女鹿平山(めがひらやま)沼長トロ山(ぬまながとろやま)城山(しろやま)
 
単独 2013.11.05 
クヴェーレ吉和Ⓟ(7:09/21)→女鹿平山山頂(8:18)→青笹越(8:46)→905m標高点(8:56)→955m峰(9:34)→林道大向長者原線・地蔵尊(10:08)→林道銅山線入口(10:13)→沼長トロ山取付(10:26)→沼長トロ山山頂(10:43)→A峯山頂(11:06)→B峯山頂(11:25)→C峯山頂(11:35)→D峯山頂(11:41/12:05)→920.6m峰山頂(12:23)→城山山頂(13:14)→立野野営場(13:18)→出発点(14:16)
 
クヴェーレ吉和Ⓟに車を駐める。スキー場管理の責任者の方に、何があっても自己責任であることを申し出て、朝霧にけむるゲレンデを歩かせてもらう。中腹を過ぎると霧はなくなり、振り返ると、雲海の向こうに小室井山の山嶺がたおやかに連なっていた。当然のことながら、この時期にゲレンデを歩くのは楽ちんで、そして心地がよい。お蔭で女鹿平山の山頂には、取付から1時間足らずで達した。灌木に囲まれて展望はなく、三角点のそばで、倒れた山頂標識が草に埋れていた。西に尾根を辿る。北側にスギ、ヒノキの植林帯が混交しているが、総じて稜線から南面にかけては闊葉樹の疎林が続き、今を盛りに色づいている。林床のササは薄く、踏跡もあって、容易に青笹越から955m峰へとつないで、送電線鉄塔が建つ稜線末端に至る。北面が開けて、指呼の間に沼長トロ山が見えた。林道大向長者原線に降り、峠にある地蔵尊(角兵衛の墓)にお参りする。長者原方面に向かうと、林道銅山線の入口に立入禁止の看板が立って、大型ダンプが盛んに出入りしている。工事は年末まで続くようだ。銅山線分岐の先で旧道に入り、500m計り行くと沼長トロ山の取付があった。気をつけないと通り過ぎてしまいそうなほど茂っている。中に入れば明瞭な踏跡があり、スギ林の中をひと登りすると沼長トロ山に着いた。一息いれて北尾根を下る。ヒノキと闊葉樹の混交林のあちこちでイロハモミジが鮮やかに色づいていた。稜線はA峯で東に転じ、岩稜のB峯から南に回り込み、そしてD峯で南のヒノ谷に下る枝尾根と東の主尾根に分岐する。この稜線から樹間越しに垣間見る黒ダキ山や十方尾根なども、錦繍に染まっていた。D峯で昼食を取り、ヒノ谷(銅山川)左岸尾根を東進する。920.6m峰山頂以外に茂っているところはなく、容易に城山に達し、北尾根を下る。素敵なブナ森に気をよくしていると、終盤に30度以上の急斜面が現われて少々緊張する。人気のない静かな野営場に降り立つと、秋の気配が充ち満ちていた。
アルバム

小室井山
 めがひらスキー場より(7:41)

めがひらスキー場クワッドリフト山頂終点(8:14)
   
女鹿平山山頂(8:19)
沼長トロ山
 送電線鉄塔澄川支線№14より(10:00)
   

沼長トロ山取付(10:26)

沼長トロ山山頂(10:42)
   

イロハモミジ(伊呂波紅葉) 沼長トロ山北尾根(10:48)

B峯山頂(11:25)
   

D峯山頂(11:41)

920.6m峰山頂(12:23)
   

城山山頂(13:12)

立野野営場(13:39)
   



軌跡図 
                                                   所要時間:6時間55分、歩行距離:17.2㎞