明神峠(みょうじんとうげ)海見山(かいけんざん)本地峠(ほんじとうげ)
 
単独 2010.10.31 /☂
明神峠(7:30/32)→明神社(7:33)→海見山CC(7:51)→639m峰尾根(8:30)→林道(8:41)→NTT専用道路(9:03)→NTT海見山無線中継所(9:12)→鞍部(9:26)→海見山(9:40)→高圧線鉄塔・670m峰(10:47)→本地峠(11:26)→峠(11:49)→R261(新光地区)(12:24)→出発点(12:57)
アルバム

明神峠(7:32)

明神社(7:33)
今回は明神峠から海見山に立ち、本地峠に下る分水嶺歩き。広島北ICで降りてR261を右に取ると、15分足らずで明神峠に着いた。陰陽分水嶺標示板の斜め向かいに駐車スペースがあり、そこに車を駐める。峠にはバス停(JR)があり、広島・大朝間に1日5便の運行があるようだ。峠のすぐ横には中国自動車道が通っている。峠の北西側にある石段を上がり、明神社と記された木の鳥居をくぐると、奥に小さな祠があった。右に大きく傾いで傷んでいるが、境内はよく手入れされている。折々に里人が参詣する水分神なのであろう。落葉の敷き詰められた広場に立つと、霊気に癒されて何とも心地が良い。参拝して社の北側(右手)から取り付いた。
 

明神峠北西斜面のブッシュ(7:53)

林道(8:41)
海見山の稜線までは広島市と北広島町の境が分水嶺になっている。取付付近に径はなく、枝尾根に沿ってひたすら北西に進路をとる。海見山CCの横を通り、笹が茂るヒノキの植林地を抜けて、1時間近く登ると、639m峰の尾根に出た。雑木に遮られて展望はないが、かすかな踏跡がある。西に10分も行くとヒノキの植林帯に変わり、笹原地区からの林道が延びていた。ヒノキ林は、新たに開削した林道によって除間伐が行われたばかりで、明るくて清々しい。そのヒノキ林の尾根には明瞭な踏跡があり、たどるとNTT専用道路に出た。
 

NTT海見山無線中継所(9:13)

海見山山頂(9:47)
NTT専用道路を跨いで踏跡を上れば、2~3分で無線中継局がある海見山の南西峰に立てる。が、海見山まで縦走する場合、道路を行って、もう一方の中継局の横から北に尾根をたどるのが分かり良い。南西峰と海見山の鞍部に降りると、併走するNTT専用道路から海見山へ登山道が上がっていた。よく踏まれた径をたどって、海見山に立つ。呼名のように頂上から海を見ることは叶わない。
   

高圧線鉄塔が建つ670m峰(10:47)

本地峠 北西尾根より(11:22)
海見山の北北東尾根を下る。かすかな踏跡がある。結構茂っているが歩きにくいことはない。15分ぐらい下ると、東斜面が皆伐されていて新光地区がよく見えた。山頂から1時間で高圧線鉄塔の建つ670m峰まで降りた。立派な管理道が北東に下っているが、分水嶺は北西に転じている。踏跡はなく、笹の茂ったヒノキの植林地に突っ込み、しばらく下ると、南西斜面が伐採されて開けた本地峠の上に出た。
   

本地峠北側の農道入口(11:32)

峠(11:49)
山頂から1時間30分近くかかって本地峠に降り立つ。懐かしい。北(本地方面)に少し寄ったところに農道の入口がある。2万5千分の1図では破線が新光(にいみつ)に抜けているので、これをたどる。農道は先で林道となって、海見山北北東尾根の鞍部に至る。道は高圧線管理道として左右に分かれて上っているが、峠越えの径はない。谷に降りて、地形図の破線のあたりを下って行くと、20分で荒れた林道に出た。
   

廃屋(12:20)

新光(にいみつ)の民家(12:23)
林道は10分ばかり下った所で十字路となり、人の手が入っている。直進すると左手に廃屋が現れた。一帯はすっかりヤブになっているが、かつては別荘地だったのかも。新光の集落に出て、小雨のぱらつくR261を明神峠に還った。



軌跡図 
                                                   所要時間:5時間25分、歩行距離:10.6㎞