船通山 |
4人 2011.05.08 ☀ |
斐乃上温泉(10:14/19)→わくわくプール(10:24)→民宿たなべ(10:28)→鳥上滝コース登山口(10:58)→鳥上滝(11:21)→稜線休憩処(11:52)→船通山(12:00/49)→横手道起点(13:17)→亀石コース登山口(13:45)→斐乃上温泉(14:25) |
昨年に続いて、船通山でカタクリ鑑賞。国道314号線から出雲横田経由で行くところを、ナビに任せていると、国道183号線から県道106号線に入ってしまった。山越えのとんでもない悪路で、斐乃上温泉に着いたのは、10時を過ぎるという有様。とまれ、民宿たなべの前から斐伊川沿いの林道を上り、鳥上滝コースをたどる。5月のはじめは大変なにぎわいで、登山口のだいぶ手前から、道のへりに車が駐車していた。斐乃上温泉から歩けば良いのに、とも思うが、おかげで、遅く着いても車が置けたというもの。斐伊川源流の沢沿いの遊歩道を登っていくと、20分余りで鳥上滝に着く。水量は小さいが、高さ16mの岩溝を清水が流れ落ちている。左横に岩に挟まれた大きな枯木があるが、かつて、岩の亀裂を割って、幹回り5.5mの巨木に成長した、石割ケヤキが立っていたという。鳥上滝から30分で稜線に出ると、亀石コース分岐あたりから道の両側でカタクリが咲き揃って迎えてくれる。そして、頂上の群生地を目にして、歓声をあげない人はいない。船通山のカタクリは、寂地山ほどの広さはないものの、花の色が濃く鮮やかである。中国地方の自生カタクリといえば、寂地・冠山塊であろうが、このところ、船通山にお株を奪われそうな勢いである。広い芝生の頂上は、花見客で埋め尽くされている。さいわい、東側のベンチが空いていたので、大山や花見山方面を眺めやりながら、昼食にした。大山は霞んで見えないが、四周遮るもののない絶佳の眺望で、玉峰山、花見山、道後山、比婆山などが同定できた。帰りは、亀石コースを下る。横手道にさしかかると、タムシバ(ニオイコブシ)の香りがした。花は終わっているが、散った花びらが、あちこちの林床でまだ息づいているのであろう。明るいブナ林の中を下って行くと、沢筋の所々にまだ雪が残っていた。このあたりの雪の多さが知れようというもの。1時間で亀石コース登山口に降りる。赤川沿いの林道を40分下って、斐乃上温泉に着いたが、途中、道のへりでヤマエンゴサクとキクザキイチゲに出会えたことが嬉しい。 |
鳥上滝コース登山口(10:58) |
斐伊川右岸の登山道(11:04) |
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鳥上滝と石割ケヤキ(11:21) |
船通山の山頂で(12:31) |
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花見の登山客で賑わう船通山山頂(12:42) |
亀石コース横手道(13:07) |
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出会った花々 | ||
ミヤマカタバミ(深山傍食) カタバミ科 |
ハシリドコロ(莨菪) ナス科 |
カタクリ(片栗) ユリ科 |
山毛欅の巨樹 |
ヤマエンゴサク(山延胡索) ケシ科 |
キクザキイチゲ(菊咲一華) キンポウゲ科 |
軌跡図 |
所要時間:4時間06分、歩行距離:9.9㎞ |