女亀山(めんがめやま)
 
単独 2014.05.04 
上赤名会館(7:05/20)→女亀神社(7:33)→肉戸橋(7:44)→作業道終点・登山口(8:10)→県境尾根(8:29)→岡三淵分岐(8:33)→西峰(8:53)→雲中石(9:12)→女亀山山頂(9:19)→637.9m峰(10:23)→赤名峠(10:38)→696m峰(11:06)→747m峰(11:36)→717.4m峰(12:22/50)→698m峰(13:16)→691m峰(14:13)→林道(14:24)→国道54号線(14:53)→起点(14:59)
 
女亀山から東に県境尾根を歩く。飯南町の上赤名会館に車を駐める。国道54号線沿いの里道を南に900m計り行くと、北野下研修センターがあり、その南隣に女亀(女神)(めがみ)神社はあった。平成二十三年に近くの北野天満宮境内から移されたもので、まだ新しい。お参りして、「北野の古道」を辿る。神戸川(かんどがわ)は県境尾根の麓で二手に分れ、西に向かう本流は、赤名川と名を変えている。女亀山岩座遺跡碑の先で南の道に入る。岡三淵越えの林道を捨てた少し先に登山口はあった。谷沿いの径をひと登りして、見覚えのある尾根に上がる。この際、女亀山西峰に寄り道して、本峰との鞍部あたりにあったとされる女亀山池(めがめやまいけ)を探ってみるが、その痕跡を見つけることはできなかった。代わりに、南尾根で雲中石という巨岩に巡り会う。明るいブナ林の急斜面に、なかなかの風格で立っていた。新緑に映えるブナ林の山頂で一息入れて、県境尾根歩きを始める。北東頂稜で樹木越しに琴引山、草ノ城山、大万木山の連なりを見る。程なくササが茂ってくるが、踏跡は明瞭。高度を下げて植林帯に入ると、地籍調査のテープがあり、難なく637.9m峰に達す。ここから地籍調査の切り分けは、南東に回り込んで赤名峠に下っているが、二万五千分の一図の破線径に沿ったため、右に左に蛇行して峠に降りた。静かな県境峠には白線が残るなど、先ごろ行われた(4月20日)、国盗綱引大会の熱戦の余韻が漂っている。峠を上り返した696m峰には地籍調査図根三角点が設置され、樹間越しに女亀山を見ることができた。ここからの県境尾根はスギ、ヒノキの植林帯となり、南に大きく回り込んで、蛇行しながら北へ向かう。除間伐木や隆起準平原の主尾根探しに多少とまどいはするものの、さほどの苦労もなく尾根歩きを愉しむ。727.4m峰で昼食。三角点標柱の周りは切開かれ、のどかな日差しを浴びてリフレッシュする。北に向かう尾根には作業道が近接して付けられ、深山のおもむきはない。今回の県境尾根歩きは691m峰北東鞍部までとする。スギ林の谷を下ると、すぐ林道があった。栗屋谷への破線径を探すが見つからず、林道を辿って呑谷(のんだに)に出る。これが幸いして、野見宿祢(のみのすくね)ゆかりの地、野見野(のみの)の謂れを知る。
アルバム

上赤名会館(7:20)

女亀神社(7:35)
   

登山口(8:10)

女亀山西峰(8:53)
   

女亀山 西峰より(8:53)

雲中石(9:13)
   

女亀山山頂(9:22)

673.9m峰山頂(10:28)
   

赤名峠(10:42)

727.4m峰山頂(12:22)
   

栗屋谷源頭の林道終点(14:24)

野見野(14:53)
   
出会った草花 

ラショウモンカズラ(羅生門蔓) シソ科 

トキワイカリソウ(常盤碇草) メギ科 

シハイスミレ(紫背菫) スミレ科



軌跡図 
                                                   所要時間:7時間39分、歩行距離:18.4㎞