向山・最早山・向眞入山 |
単独 2014.03.03 ☀ |
三段峡第一駐車場(7:22/31)→柴木川第一発電所(7:40)→水圧管路管理道入口(7:42)→サイレン塔(8:49)→大岩のピーク(9:25)→向山(10:15)→畳ヶ平(10:19)→最早山(10:24)→蔵座高原別荘村入口(10:54)→閂渡(11:21)→稜線(12:07)→向眞入山(12:21/43)→葭ヶ原(13:56)→大渕休憩所(14:23)→黒淵(14:41)→ぐるの瀬(14:55)→龍ノ口(15:14)→長淵橋南詰(15:19)→起点(15:28) |
柴木(しばき)橋西詰にある三段峡第一駐車場に車を駐めて、左岸にある柴木川第一発電所の水圧管路(水圧鉄管)管理道に取り付く。急斜面にジッグザッグに木の階段道が整備されている。この水圧管路は長さが1,420mもあり、中国地方でいちばん長いと云う。途中にある管理棟に上がると、正面に市間山や鷹ノ巣山、右手に藪ヶ迫山やサバの頭などが望まれる。水圧管路は731.3m峰西側の鞍部からオオダキの谷を跨いで北上し、管理道はこの谷を回り込んで上部水槽に続いている。谷の源頭を詰めて尾根に上がると、ぐるの瀬・石樋方面への分岐にサイレン塔があった。闊葉樹の尾根を北に辿る。雪は西側にわずかに残っている程度だが、林床のササは薄く、難はない。大岩ピークの東斜面はヒノキ林で、北側鞍部まで尾根に沿って作業道が入っている。ブナ尾根をひと登りすると、林床は素敵な雪の原に変わる。ワカンを付けて、明るい尾根を自在にスノーシューイング。苦もなく向山の山頂に立つ。畳ヶ平(たたみがなる)から最早山にかけての広い頂稜は美しいブナ原であるが、その外側にはヒノキ林が混交している。向山も最早山も雪に覆われていればこその山で、普段の見通しのないササ原は魅力半減である。最早山の北の肩から北枝尾根を下り、蔵座高原(ぞうざこうげん)の別荘村に降りる。はじめは、樹間越しに深入山などが眺められるが、すぐヒノキの植林地になる。林床は雪に覆われており、一気に駆け降りた。県道249号三段峡線に入り、閂渡(かんぬきわたり)から向眞入山に取り付く。閂渡という地名は、かつて牧場の柵門があったことによるものらしい。沢を渡ってワカンを付ける。気温が上がって雪が緩んできており、一汗かいて稜線に出る。土塁のてっぺんだけが顔を出した雪の稜線はとても歩き易く、樹間越しに向山・最早山などを眺めながら向眞入山に向かう。この土塁は向眞入山から42(しじゅうに)のキビレへ続いているようで、かつてこの山の北面が牧場として整備されていたことがうかがえる。向眞入山の山頂で昼食をとり、西の肩から南尾根へ下る。15分計りで快適なスノーシューイングは終わり、厄介な壺足歩行となる。751m峰を過ぎると、ようやく雪はなくなり、最後は木登りで葭ヶ原に降りた。三段峡遊歩道に雪はなく、倒木や落石で少々荒れているところもあるが、特段の支障はない。冬の三段峡を探勝しながら長淵橋に至り、起点に還った。 |
柴木川第一発電所(7:39) |
水圧管路管理道入口(7:42) |
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水圧管路 管理棟より(8:31) |
サイレン塔(8:51) |
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向山南尾根(9:54) |
向山山頂(10:12) |
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最早山山頂の山名木札(10:25) |
深入山 最早山北稜より(10:37) |
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閂渡の向眞入山取付(11:20) |
向眞入山北東尾根の土塁(12:13) |
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向眞入山山頂(12:21) |
葭ヶ原(三段峡遊歩道)(13:56) |
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軌跡図 |
所要時間:8時間06分、歩行距離:19.5㎞ |