比婆竜王山(ひばりゅうおうざん)
 
単独 2014.10.26 
熊野神社Ⓟ(9:46/56)→熊野神社拝殿(10:09)→鳥尾の滝(那智の滝)(10:32/40)→竜王山休憩所(11:40/49)→竜王山(11:58/12:08)→竜王山山頂駐車場(12:12/13:07)→鳥尾の滝(13:53/14:01)→熊野神社拝殿(14:17)→起点(14:24) 
 
平成26年秋のグルメ山行は、竜王山。比婆山熊野神社の駐車場に車を駐める。食材や飲物を分担して、にぎやかに出発。早速、大鳥居横の自然歩道案内図を認めて、みんなで今日の行程を確認し合っている。久しぶりの山行に、不安げな顔の者が数名見受けられる。参道石段の取付で使用前の記念撮影。参道の両側に立ち並ぶスギの巨樹にパワーをいただきながら、ポレポレと上る。髄神門への石段で、早速、「えらい」を連発している会長。本殿に参拝し、みんなの安全山行を祈願する。左手から「古事記の路」に入ると、牛馬荒神、三宝荒神、金蔵神、磐境(いわさか)、二宮、三宮の社が続いて現われる。程なく林相はスギからブナに変わり、明るい谷の左岸道を黙々と上る。鳥尾(ちょうお)の滝(那智の滝)で一休み。心地よさそうに休んでいるみんなを急き立てて、出発する。滝の落口(天狗岩)に案内するが、水流は小さく、雑木が邪魔をして見どころはない。天狗の相撲場で二回目の休憩。またも出発の号令で、みんなの楽しそうな談笑を中断する。ここから始まる堀切坂は、思いのほか長い。美しい落葉径を味わうゆとりなど、なさそうな人も見受けられる。冷たいようであるが、ノンストップで休憩所まで上がってもらう。休憩所のコンクリートの劣化はひどいもので、とりわけ軒は今にも剥がれ落ちそうな状態である。化学的劣化外力に、冬の寒さが拍車をかけているのだろうか。キャンプ場のトイレや炊事棟なども同様である。山頂東面広場からキャンプ場にかけての広い緑地は、よく手入れされているが、コンクリート構造物まで手が回らないのであろう。休憩所で三回目の大休みをして、ようやく山頂に達す。所要時間は2時間、まあまあというところか。山頂からの素敵な眺めに、みなさん大満足、と思う。いっとき、立烏帽子、池ノ段、御陵の比婆山連山を眺めやり、草原の草花に親しむ。風が冷たいので、東面の広場までに降りて、昼食にする。今回のメニューは、Fさん企画の「とっても簡単チキン鍋」である。200mLばかりの水を入れた鍋に白菜、舞茸、鶏肉などを放り込んで煮込み、だし汁、しょうゆで味付けしたもの、だったと思う。みんなニカニカ顔で美味しくいただく。デザートのミカンで締めて、下山を開始。日が陰って冷たい風が吹いているが、みんな完全復活している。キャンプ場入口の三叉路に小さな石像が祀られていた。右手に宝珠を持ち、左手に鑰(鍵)を持っていることから、弁財天眷属神のひとり、印鑰童子(いんやくどうじ)と思われる。謂れを知りたいものである。堀切坂をそろそろ下り、ミズナラの巨樹にさようならをして、鳥尾の滝で大休みする。熊野神社本殿で、105年前に奉納されたという狛犬を観賞。みごとな構え獅子型で、阿形は子供を抱いていた。続く参道の巨杉を目の当たりにして会長曰く、「よう年とっとるねぇ」。言い得て妙、みんな余裕の面持ちで起点に帰った。
アルバム

熊野神社Ⓟ入口の自然歩道案内図(9:56)

熊野神社参道 後背は県内第二の巨杉(10:06)
   

髄神門への石段(7:07)

那智の滝(鳥尾の滝)(10:35)
   

天狗の相撲場から始まる堀切坂(11:20)

竜王山休憩所(11:43)
   

立烏帽子山、池ノ段 竜王山山頂より(12:01)

グルメ鍋(12:26)
   

竜王山キャンプ場三差路の石像(12:57)

ミズナラの巨樹(13:33)
   

拝殿の狛犬 明治四十二年奉納(14:17)

 老杉 広島県下第三位の胸高周囲(7.8m)(14:21)
   



軌跡図 
                                                   所要時間:4時間28分、歩行距離:6.29㎞