旧羅漢山・恐羅漢山 |
単独 2011.03.26 ☃|☀ |
二軒小屋Ⓟ(8:00/06)→死人谷出合(8:39)→旧羅漢山取付(9:07)→展望斜面(10:02)→焼杉山分岐(10:13)→旧羅漢山(10:52/11:07)→平太小屋原(11:19)→恐羅漢山(11:48)→昼食(11:52/12:08)→枝尾根分岐(12:45)→登山道(12:58)→牛小屋高原(13:09/18)→二軒小屋Ⓟ(13:48) |
二軒小屋Ⓟを起点に、旧羅漢山から恐羅漢山へ周回した。これで「河津越」から「泣き別れ」までの分水嶺を繋いだことになる。3月下旬というのに昨夜から雪模様の天気で、二軒小屋Ⓟは20㎝の積雪。強引に車を乗り入れて駐め、スノーシューをつけて出発する。死人谷出合あたりの雪の景色は、1ヶ月前とそう変わっていない。踏跡のない林道は、積もったばかりの雪でピッチは上がらないが、何とか1時間でカーブミラーのある旧羅漢山の取付に着いた。県境尾根をケンノジキビレ方面に少し下ってみたが、灌木に遮られて1ヶ月前のような眺めはない。1mは減っているようだ。焼杉山分岐辺りを桑原先生は1271m独標峯と記しておられるが、視界が悪いとよく迷走する僅かに盛り上がった広い尾根である。北側の急斜面を登り切って振り返ると、樹氷で装われた県境尾根が焼杉山へと続き、彼方に十方の山なみが煙っていた。そこからは緩やかな斜面となり、10分で旧羅漢山の大岩の前に出た。三笠宮寛仁殿下登頂記念の石碑は、すっかり雪に埋まっている。大岩の西に立つと、眼前に広見山から半四郎山への稜線が広がり、その後ろに真っ白い向半四郎が頭をのぞかせている。山頂の東面からは、これから辿る恐羅漢の南尾根が、アシウスギの森(平太小屋原)を挟んで指呼の間に見える。雪のない平太小屋原は、ぬかるみを避けて木の根や倒木伝いに蛇行することになるが、この時期は最短ルートを取って容易に恐羅漢の南尾根に上がることができる。普段叶わない、ヤブの上から眺める雪山の景色は素晴らしい。広い山頂の旧羅漢山、論所を挟んで仲良く並び立つ十方山北峰と奥三ツ倉などなど、である。旧羅漢山から40分で恐羅漢の山頂に立つことができた。折よく、単独行の男性が北尾根から登って来られたので、シャッターを押してもらう。旧羅漢山に向かうというその人と別れて北尾根に下り、台所原分岐を過ぎた辺りに腰を下ろした。晴れ間がのぞき、風も穏やかで、雪化粧をした山なみを眺めながら、昼食を取る。これ以上の贅沢はない。北尾根を下って行くと、トレースは1126m標高点手前の枝尾根から牛小屋谷に下っていた。当初、夏焼けの丘から夏焼峠を周るつもりであったが、この際、時間が押しているので、トレースを辿る。牛小屋高原からは車道を歩いて起点に戻った。 |
十方林道 民家跡付近(8:19) |
旧羅漢山取付(9:07) |
1271m峰(10:27) |
1271m峰 旧羅漢山南陵より(10:41) |
旧羅漢山山頂(10:52) |
広見山と半四郎山 旧羅漢山山頂より(10:55) |
恐羅漢山 旧羅漢山山頂より(11:11) |
旧羅漢山 恐羅漢山南陵より(11:36) |
恐羅漢山山頂(11:50) |
深入山 恐羅漢山北面より(11:52) |
恐羅漢山北尾根(立山の頭)(11:53) |
牛小屋高原センターハウス(13:18) |
軌跡図 |
所要時間:5時間55分、歩行距離:10.6㎞ |