し赤土山、香仙原の稜線を眺めやる。たおやかで美しい。カミサンにも見てもらいたいが、岩を攀じる気配はない。冷たい風が吹きさらしているので、無理に誘うのは止めにして、1123mピークまでひと登りする。もはや12時、北風を避けて南面で昼食をとる。人心地ついたので、もう少し行ってみることにする。100m計り行くと開け、安蔵寺山への最後の道程を目の当たりにする。カミサンは安蔵寺山頂に立ちたいようだが、このペースだと、まだ30分以上かかりそうだ。逡巡のすえ、ここでUターンする。小石谷口分岐までの急な下りを、カミサンは難なくこなした。うーむ、これなら行けたかもしれない。来た径を戻るのはつまらないので、小石谷口へエスケープして、幹線林道波佐阿武線をポレポレと起点に帰った。今度は是非、小石谷口を起点に、安蔵寺山北尾根を巡ってみることにしよう。
アルバム

滑峠(9:25)

香仙原登山口(9:27)
   

香仙原頂稜の南西尾根取付付近(10:42)

香仙原三角点(10:45)
   

赤土山山頂(11:07)

安蔵寺山 赤土山より(11:08)
   

小石谷口分岐(11:34)

安蔵寺山西尾根の展望岩(11:58)
   

香仙原、赤土山 展望岩より(11:59)

樹間越しの安蔵寺山 1123mピークより(12:31)
   

小石谷口(13:37)

幹線林道波佐阿武線(13:48)
   



軌跡図 
                                                   所要時間:5時間12分、歩行距離:12.1㎞