玉峰山 |
2人 2010.07.24 ☀ |
玉峰山登山口(11:10/20)→雄滝(11:28)→かざし岩・窓岩方面分岐(11:50)→小窓岩(11:56)→玉峰山(12:28/13:01)→遊歩道分岐(13:30)→雌滝(14:02)→森林公園道路(14:13)→出発点(14:23) |
玉峰山登山口(11:19) |
雄滝(11:28) |
女房殿の足慣らしということで、島根県の玉峰山にやって来た。玉峰山森林公園キャンプ場(管理者:奥出雲町)の駐車場から取り付いた。広島からの道程は遠く、途中、買い物をしたり、田舎道に迷い込んだりして、3時間20分もかかってしまった。真夏の太陽が照りつける暑い山行になりそうだ。玉峰山は、出雲風土記に登場する玉造りの神が宿る信仰の山である。登山道は、谷沿いと尾根沿いの二手に分かれて上っているが、雄滝の上で合流している。谷沿いの径を5分も登ると休憩処があり、その上で滝見台への径が分かれている。20mの岩溝にかかる静かな滝である。滝見台は、ゴルジュのど真ん中にあって、一人たたずめば、思わず瀧の精に手を合わさずにはいられない。 |
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遊歩道分岐(11:50) |
小窓岩(11:56) |
登山口から雄滝、玉齢の水(とても美味しい)、バクチ岩を経て、30分で遊歩道分岐に着いた。写真の手前が山頂への径。なお、向こう側は、コウモリ岩、カザシ岩、窓岩など、奇岩・巨岩探勝の遊歩道であるが、女房殿の強い意向で割愛した。遊歩道分岐から少し上った所に「小窓岩」がある。道筋に大岩が立ち塞がっているが、人が通り過ぎるのにちょうど良い隙間(小窓)が空いている。小窓に入る手前は、狭いが平坦で、見晴らしが良いので、休憩処にお薦めである。 | |
玉峰山山頂(12:29) |
吾妻山から猿政山の稜線 玉峰山より(13:01) |
遊歩道分岐から約40分で、三等三角点がある玉峰山の頂上に立った。標石がずいぶん露出している。埋められた明治27年4月当時に比べ、40㎝近く浸食されていることが窺える。山頂は潅木に囲まれ、大パノラマとはいかないが、西から南方面の眺めが良い。三瓶山、大万木山、猿政山、吾妻山、船通山の山座同定を愉しんだ。また、ベンチに上がれば、中海を眺めることができる。 | |
雌滝(14:02) |
玉峰山 玉峰山森林公園より(14:17) |
下山は町境の尾根を北にたどって、亀嵩川支流の左谷に下った。谷の北側の尾根径をたどり、最後は鉄製の長い階段を伝って左岸に降りて行くと、山頂から1時間のところで、雌滝への径が分かれていた。薄暗い岩間の奥に小さな瀧が落ちている。うーむ。登山道に戻って10分も下ると、公園道路に出た。駐車場に戻る路上から、大岩を露にした玉峰山の山腹が眺められた。右の峰が山頂で、遊歩道は大岩の下あたりを横切っていると思われる。 | |
キャンプ場管理棟(11:11) |
出雲坂根駅(15:09) |
駐車場横の橋を渡り未舗装の道をたどると、広場(キャンプ場)の奥に管理棟が建っていた。青少年施設のようで、広い立派な研修室もある。広場の傍らに、夏草に囲まれて玉峰不動明王と祠が建っていた。帰途、出雲坂根駅に寄り道した。JR西日本唯一の3段式スイッチバックがある駅で、昭和12年開業。ホームの片隅に「天真名井」と呼ばれる湧き水がある。この4月に新駅舎が竣工したばかりで、多くの観光客や愛好家が訪れていた。 |
軌跡図 |
所要時間:3時間03分、歩行距離:4.4㎞ |