三瓶山(さんべさん)
 
2人 2014.07.21 
三瓶自然館サヒメル(9:38/55)→姫逃池コース登山口(10:02)→東屋(10:22)→自然歩道交差点(10:26)→標高850m地点(10:43)→男三瓶山(11:22/57)→ユートピア(12:24)→兜山(12:35)→女三瓶山(12:50/57)→トイレ(13:27)→名号コース分岐(13:29)→西の原分岐(13:41)→名号コース登山口(13:53)→起点(14:06) 
 
久しぶりのカミサン孝行。三瓶自然館サヒメル駐車場に車を駐める。三瓶自然館裏手の新館駐車場から、姫逃池(ひめのがいけ)コースに取り付く。カラマツ林の中を20分計り上がると、東屋の建つ広い場所に出る。男三瓶山の北斜面が崩落してできた堆積台地と伝えられている。粟畑(あわばたけ)と呼ばれ、昭和50年頃まで和牛の放牧が行われていたという。程なくして中国自然歩道を横切る。ここからは、火山特有の急な立ち上がりとなるが、道はジッグザッグに開かれており、さほどの急登感はない。頂稜近くの標識にあと5分と表示されているが、10分を要す。参考タイムとしては、ちょっと短いのではないか。結局、登山口から1時間20分で男三瓶山頂に達した。山頂神社が少し東側に建て替えられていた。早速、お参りする。山頂に日差しはあるものの、見晴らしは今一つ。北面に雲が湧いて日本海は見えず、南方の山なみもおぼろである。お弁当を食べ終わるころに、雲の切れ間から北の原を見ることができ、大満足。東肩の草原で草刈りをしておられる方が5人。聴けば、この炎天下を女三瓶から縦走路を刈り上がってきたとのこと。皆さんに感謝して女三瓶へ向かう。道々、ギボウシ、ウツボグサ、サンインフウロ、名残りのシモツケなどに出会い、ユートピアと兜山から子三瓶、孫三瓶を眺めやる。このルートには急な岩場が三か所あるので、下りに選ぶと思いのほか煩わしい。女三瓶山の展望台から三瓶山を顧みる。連座する男三瓶、子三瓶、孫三瓶の姿は、夏の雲を背にして清々しい。女三瓶山からは、北尾根の径を下る。あまり使われていないようで、取付付近は少々茂っている。電波塔北端の下あたりの掘割道は、クロモジのトンネルになっていた。程なく灌木のヤブはうそのように消え、ブナ林の穏やかな道を下って行くと、トイレが建つ舗装路終点に出た。北側に道があり、入ってすぐのところで名号(みょうごう)コースの道が左に分れていた。道はいっそう穏やかで広くなり、ミズナラやブナの他にケヤキなどの巨樹も混じる、素敵な広葉樹林帯になる。鳥たちのさえずりが盛んに聞こえているが、サンコーチョウの「ピーチャポイ、ホイホイホイ」は無かったような気がする。自然歩道の西の原分岐から10分余りで名号コース登山口に出た。そこは青年の家(国立三瓶青少年交流の家)の前で、右に500m計り行ったところに「指書の名号(ゆびがきのみょうごう)」があるらしい。今回は割愛する。左に500m計り行くと、三瓶自然館の新館駐車場の入口だった。
アルバム

姫逃池コース登山口(10:02)

粟畑の東屋(10:22)
   

男三瓶山東肩の避難小屋(11:22)

男三瓶山山頂の三瓶山頂神社(11:23)
   

女三瓶山 ユートピアより(12:23)

孫三瓶、子三瓶 兜山より(12:36)
   

男三瓶山 女三瓶展望台より(12:48)

女三瓶山頂(12:51)
   

女三瓶山北尾根コースの頂稜部(13:02)

名号コース分岐南のトイレ(13:27)
   

西の原分岐(13:41)

名号コース登山口
(13:53)
   
出会った草花 

オニノヤガラ(鬼の矢柄) ラン科 

ヤマブキショウマ(山吹升麻) バラ科

サンインフウロ(山陰風露) フウロソウ科 
   

シモツケ(下野) バラ科

カワラナデシコ(河原撫子) ナデシコ科

ネジバナ(捩摺) ラン科
   



軌跡図 
                                                   所要時間:4時間11分、歩行距離:7.88㎞