足谷峡左俣(小五郎クモノ谷) |
単独 2011.08.27 ☀/☁|☂ |
R434向峠分岐(7:04/11)→宇佐川足谷峡出合(7:19)→F1(7:30)→F1落口(7:46)→F2(8:00)→F2落口(8:33)→F3(8:36)→F3落口(8:50)→F4・5(9:00)→F9(9:18)→F10(9:20)→堰堤(9:44)→右俣F1(9:48)→左俣F1(9:51)→F4(9:55)→F5(9:59)→F6(10:00)→F7(10:02)→F8(10:05)→林道(10:07)→五段滝F9(10:11)→F10(10:19)→F12(10:22)→林道(10:24)→F13・14(10:37)→F19(10:56)→F19落口(11:12)→ゴーロ帯→昼食・出渓(11:46/12:26)→小五郎山北峰(13:13)→小五郎山(13:17)→登山口(14:09)→向峠(14:22)→出発点(14:57) |
5年ぶり(2006.9.12)の足谷峡左俣である。国道434号線の向峠分岐手前(旧道入口)に車を駐める。130mばかり戻って宇佐川に降りると、足谷峡が出合っている。このところの雨で本流は水かさが多く、渡渉にちょっと気を使う。平凡な河原を10分歩くと、2mのF1がある。5年前は釜を泳いで突破したが、カメラを納めるのが面倒だし、寒そうなので、とてもその気にはなれない。右岸を高巻いて、懸垂下降した。はるか上空に足谷橋を見ながら、渓底を歩けば、カリガネソウが青い面白い花をつけて水辺に咲いていた。F1の落口から10分で12mのF2が現れる。ここから先は、複雑な地形をしたゴルジュとなり、直登できない5m以上の直瀑が次々と現れる。とりわけ、F2、F3は前半の核心である。F2の左岸を木登りでトラバース気味に枝尾根末端に上がり、ガレ沢に懸垂下降する。ガレ沢を下りきったところがF2の落口で、右奥に8mの直瀑F3が掛っている。ドードーと落ちる巨大な水柱を間近に見て、右岸のガレ沢にアイスハンマーを打ち込んで尾根に上がり、巻いてF3落口に降りる。二連滝F4・F5は右岸を高巻く。F6からF8までは直登できるが、F9は左岸を高巻く。三浦さんは突っ張って直登すると書いておられるが、とてもその気にはなれない。F10は10mのとても美しい滝で、右岸を高巻く。小滝を二つ越えると、堰堤が現れ、その上で小五郎クモノ谷の左俣と本流の右俣に分かれている。左俣に入ると、小滝が連続する。左俣F8の上で林道が跨いでおり、橋の上で小休止する。さらに、滑の5段滝、斜め滝と小滝が続いて、F12の上で再び林道が跨ぐ。急なゴーロを10分余り遡ると、その奥に三連滝F13~F15が掛かっている。途中まで直登できるが、F15は左岸を高巻く。次いで二条の滝F16、トユ状の滝F17-18を直登して間もなくすると、左俣最大の滝F19(30m)が現れる。右岸を大高巻きして落口に降りる。斜め滝F20から上は急なゴーロとなり、30分も遡ると水流が細くなってきたので、尾根に取り付く。ヤブ漕ぎ50分で小五郎山北峰に立ち、登山道を向峠に下る。にわかに、十砂降りとなるが、最早、問題はない。満ち足りて起点に還った。 |
足谷峡F1(7:30) |
足谷峡F3(8:37) |
足谷峡F2(8:00) |
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足谷峡F4・5(8:59) |
足谷峡F9(9:18) |
足谷峡F10(9:20) |
足谷峡堰堤(9:44) |
足谷峡左俣F13-15(10:38) |
足谷峡左俣F19(10:57) |
軌跡図 |
所要時間:7時間46分、歩行距離:11..2㎞ |