岳山(だけやま)
 
単独 2013.11.19 
六社神社(8:09/19)→斗升登山口(8:34/38)→二郎岩(9:08)→五郎岩(9:10)→はさん箱岩(9:16)→ぬすっと岩(9:28/36)→岳山山頂(9:44)→屏風岩(9:57)→矢多田(北)登山口(10:09)→矢多田(南)登山口(10:14)→妙剣岩(10:32)→のぞき岩(10:50)→烏帽子岩(11:01)→国引岩(11:27)→Cコース分岐(11:30)→前岳山頂(11:43)→八畳岩(11:55)→斗升登山口(12:15)→出発点(12:26/50)
 
府中市斗升町の六社神社Ⓟに車を駐める。標識に沿って里道を辿ると、眼前に前岳が大きく広がって、山頂部の懸崖(ダキ)の様子がよく分る。集落の外れで里道は舗装整備された林道岳山線になる。600m計り上がると登山口がある。上手に4、5台置ける駐車帯があるので、ここまで車を乗り入れる人も多いようだ。登山道に入ってすぐの前岳への道を捨てて、右の道を行く。途中で林道終点を交叉するが、よく整備、よく踏まれた道が続き、約30分で岳山の東峰に上がる。山頂に二郎岩、西側に挟(はさん)箱岩、100m先の東稜に五郎岩という巨岩がある。二郎岩、五郎岩は地名から、はさん箱岩は形が挟み箱(武家が外出するとき、従者に担がせた物品箱)に似ていることから付けられたらしい。ぬすっと(盗人)岩に寄り道してから岳山山頂に立つ。北側の樹林の中にブルーシートが数か所張られていた。何かと思いきや、トイレである。うーむ。山頂は平坦で広く、北西面が開けて、上下の翁山や陰陽分水嶺の連なりなどを確認できた。寒いので早々に西尾根のAコースへ下る。階段の急坂が続き、20分あまりで矢多田の北登山口に出た。南東に車道を辿ると、程なく南登山口があり、100m計り入ったところに駐車場、その奥の民家の手前にCコースの分岐がある。左のBコースを選んで民家の裏手から山道に入る。あちこちに岩塊が集積した明るい闊葉樹林の中を上るのは、とても心地がよい。途中で妙剣岩(この岩に妙剣さんという神様が住んでいたと云う昔話がある)、のぞき岩(男鹿山、新山などが同定できる展望岩)、烏帽子岩(Dコース)などに出合い、Aコースに合流して岳山頂稜に戻る。南東尾根を下って行くと、程なく展望岩と表示された国引岩に至る。狭い岩溝を抜けて鞍部に降りると、西側の谷にCコースが分岐していた。南東に上り返して前岳(杵抜岩)に立ち、東尾根を下って八畳岩から斗升地区を俯瞰する。素敵な展望処である。仕舞いは、北側の岩稜を斗升登山口へ下って、巨岩・奇岩巡りの山行を終える。いずれにしても、この山の見所は随所に配された花崗岩の巨大な核岩(コアストーン)で、堪能する。とりわけ、人が通れるほどの隙間を空けて巨岩が寄り集まる盗人岩や国引岩が愉快である。
アルバム

六社神社(旧称 亀山六社權現宮)(8:16)

岳山前岳 林道岳山線起点付近より(8:29)
   

斗升登山口
(8:34)

五郎岩(9:10)
   

挟(はさん)箱岩(9:16)

ぬすっと岩(9:29)
   

岳山山頂(9:44)

矢多田(北・Aコース)登山口(10:09)
   

矢多田BコースにあるCコース分岐(10:18)

烏帽子岩(Dコース)(11:01)
   

国引岩(11:28)

八畳岩より斗升地区を俯瞰(11:55)
   



軌跡図 
                                                   所要時間:4時間07分、歩行距離:10.1㎞