枯木ヶ平山(かれきがひらやま)
 
単独 2014.01.24 
芸北ホリスティックセンター(8:05/14)→雄鹿原スキー場(8:30)→823m峰(9:03)→城岩(10:04)→829.7m峰(10:07)→峠・「城岩の道」入口(10:49)→879m峰(11:30/42)→ウマノシカタ峠(12:02)→枯木ヶ平山(12:21/48)→852m峰(13:11)→872m峰(13:35)→中峠(13:39)→国際ロッジ(14:17)→固完杉(14:45)→起点(14:57)
 
芸北ホリスティックセンターに車を駐める。久しぶりの美晴である。行き逢った地の人よると、朝の冷え込みはこの冬一番だそうで、マイナス13℃だったとか。国道(R186)に出て大佐川対岸の雄鹿原(おがはら)スキー場に向かう。南西に日の光を受けた掛津山が際立ち、正面には静かなゲレンデが立ち上がっている。澄んだ青空のもとで眺めるこれらの雪景色は、とにかく美しい。休業中のため、シュプールのないゲレンデを心地よく歩かせてもらう。リフト終点の823m峰山頂の眺望は素晴らしく、中野冠山、天狗石山、樋佐毛山などの陰陽分水嶺を同定することができた。南西尾根を下って鞍部を上り返すと、城岩(じょういわ)の史跡案内板がある道が現われて、その上に広さ約30m2の大岩が座っていた。この大岩にちなんで329.7m峰は城岩山と呼ばれている。山頂直下の道は南に向かい、中祖と橋山を結ぶ里道に繋がっている。尾根沿いのところは東が開けて、熊城山から椎谷山の山嶺の様子がよく分かる。里道の峠に降りると、史跡「城岩の道」の石碑が立っていた。雪の掘割を渡って西に作業道を上る。作業道の終点で879m峰の北尾根に取り付く。顧みれば、すぐそこに台地のような城岩山の南尾根があった。879m峰山頂で、ミズナラに熊棚を見る。西尾根を下ると、ウマノシカタ峠は林道城岩線や城岩支線などが交差して、広い雪の原になっていた。北に下れば芸北ハイランドホテルや国際ロッジがあるはずである。西に上り返して枯木ヶ平山の山頂に上がると、そこは芸北国際スキー場国際エリアのリフト終点。スノーボーダーやスキーヤーが三々五々に現われては滑り降りていくのを見ながら昼食をとる。人心地ついて主稜線を南西に下る。852m峰、872m峰と繋いで中峠(なかだお)に降りると、中祖川右岸の林道は、カケズエリアからのクロカンスキーのゲレンデとして圧雪整備されていた。しばらく重い深雪の林道歩きを覚悟していたが、心地のよい林間スノーシューイングを楽しみ、苦も無く中祖集落に出る。穏やかに晴れ渡った雪景色の田園の中を、史跡めぐりなどをしながらポレポレと起点に還った。
アルバム

芸北ホリスティックセンター(8:12)

男鹿原スキー場 大佐川対岸より(8:30)
   

掛津山 大佐川対岸より(8:30)

中野冠山、天狗石山、高杉山
 823m峰山頂より(9:02)
   

熊城山、椎谷山など 823m峰山頂より(9:03)

史跡「城岩」(10:02)
   

「城岩の道」入口がある峠(10:51)

城岩山 879m峰北尾根より(11:13)
   

ウマノシカタ峠(12:02)

枯木ヶ平山山頂(12:24)
   

中峠(13:39)

史跡「固完杉」(14:45)
   



軌跡図 
                                                   所要時間:6時間43分、歩行距離:12.6㎞