焼杉山・京ツカ山 |
2人 2011.02.26 ☀ |
二軒小屋Ⓟ(7:29/39)→カーブミラー(8:13)→展望斜面(8:43/52)→1271m標高点(8:59)→ケンノジキビレ(9:14)→焼杉山(9:28)→ボーギのキビレ(9:53)→杉の巨樹(10:19)→1168m峰(10:32)→京ツカ山(10:45)→1158m峰(11:10/52)→ボーギのキビレ(13:00)→下山橋(13:19)→水越峠(14:11)→二軒小屋Ⓟ(14:47) |
Oさんを誘って五里山塊をスノーシューイング。道の駅「来夢」で落ち合い、恐羅漢公園線から二軒小屋の駐車場に入る。広く除雪されて、ずいぶん様変わりしていた(1週間前は、幅5m、長さ20m程度の除雪スペースしかなかった)。早速、雪の幹線林道をたどる。よく締まって歩き易く、35分で旧羅漢山の取付きに着いた。曲り角のカーブミラーは、ミラー部分が傾いてのぞいている。先週はこれがすっかり埋まっていたのだから、ずいぶんとけたものだ。1271m峰の急な南東尾根を登ること30分、十方山の展望斜面に出た。広い雪の斜面に悠々とブナの古木が立っている。かつてこの木のてっぺんにクマタカの雄姿を見かけたことがある。Oさんは、美晴の空と雪山が織り成す素晴らしい眺めに、歓声をあげる。 | |
カーブミラーがある旧羅漢山取付(8:13) |
十方山 1271m峰南東の展望斜面より(9:34) |
1271m独立峰の南稜を西に転じて、ケンノジキビレに下って行くと、再び開けた潅木帯に出る。こちらも絶佳のパノラマである。北を振り返れば、間近に旧羅漢山、西に広見山塊、その左に安蔵寺山塊、そして目の前に、なだらかな焼杉山が広がっている。ケンノジキビレ附近は山稜の幅が非常に広く、迷いやすい。稜線は広島県側が杉の植林帯になっているので、そのキワをたどるのが良い。キビレから焼杉山まで約15分。広い頂上には、ブナの巨樹が立っている。焼杉山で一息いれていると、中年の女性単独行者が牛小屋から恐羅漢を経由でやって来られた。京ツカ山まで行くという。我々に後続していたが、スピードに付けないのか、ボーギのキビレに降りる頃には、見えなくなっていた。 | |
焼杉山 1271m峰南西面より(9:03) |
焼杉山山頂(9:29) |
キビレを上り返すと、1168m峰の北面に大杉がある。根元付近から枝分かれした幹は凸凹で、いかにも老樹の装いをしている。1168m峰の稜線を西に750mばかり行くと、独立峰がある。五里山の本峰、京ツカ山(1129.7m)である。眺めは良いが、1168m峰の肩にある小ピークなので、読図を怠ると、気付かずに通り過ぎてしまう。 | |
スギの老樹 1168m峰北面(10:19) |
京ツカ山・五里山本峰 東稜線より(10:39) |
本峰から南西に、広い潅木帯の尾根をたどること20分、五里山南峰、1158m峰に着いた。万城山まで30分もあれば行けそうであるが、帰りの道程を考え、ここまでにする。四周の景色を堪能しながら、至福の昼食をとっていると、焼杉山で出会った女性が上がってきた。牛小屋まで帰り着けるかしきりに気にしているが、心配することはあるまい。我々の踏跡を辿ったにしても、相当な健脚である。 | |
1158m峰・五里山南峰 京ツカ山より(10:40) |
1158m峰山頂(11:08) |
冠寂地山塊 1158m峰より(11:14) |
十方山南西尾根 1158m峰より(11:47) |
帰りは1158m峰から細見谷に降りるつもりであったが、雪の稜線歩きは捨てがたく、ボーギのキビレまで戻って、マゴクロウ谷を下った。細見谷林道の雪は深く、下山橋たもとのカーブミラーもミラーの部分だけが出ている有様。おまけに、暖かい日差しで雪面はすっかりゆるみ、難儀な歩行となる。下山橋から1時間近くかかって、水越峠に上がる。下りは楽で、満ちたりた気持ちで二軒小屋に帰り着いた。 | |
ボーギのキビレ(13:00) |
下山橋(13:19) |
冠山と寂地山を背にした焼杉山 1271m独立峰西面より |
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安蔵寺山塊 1271m独立峰西面より |
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十方山南西尾根 五里山南峰(1158m峰)より |
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