鈴ノ大谷山(すずのおおたにやま)盛太ヶ岳(もったがだけ)
 
単独 2010.08.21 
 
抜月の盛太ヶ岳登山口(8:02)→長野ヶ原林道→第二堰堤(8:37)→眼鏡噴出(8:49/9:06)→入渓(9:20)→中の谷→枝尾根(10:56)→県境尾根(11:27)→982m峰(11:35)→鈴ノ大谷山(12:09/28)→セキトウエキ南の鞍部(13:07)→793m峰(13:40)→盛太ヶ岳(14:51/56)→出発点(15:50)
アルバム

盛太ヶ岳登山口(8:02)

盛太ヶ岳 抜月川に架かる橋の手前より(8:04)
昨年中河内から鈴ノ大谷を遡ったおり、抜月川を詰めて鈴ノ大谷山に立ち、盛太ヶ岳を周って抜月に戻ることを考えた。で、吉和ICから六日市IC経由で吉賀町抜月にやって来た。盛太ヶ岳登山口の看板がある道のへりに車を駐めて、町道を北西にたどると、抜月川に架かる橋の手前で道が分かれている。右岸沿いの道に入ると、盛太ヶ岳が眼前に広がり、頂上は指呼の間に見えた。帰りは左手の稜線を下るのである。河内集落の外れにある后巌橋を渡ると、林道長野ヶ原線が左岸沿いに続いていた。これを行くと、堰堤の手前で上下に分かれており、逡巡の末、下の道を選んだ。間もなく次の堰堤が現れ、そこで終わっていた。やむなく谷を遡っていくと、左岸に舗装された林道が現れた。上の道が正解だったのだ。
 

林道長野ヶ原線(9:04)

中の谷の支谷・モチヅキ(10:10)
平凡な河原が続くので、林道に上った。が、やたらブヨが多く、目の前のやつらを両手で叩きながら歩いていると、眼鏡に手が当たってどこかへ飛んでいってしまった。予備の眼鏡をかけて辺りを探すこと20分。結局、見つからなかった。何ということだ。左の写真の中央右あたりがその場所である。当初考えていたアナノ谷は、眼鏡を紛失した50m先で出合っていたのに、林道を行って見逃してしまい、その上にある中の谷に入渓。中の谷から真西に続くモチズキに入った。急な涸れ沢を登って、鈴ノ大谷山北尾根の枝尾根に突き上げ、大藪コギをして山頂に立った。林道に上らないで抜月川をそのまま行っていれば、眼鏡をなくすこともなく、水のあるアナノ谷の遡行が愉しめたのに。
 

鈴ノ大谷山山頂(12:09)

盛太ヶ岳山頂(14:55)
藪コギは応える。昼飯は思うように喉を通らず、半分残して投棄する。弁当箱の仕切りまでも一緒に!盛太ヶ岳に向かうが、早速、アナノ谷の源頭、セキトウエキ南鞍部への取付が分からず迷走する。何のことはない、登山道を下れば容易に降りられたのだ。が、鞍部からが本山行の核心部であった。藪コギの連続で、後半は聞きしに勝る大薮に遭遇した。鈴ノ大谷山から約2時間。予定の時間をかなりオーバーして盛太ヶ岳山頂にたどり着く。もうヘロヘロである。頂上広場には夏草が繁茂して、展望所も消失している。僅かに残ったポカリを飲み干し、登山道を下った。登山口まで1時間たらずの道程であるが、疲労困憊した体には、長いこと長いこと。



軌跡図 
                                                   所要時間:7時間48分、歩行距離:13.4㎞