船通山 |
4人 2014.05.03 ☀ |
斐乃上温泉(10:20/29)→わくわくプール・トイレ(10:35/43)→鳥上滝コース登山口(11:11/15)→鳥上滝(11:38)→休憩広場(12:12)→船通山山頂(12:18/13:11)→ブナ巨木(13:20)→(横手道)→亀石コース登山口(14:16)→トイレ(14:18)→亀石高殿鈩跡(14:36)→わくわくブール(14:51)→起点(14:57) |
船通山のカタクリ鑑賞に出かけた。斐乃上荘下の駐車場はいっぱいで、竹崎のカツラの取付前に車を駐める。わくわくプール園地でトイレを済ませ、斐伊川沿いの林道を、鳥上滝コース登山口に向かう。登山口には大型貸切バスまでいるという盛況ぶりで、登山者、下山者で賑わっていた。このところの好天で谷の水は小さく、径もよく乾いて歩き易い。鳥上滝は岩間を静かに伝い、登山道のへりでは春の山野草が咲き始め、両岸の闊葉樹は鮮やかに芽吹いている。そして、明るい渓間に野鳥のさえずりが響き渡っている。この時期に何度も訪れるが、あきるようなことはなく、とっておきの山域である。このような状況であるから、久しぶりに山歩きをする三人もいたって元気。難なく稜線に上がる。展望広場を過ぎると、お目当てのカタクリが、径の両側に咲き誇って迎えてくれた。地元の人たちのご奉仕のお蔭で、年々増えているような気がする。山頂に達してみると、花見登山の人たちがあちこちに陣取り、昼時の団欒を楽しんでいられた。我々も折よく北東面に空きを見つけ、日南町や日野町の山なみを眺めながら昼食にする。目をこらすと、雪を抱いた大山が霞んで見えた。風が強いので、山頂お花畑の写真撮影はあきらめる。しばしくつろいで、亀石コースへ下る。船通山北尾根東面を500m計り九十九に下って、横手道になる。途中にブナの巨木が立っており、今年も元気な姿を拝す。まだ鳴き慣れないウグイスの声を聞きながら、ポレポレと横手道を歩き、1015m峰の手前から亀石谷へ下る。こちらのコースは、始め泥濘んでいるが、源頭域を過ぎれば乾いた径になって、素敵な草花にめぐり会う。サンインシロガネソウ、ハシリドコロ、キクザキイチゲ、ヤマエンゴサクなどである。やがて登山口に出て、赤川沿いに船通山林道を下る。例年、亀石高殿鈩跡あたりの道のへりでキクザキイチゲの花を見かけるが、今年も咲いていた。わくわくプール園地まで還ると、子供たちが一足早い水遊びに興じていた。 |
ヴィラ船通山・斐乃上荘(10:30) |
鳥上滝コース分岐(10:43) |
|
鳥上滝コース登山口(11:15) |
鳥上滝(11:39) |
|
休憩広場(12:12) |
船通山山頂(12:19) |
|
北西尾根のカタクリ(13:16) |
船通山南面の山毛欅の巨木(13:20) |
|
亀石コース横手道(13:35) |
亀石コース登山口(14:16) |
|
亀石高殿鈩跡(14:36) |
わくわくプール(14:51) |
|
出会った草花 | ||
タチツボスミレ(立坪菫) スミレ科 |
スミレサイシン(菫細辛) スミレ科 |
キケマン(黄華鬘) ケシ科 |
エンレイソウ(延齢草) ユリ科 |
カタクリ(片栗) ユリ科 |
サンインシロガネソウ(山陰白銀草) |
ミヤマカタバミ(深山傍食) カタバミ科 | キンポウゲ科 | |
キクザキイチゲ(菊咲一華) キンポウゲ科 |
ハシリドコロ(走野老) ナス科 |
ヤマエンゴサク(山延胡索) ケシ科 |
ムラサキケマン(紫華鬘) ケシ科 |
イチリンソウ(一輪草) キンポウゲ科 |
サンヨウトリカブト(山陽鳥兜) キンポウゲ科 |
軌跡図 |
所要時間:4時間28分、歩行距離:10.3㎞ |