犬伏山(いぬぶしやま)
 
単独 2014.09.15 
美土里町生田下青(8:00/11)→犬伏山登山口(8:37)→(東ルート)→峠(9:16)→林道終点(9:25)→岩海(9:35)→稜線(9:45)→犬伏山(9:49/51)→三瓶山展望地(10:17)→作業道(10:26)→大澤田湿原(10:41)→犬伏峠(10:50)→693m峰(11:39)→666.2m峰(11:53)→栗屋峠(12:17)→栗屋トンネル南口(12:33/53)→起点(13:19) 
 
美土里町生田下青(みどりちょういけだしもあお)の駐車帯(県道6号吉田邑南線)に車を駐める。出店(でみせ)まで戻り、川根へ抜ける里道に入る。10分計り先の分岐で里道を捨て、左の林道に入る。程なく浄水施設があり、その上手で出店川沿いの道と犬伏山南尾根東面の道に分かれ、舗装が終わっている。ここが犬伏山の登山口のようで、左の道の入口にトイレつきの駐車場がある。分岐に案内板が立ち、左が西ルート、右が東ルートと記されている。東ルートを行く。よく管理された林道がしばらく続き、道端の草花に親しむ。枝尾根の峠を越えると、急に夏草が茂ってくるが、大したことはなく、それも10分ほどで終点になる。赤い登山口の札が立って、登山道が北に向かってスギ林の斜面を上がっている。最近まで茂っていたと思われる夏草やササがきれいに刈り払われおり、20分足らずで、難なく稜線に上がる。雨量観測所跡の案内表示があるが、あたりにそれらしい建物は見当たらない。撤去されたのかもしれん。頂稜を西に200m計り行くと、犬伏山の山頂に達した。切り払われた小さな広場は樹木に囲まれているが、北面のスギ林の谷が開けて、その中に三瓶山が納まっていた。また、西ルートに踏み出したところの南西面が開けて、千代田堂床山、可部冠山、猿喰山などが遠望された。西ルートもきれいに刈り払われており、10分計りのところに三瓶山展望地への分岐がある。ササに覆われた踏跡を3、4分辿ると、755m峰に上がる。北面が開けて、邑智、飯石の山なみを前衛に佐比売(三瓶)の山が据わっていた。分岐からひと下りで作業道に出て、程なく西ルートの林道に合流する。右の犬伏峠方面に向かうとすぐ、大澤田(おおぞうだ)湿原の入口がある。寄ってみると、谷の源頭近くまで湿原が広がって、水面にはジュンサイの葉が浮かんでいた。花はキセルアザミとタチフウロが散見されただけ。犬伏峠に上がり、犬伏山からの西尾根に取り付いて栗屋峠に向かう。スギ林、闊葉樹林の尾根で、ササの下生えは薄く、所どころに踏跡も現れたりして、容易に栗屋峠に出ることができた。旧道を東に15分計り下ると、栗屋トンネル南口のある県道6号吉田邑南線に合流した。開けて明るく、頃もよいので、道路端で昼食をとる。人心地ついて、山里の秋に浸りながら、ポレポレと起点に還った。
アルバム

美土里町生田下青の駐車帯(県6)(13:19)

犬伏山登山口(8:37)
   

東ルート林道終点の取付(9:26)

岩海(9:35)
   

犬伏山山頂(9:49)

三瓶山 三瓶山展望地より(10:19)
   

西ルート作業道からの取付(10:27)

大澤田湿原(10:41)
   

犬伏峠(10:50)

666.2m峰山頂(11:15)
   

栗屋峠(12:17)

栗屋トンネル(県道6号吉田邑南線)(12:34)
   
出会った草花 

サワヒヨドリ(沢鵯) キク科 

キセルアザミ(煙管薊) キク科

シラヤマギク(白山菊) キク科 
   

アレチマツヨイグサ(荒地待宵草) アカバナ科

ツルニンジン(蔓人参) キキョウ科

アキチョウジ(秋丁子) シソ科
   

オトコエシ(男郎花) オミナエシ科

ヤマハギ(山萩) マメ科

タチフウロ(立風露) フウロソウ科
     

 シュウカイドウ(秋海棠) シュウカイドウ科

 ハナトラノオ(花虎の尾) シソ科

ヨメナ(嫁菜) キク科
     



軌跡図 
                                                   所要時間:5時間08分、歩行距離:13.6㎞