三瓶山(さんべさん)
 
 4人 2011.06.29 
東の原Ⓟ(9:48/10:00)⇒リフト上駅(10:13)→大平山(10:19)→奥の湯峠(10:33)→孫三瓶(10:49)→風越峠(11:03)→子三瓶(11:25)→扇谷峠(11:49)→展望ベンチ(12:30)→男三瓶(12:47/13:20)→兜山(13:50)→女三瓶(14:07)→リフト上駅(14:23)⇒東の原Ⓟ(14:36)
 
7月に予定している斜里岳登山の足慣らしに、三瓶山にやってきた。水曜日ということもあって、東の原の駐車場には2台の車が駐まっているだけ。リフトは乗る人があれば動かすという有様。今年の梅雨明けは早くて、夏真っ盛りの熱い一日になりそうだ。この際、リフトに乗らない手はない。リフト上駅から5分で、大平山の山頂に立った。女房殿を除く二人は、久しぶりの山行だというのに、これからたどる三瓶山火口の稜線を眺めても、不安な面持ちがまるで感じられない。活き活きとしている。早速、孫三瓶に向かうが、あっという間に姿が見えなくなる。ポレポレと後に続けば、ときおり、ササユリが道のへりに顔を出して、癒しの香りをただよわせてくれる。30分で孫三瓶に着いた。草原の風越峠は、火口稜線の最も低いところで、呼名どおりの風の通り道となっており、涼風が吹きぬけている。かつて、このあたりには牛が放牧され、草を食む姿が見かけられていた。道のあちこちにも糞が落ちていて、歩くのに難儀したものだが、今、その面影はない。子三瓶への登り返しで一汗かくが、少し上に上がると、見晴らしがよく、道々、シモツケなどの草花にも出会えるので、孫三瓶から40分の道程は長く感じない。子三瓶の頂上で一息入れたのち、赤雁山(あかかりやま)の東斜面をトラバースして扇谷峠に降りる。前方に男三瓶の大きな山容、右手に室の内を間に女三瓶の優しい山容、左手に西の原の広い草原と、素晴らしい景色を眺めながら、道のへりに咲き誇った花たちにも、あいさつしなくてはならない。なかなかに忙しいが、ぜいたくな下りである。一転して、扇谷峠からは、斜里岳の予行演習にふさわしい急登である。よく知っている道とはいえ、男三瓶南陵の展望ベンチに上がるや、三人とも大休止のてい。子三瓶から男三瓶まで1時間20分、よく頑張った!男三瓶の頂上に着くと、地元中学の生徒たちが課外授業で登っており、楽しそうに弁当を広げていた。引率の先生は、遅れた生徒のフォローと、ゴミ拾いに、忙しくしていられる。我々も展望台のベンチに陣取り、少々遅い昼食を始めた。日差しは強いが、風があるので、心地が良い。やがて生徒たちは北の原に下って行き、静かになる。我々も、建て替えられた避難小屋の前を通って女三瓶に下り、余裕で東の原に還った。あとは、さんべ荘で汗を流すだけである。
アルバム

東の原の無料休憩所ミラドールさんべ(10:01)

大平山山頂(10:19)
   

子三瓶山頂(10:49)

風越峠(11:02)
   

子三瓶山頂(11:26)

男三瓶南陵の展望ベンチ(12:30)
   

男三瓶山頂の三角点(12:48)

三瓶山頂神社(12:50)
   

三瓶山頂上小屋(13:23)

女三瓶山頂(14:07)
   
出会った草花 

ウツボグサ(夏枯草) シソ科 

シモツケ(下野) バラ科

ヤマブキショウマ(山吹升麻) ユキノシタ科 
     

ヤマアジサイ(山紫陽花) ユキノシタ科 

ササユリ(笹百合) ユリ科 

オオバギボウシ(大葉擬宝珠) ユリ科 
     



軌跡図 
                                                   所要時間:4時間09分、歩行距離:6.23㎞