大平山(おおひらやま)望海山(のぞみやま)大谷山(おおたにやま)
 
単独 2014.03.07 
春日神社参道入口(防府市牟礼)(7:15/23)→春日神社(7:31)→阿弥陀寺入口(7:39)→山径取付(7:56)→伐採地(8:35)→車道(8:47)→洗川貯水池(9:05)→大平山(9:25)→大谷山縦走路取付(9:44)→606.7m峰(11:12)→望海山(11:31)→大谷山(12:09/28)→県道27号線(13:00)→石垣棚田(ふるさと牧場)(13:18)→大平山牧場ゲート跡(13:54)→市民農園(14:19)→登山道取付(14:37)→阿弥陀寺本堂(15:18)→起点(15:42)
 
防府市牟礼の春日神社参道入口に車を駐める。左手の阿弥陀寺への道を上ると、径沿いに鬼まつりの鬼面や阿弥陀寺金剛力士像の手形、足形モニュメント(美術工芸品)がある。右に大平山、左に矢筈ヶ岳、あちこちに紅梅白梅が咲き誇る田園の中の一本道で、まことに心地が良い。阿弥陀寺は下山時にお参りすることにして、竜灯石の手前を右に行き、墓地を過ぎたところから、大平山西尾根の踏跡に取り付いた。なお、道は北に向かっており、登山道に合流しているのかもしれない。踏跡は北側の崩谷にトラバースして消失。谷を詰めてみるが、滑るので再び尾根に上がる。照葉樹の尾根はそんなに茂っておらず、難はない。やがて急勾配の伐採地になり、これを抜けると、ロープウェイ山麓駅から上がっている車道に出た。顧みれば、眼前に矢筈ヶ岳、足下に阿弥陀寺や山麓の家並みが見渡せる。この伐採地、展望のために切り払われたとも思えないが、植林はされていない。車道を洗川貯水池まで辿り、池畔遊歩道を経て大平山に上る。山頂には山口県内テレビ局の本局(送信所)が設けられている。南西面は躑躅が植栽された芝生の展望広場で、すぐ下の山頂駅界隈は遊具の整った公園になっている。南東の道を下って車道に出る。100m計り先の林道分岐に、大谷山縦走路入口の標識が立っていた。大谷山に連なる市境尾根への取付で、車道が西側を蛇行しながら並走している。尾根に入ると、テープ印の付いた踏跡があるが、ヤブを避けるためか或いは牧場敷地を避けるためか、時おり尾根を大きく迂回している。尾根を忠実に辿ることも考えたが、一張羅のズボンが気になり、即、踏跡を忠実に辿らせていただく。市境尾根は熊野牧場の牛舎の背戸から600m計りのところで東に転じる。つる性植物が繁茂する牧場の敷地境界はここで終わり、登山道のような尾根径に変わる。606.7m峰で再び北に転じて15分も行くと、616m峰に達す。山頂の東面が開けた素敵な展望所が設えられ、望海山(のぞみやま)と名付けられていた。南東に呼名どおりの徳山湾の島なみが広がり、東に四熊ヶ岳、嶽山などが同定される。東尾根に城山への径が下っている。北尾根の径を行くと、20分計りで大谷山の山頂に達した。三角点の周りは刈り払われているが、展望はない。大谷山から先は市境尾根を野峠に降りるつもりであったが、帰りの時間が気になり、北の枝尾根に短縮する。難なく県道27号線に降り、久兼上地区に出て、久兼川沿いの道を大平山方面に向かう。途中、日本一の高さという棚田の石垣、大平山牧場のゲート跡、大平山農村公園、大平山市民農園などを巡る。洗川貯水池の先で阿弥陀寺へ下る登山道に入る。30分で阿弥陀寺経堂に至る。本堂にお参りしたあと、東方を仰ぎ見れば、甍越しに大平山の西尾根が青空に映えていた。境内の堂塔伽藍を拝観させていただき、春日神社を経て起点に還る。
アルバム

春日神社参道入口(7:23)

大平山西尾根取付(7:56)
   

上坂本地区と阿弥陀寺 伐採地上端より(8:46)

洗川貯水池 池畔の遊歩道より(9:13)
   

大平山山頂(9:27)

大谷山縦走路取付(9:44)
   

望海山山頂(11:31)

大谷山山頂(12:28)
   

棚田の石垣(13:19)

阿弥陀寺へ下る登山道の取付(13:37)
   

阿弥陀寺本堂(15:18)

大平山西尾根 阿弥陀寺本堂より(15:19)
   



軌跡図 
                                                   所要時間:8時間19分、歩行距離:22.4㎞