岩倉山(いわくらやま)中ノ川山(なかのごうやま)天杉山(あますぎやま)野田原の頭(のたのはらのかしら)
 
単独 2014.04.08 
奥匹見峡Ⓟ(7:48/54)→三の滝橋(7:59)→経柄橋(8:04)→城の詰橋(8:18)→(県道波佐匹見線)→下道川上集会所(8:44)→倉渡瀬橋(8:49)→亀井谷林道ゲート(9:11)→岩倉山(10:56)→鳥越(11:11)→稜線分岐(12:02)→中ノ川山(12:07/30)→1190m峰(13:05)→天杉山(13:14)→中之甲分岐(13:24)→野田原の頭(13:35)→野田原(13:58)→高岳分岐(14:16)→起点(15:03)
 
匹見の岩倉山から県境主稜を歩いた。奥匹見峡駐車場に車を駐める。三の滝橋南詰を左に取り、匹見川左岸の道を行く。経柄橋を渡ってR191に上がる。15分で道川の城の詰橋(じょうのつめばし)に至る。県道307号波佐匹見線に入り、匹見川右岸を行く。蔵屋敷田遺跡、田中ノ尻遺跡、八幡神社などの史跡やお宮などがあり、往古に思いを馳せながらの道中は楽しい。亀井谷入口の倉渡瀬橋南詰一帯にはたくさんの桜が植栽されているが、まだ蕾のままである。亀井谷林道はよく乾いて歩き易い。鎖ゲートを越えたところから、ヌクイ谷右岸尾根に取り付く。ササが茂る急斜面にジッグザッグの踏跡がある。微かな踏跡であるが、丁寧にテープが付けられているので、外れることはない。20分計り登ると、横手道が現われてヌクイ谷に降りる。谷の両面はスギ林で、樹下は葉っぱの絨毯。谷筋に道はないが、源頭近くまで快適に歩く。右手の枝尾根に上がると、クロマツの大樹が混ざるアカマツ林に変わり、樹下にはササが茂っている。山頂まで長いヤブ漕ぎを覚悟して主稜線に上ってみれば、やっかいなササは雪に押さえつけられている。何というしあわせ。頂稜付近から雪は斑になったが、さほどの苦労もなく、山頂に達す。途中、西の肩に岩塊を見る。周氷河地形のBlockstromというものらしく、桑原先生は岩倉山の山名の原因になっているのではないかと想像しておられる。岩倉山の頂稜は、南面から東面にかけて遮るもののないササ原で、県境稜線のビューポイントである。中ノ川山から野田原の頭への連なり、広見山、五里山塊などなど眺めやって、中ノ川山に向かう。まだ先は長いが、登山道を辿るのは楽なものである。と言っても、鳥越から天杉山にかけての雪は深く、まだ1m超のところもある。よく締まって輪かんの必要はないが、裸地(らち)を歩くようなわけにはいかない。雪のお蔭で中ノ川山の山頂で昼食とり、天杉山南峰(1190m峰)に寄り道することができた。天杉山の山頂は、雪の広場になっているが、樹木に遮られて四周の展望はない。天杉山北面の雪はとりわけ多く、どこでもa wayである。中之甲分岐のある鞍部を上り返すと、急に雪が少なくなる。滑るので歩き難いが、快調に飛ばして中岳分岐に至る。満ち足りて、雪のない三ノ谷右岸尾根を下って起点に還ると、首輪のない痩せたワンちゃんに迎えられた。
アルバム

倉渡瀬橋南詰のシダレザクラ
(8:51)

亀井谷林道のゲート(9:11)
   

ヌクイ谷右岸尾根(9:22)

岩倉山西尾根(10:35)
   

岩倉山 西陵より(10:50)

岩倉山山頂(10:56)
   

天杉山・野田原の頭 岩倉山東稜より(10:58)

鳥越(11:12)
   

中ノ川山山頂(12:07)

天杉山山頂(13:14)
   

春日山 三ノ谷(奥匹見峡)右岸尾根より(15:51)

奥匹見峡駐車場(15:03)
   



軌跡図 
                                                   所要時間:7時間09分、歩行距離:19.6㎞