| 矢滝城山・矢筈城跡・仙ノ山 |
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| 単独 2012.06.11 ☀／☁ |
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| 矢滝城山登山口(8:02/11)→矢滝城山(8:38/53)→登山口(9:10)⇒冠地区バス停(9:50/53)→矢筈城跡取付(10:07)→矢筈城跡(11:02)→岩峰・冠巌(11:17/46)→507m峰(12:02)→農道(12:40)→冠地区バス停(12:53)⇒銀山公園Ⓟ(13:19)→仙ノ山登山口(13:51)→石銀千畳敷(14:20)→仙ノ山山頂(14:37)→林道終点(14:46)→展望台(15:05)→出発点(15:29) |
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矢滝城山
祖式町(そじきちょう)下町から県道201号線に入る。矢滝地区を過ぎて少しのところに、矢滝城山隧道がある。左側の駐車スペースの奥が登山口になっている。スギ林の中をジッグザッグに登っていくと、間もなく尾根に上がる。きれいに刈り払われた径沿いの樹木には、感じの良い名札が掛けられている。五合目には休憩ベンチがつくられ、その上の急坂にはロープが張られている。いずれも地元の登山愛好家のご奉仕によるものに違いなく、憩いの山になっている。心地よく山頂に達すると、平坦な広場の中央に、かつてNHK中継局だった廃屋が建っている。山頂の草は週末に刈り払われたばかりのようで、よい時に来たものである。北側に回ると三角点があった。廃屋の屋上は360度のパノラマで、しばし大江高山火山群の特異な山並みに見とれる。名残惜しいが、これから向かう矢筈城跡と仙ノ山を目に焼き付けて起点に還る。
矢筈城跡
仁摩町大国で県道31号線を捨て、左の里道に入る。冠川沿いに上がり、冠スクールバス停留所の駐車スペースに車を駐める。車道を15分ばかり行くと、矢筈城跡への取付があり、これに入る。370m峰の南面を西に上る。やがて踏跡は消失し、最後は木登りで矢筈城跡の北尾根に上がる。370m峰の北側の谷から笹ヶ峠に上がる道が別にあるようだ。尾根からは径があり、容易に矢筈城跡に達する。山頂は樹林に囲まれている。東に少し下ると展望岩があり、矢滝城山が目の前に広がる。さらに下って鞍部を上り返し、岩峰に出る。北側の冠巌は、まさしく奇岩である。岩峰に陣取り、大江高山火山群の景色を堪能しながら、お弁当を食べる。東に尾根をたどり、仁万の最高峰(507m峰)まで足を延ばす。北尾根を下るが、途中で枝尾根に入ってしまい、早々と谷に降りる。難儀しながら下っていくと、左岸に踏跡が現われる。冠巌への径のようで、それから間なしに、畦道から道路に出て、起点に還る。
仙ノ山
銀山公園駐車場に車を駐める。月曜日というのに、大変な人出である。銀山川左岸の道を龍源寺間歩方面にたどる。大久保岩見守墓、下河原吹屋跡、豊栄神社などの史跡を一瞥して、先を急ぐ。福神山間歩の300m先で左の道に入る。佐毘売山神社の北側に仙ノ山への取付があるが、通り過ぎてしまい、「銀の里工房」の方が親切に教えて下さる。25分ほどで広々とした台地に出る。石銀千畳敷と呼ばれ、かつて銀精錬の町(最盛期は約2000人)があったという。仙ノ山への取付は台地の南端にあるが、テープも何もなく、あちこち探し回ってやっと見つける。地元のボランティアの方々が、荒廃竹林を切り開いて付けられたそうである。取付から10分足らずで山頂に至るが、三角点の周りを除いて、しっかり茂っている。史跡もない、展望もないような山頂を訪れる人は、よほど物好きなのかもしれないが、タブノキの巨樹に出会えたのが嬉しい。台地の南端まで林道仙ノ山線が上って、終点には休憩所とバイオトイレが整備されている。林道を20分ばかり下ったところに展望台があり、要害山を間近に見る。あいにく三瓶の山並みは霞んでいるが、満ち足りて起点に還る。 |
