尻高山(しりだかやま)高壺山(たかつぼやま)(笠戸島)
 
 2人 2011.01.30 
深浦地区の高壺山登山口(10:57/11:07)→林道外野山線入口(11:11)→尻高山取付(11:50)→尻高山(12:10/36)→外野山(12:47)→カラン越(12:56)→大浦越(13:05)→火振岬展望処(13:14)→高壺山(13:24)→軍事施設跡(13:36)→高壺山(13:44)→大浦越(13:59)→高壺山登山口(14:13)
 
大寒波第2波の到来で、週末の西中国山地は吹雪、沿岸部も曇りの予報。沈殿を決め込んでいたが、明けて、窓を開けると風は冷たいが、好晴の空模様。と言うわけで、女房殿を誘って笠戸島の尻高山と高壷山を歩く。笠戸島最奥の集落、深浦地区の西の外れに広い駐車場とトイレがあり、そこが登山口。標識などは一切なく、誠にスッキリしており、トイレもよく手入れされている。まずは尻高山に向かう。駐車場前の護岸道を西に行くと、南西に転じて間もなくのところで、外野山林道が右(北)に分かれおり、これをたどる。外野山林道を7分(約400m)計り上ると、未舗装の林道が分かれている。尻高山への取付と勘違いして入り、引き返す始末。20分のタイムロスである。舗装された林道をひたすら北西に向かわないといけない。林道は安定型の産廃処分場のあたりから横手道となり、やがて未舗装になって、尻高山からカツネ崎へ下る北東尾根を乗り越して南に回り込んで下っている。尻高山登山道は、この尾根に付けられており、取付がU字カーブの突端にある。径は遊歩道のようにきれいに整備され、赤いテープもあって、通り過ぎてしまうような心配はまずない。登山口から取付まで、迷わなければ約25分というところか。広く切り開かれた尾根径を登って行くと、20分で尻高山の頂上。南東面が開けて、径の中央に三角点標柱(四等)がある。光り輝く瀬戸の海を眺めながら、至福の昼食。時折雪が舞うが、風はなく、寒くない。南西尾根を下ると、境界標柱のところ(外野山)で「象の肩」へ続く径が分かれている。これを捨てて南東に転じ、鞍部を上り返す。尾根径を20分近く行くと、火振岬の展望処があるが北側の眺めもなかなか良い。尾根径は一様に照葉樹に囲まれている。展望はないが寒風が遮られるので暖かい。鞍部(ガラン越)から30分で高壷山に到着した。二等三角点の標柱が埋められている。砲台山に向かうが、いい時間になってきたので軍事施設の遺構があるところから引き返す。笠戸島には、徳山要港防備のために造られた軍事施設(高角砲、探照燈、聴音機、兵舎、軍用道路等)の遺構があちこちに残っている。頂上稜線(北西)で巨樹に出会う。まわりの木々がみな若いので、高壷山の象徴として残されたのであろうか。シラカシと思うが自信はない。高壷山山頂から尻高山への下り15分(約700m)の所で、深浦(北)から大浦(南)への乗越し径が交差している。この径を行き、15分で登山口に降りた。
アルバム

高壺山登山口(11:07)

外野山(そとのやま)林道入口(11:11)
   

林道分岐(11:18)

尻高山取付(11:50)
   

尻高山山頂(12:36)

深浦の海 火振岬展望所北側斜面より(13:15)
 

高壺山山頂(13:24)

軍事施設の遺構(13:36)
   

シラカシ(?)の巨樹(13:46)

高壺山登山口の南160m付近14:11)
 



軌跡図 
                                                   所要時間:3時間06分、歩行距離:8.33㎞