矢筈ヶ岳(やはずがだけ)山上山(さんじょうさん)天神山(てんじんやま)多々良山(たたらやま)
 
単独 2014.02.11 
敷山城址参道入口(7:15/27)→林道終点(7:50)→敷山城戦死者忠魂碑(7:56)→梵字岩展望台(8:11)→敷山神社・敷山城本丸(験観寺本堂)跡(8:16)→矢筈ヶ岳西峰・展望岩(8:31)→鉾岩(8:47)→矢筈ヶ岳(8:51)→山上山・石鎚神社(9:32)→大歳社(10:19)→人丸橋(10:52)→白坂公園(11:06)→防府天満宮裏参道(11:19)→春風楼(11:22)→防長海軍忠魂碑(11:28)→天神山(11:41/12:13)→天神山=多々良山(12:25)→多々良山(12:50)→214.3m峰(13:12)→起点(13:46)
 
防府市牟礼の敷山城址参道入口に車を駐める。参道は里道から林道になって、1.4㎞計り続く。終点は広く、数台の駐車が可能。左の枝尾根に向けて、遊歩道のような参道が取り付いている。すぐ上に敷山城戦死者の忠魂碑がある。梵字岩展望所の上が敷山城本丸跡で、敷山神社の小さな社殿が建っている。南面が開けて、防府の町なみや、三田尻中関港(みたじりなかのせきこう)の風押さえ山である江泊山(えどまりやま)、錦山(にしきやま)などが見渡せる。社殿の左手に登山道があり、10分で矢筈ヶ岳の頂稜に上がる。左に20mで展望岩のある西峰。平たい巨岩の上から防府平野や周防灘を一望する。西峰の北面に森林公園へ下る径がある。頂稜を北東に辿ると、矢筈ヶ岳南面に鉾岩と呼ばれる岩塔がある。そこからは指呼の間の西峰や、牟礼の田園を裾にした大平山の山嶺を眺めることができる。林道終点から1時間で矢筈ヶ岳山頂に達す。樹木に囲まれた山頂で、北面に石原地区へ下ると思われる径のほかに、石鎚神社の木札が架かった径がある。この際、石鎚神社を巡らぬ手はない。北東尾根の径は早々に木登りの急斜面となり、岩稜を巻くところもあったりして、かなりワイルドなルートである。尾根がなだらかになると今度はシダが茂ってきて、露などあれば、なかなかうるさそうだ。いずれにしても、地元の山好きの方々のご奉仕によって開かれた径に違いない。ありがたく辿らせていただく。30分計りで山上山(さんじょうさん)と呼ばれる岩峰が眼前に広がり、程なくして鞍部に降りた。真尾(まなお)一ノ瀬地区へ下る径を右に見て、山上山へ上り返す。山頂には石鎚神社の石祠があり、その東側の石室に円空仏のような仏様が祀られていた。周りに灌木はあるが、岩の上に立てば、矢筈ヶ岳、大平山、佐波川を挟んだ右田ヶ岳北尾根などが広がる。鞍部に戻って一ノ瀬地区に下る。真尾では山上山のことを「石鎚さん」と呼んで親しまれているらしく、急坂にはロープが張られるなどしてよく整備されている。一ノ瀬地区に出て、真尾川沿いの里道から顧みれば、山上山が小さいながらもピラミダルな形で立ちあがっていた。県道184号線沿いの里道を辿り、大歳神社の先から佐波川自転車道に入る。右に右田ヶ岳の連なり、左に矢筈ヶ岳を眺めやりながらウォーキングを愉しむ。白坂公園に天神山森林公園の入口があるが、この際、天満宮まで行って、南尾根を上がることにする。裏参道から春風楼、忠魂碑を経て、天神山山頂に至り、大岩の下の日溜りで昼食をとる。大岩の上から四周を眺めやって一息入れ、北東尾根の遊歩道を下る。多々良山との鞍部を里道が乗り越しており、遊歩道はそこが取付になっている。向いの照葉樹の疎林を上り返す。稜線には踏跡があり、難なく多々良山の山頂に達した。小さな札が架かるだけの雑木の山頂である。東尾根に沿って、新山口CCのイノシシ防護柵が設置されており、北側の踏跡を辿る。214.3m峰の手前で、南下する柵径を捨てて214.3m峰東尾根を下る。途中に石材店の土採りで馬ノ背になったところもあるが、難なく麓に降りて、起点に還った。
アルバム

敷山城址参道入口(7:27)

林道終点の登山口(7:50)
   

敷山神社・敷山城本丸(験観寺本堂)跡(8:17)

矢筈ヶ岳西峰の展望岩
(8:32)
   

矢筈ヶ岳南面の岩塔(鉾岩)(8:46)

矢筈ヶ岳山頂
(8:51)
   

山上山山頂の石鎚神社(9:32)

山上山 真尾一ノ瀬地区より(9:54)
   

右田ヶ岳 人丸橋より(10:53)

楞厳寺山 天神山山頂より(11:43)
   

峠・天神山と多々良山の鞍部(12:53)

多々良山山頂(12:50)
   



軌跡図 
                                                   所要時間:6時間19分、歩行距離:16.8㎞