天狗石山(てんぐいしやま)オクビ山
 
 15人 2011.05.14 
深山大橋(10:00/15)→佐々木新道分岐(10:18)→キナイ原分岐(11:24/37)→天狗石山(11:52/13:40)→(佐々木新道)→深山分岐(14:19)→オクビ山(14:25)→作業道ゲート(15:19)→(林道細見大塚線)→深山大橋(15:11)
 
2011年春の恒例グルメ山行は、天狗石山。総勢15名(うち初参加が5名)と、今までにない盛況である。これもF会長の仁徳か。県道40号(石見街道)の大暮分岐で落ち合って、深山大橋に向かう。清流の家でトイレの使用を所望するが、管理人不在のため、カギがかかって入れない。うーむ、女性の皆さんには、我慢してもらうしかあるまい。深山大橋から林道を歩くこと70分、キナイ原への分岐に到着。途中30分歩いたところで小休止をしているためか、全員余裕綽々の表情であるが、この際、トイレ休憩にして、しばらくの間、木陰で談笑にふける。新緑がまぶしい。キナイ原への道を捨て、電波塔の前を上がって行くと、天狗石山への取付がある。雪による倒木で荒れた、ブナ森の稜線径をたどり、全員余裕で天狗石山の頂上に立った。西中国山地の観望と記念撮影は早々に切り上げて、山頂南の大岩の上で、本日のメインイベント、シャブ鍋パーティの準備を始める。毎度のことながら、肉はどこ、だし汁はどこ、などなどと大騒ぎをしながら、少しずつ形が整っていく。箸を忘れたといって、灌木の枝で作ったのはよいが、食べ終わるころになって出てくる有様。いずれにしても、楽しいことである。具たくさんのシャブ鍋をたらふく食べて、飲んで、デザートが初物のスイカとくれば、これ以上のグルメはない。楽しいひと時が終わり、オクビ山へ向けて佐々木新道に入る。天狗石山の南面を下る佐々木新道は、ブナ林のとても美しいところであるが、昨季の大雪で倒木や枝折れが多く、踏跡はほとんど消失していた。南に真っ直ぐ下って鞍部に降りれば良いものを、歩き易いところをジッグザッグするうちに大きく西にそれて迷走し、皆さんに想定外の体験をさせてしまう。鞍部の深山分岐から先は、倒木や枝折れも少なく、5分でオクビ山に着く。ブナの巨樹が立ち並ぶ広い頂稜で一休みしたあとは、本日の核心、オクビ山南面の急坂下りである。不得手な人もいて、少々手間取るが、全員無事に急坂を降り切った。鞍部から東の谷を下って林道に出ようとしたが、踏跡は途中から消失しており、皆さんには難しそうだ。鞍部に戻り、西のヤブに突っ込んで作業道に上がった。作業道を200mばかり下れば、林道細見大塚線である。左にとって、足取り軽く、深山大橋に還った。
アルバム

佐々木新道分岐を過ぎて阿佐山橋を渡る(10:19)

天狗石山への取付(11:41)
 

天狗石山山頂(11:52)

天狗石山南面のブナ林 (13:45)
   

ブナ森の中を迷走(14:13)

源頭沢の渡渉(14:13)
 

オクビ山の急坂(14:50)

ヤブを抜けて作業道へ上がる(15:13)
 



軌跡図 
                                                   所要時間:5時間26分、歩行距離:8.1㎞