

府中市の里山歩き。霧ヶ丸山を北から南へ縦走して岳山へ周回。斗升の六社神社前に車を駐める。斗升御山線から里道へ分れ、霧ヶ丸山北尾根末端へ取り付く。早々に辻堂に出会うが、尾根筋に道らしいのは見当たらない。東面集落の背戸にもなく、稜線へ上がってみると、あった。西面のスギ林斜面を探せばよかったかもしれない。尾根道は、倒木や灌木が邪魔するところもあるが、大したことはない。標高450mを越えるとマツ林の様相が強まり、留山テープの残骸を目にするようになる。おかげで大したヤブに出合うこともなく、図根三角点、546峰、544峰、CATVアンテナ(542峰)などめぐって、霧ヶ丸山山頂に達す。展望はない。南尾根へも明瞭な踏跡が続き、502峰から約700mのところで、西面横手へ道が分かれる。この際、平谷集落へ出るのを止めて、横手道へ短縮。道らしいのは始めだけで、落葉ですべるガレた急斜面をおっかなびっくり下る。県道421号線へ降りて右に取り、矢多田の岳山登山口へ向かう。
六社神社前の駐車スペース(7:18)	霧ヶ丸山北尾根末端への取付　起点より(7:18)

六社神社鳥居、前岳(7:19)	辻堂(霧ヶ丸山北尾根末端)(7:25)

乗越鞍部(7:44)	546峰山頂(8:24)

544峰(GPS標高)山頂(8:33)	CATVアンテナ(GPS標高542)(8:56)

大岩(CATVアンテナピークの南陵)(9:03)	:霧ヶ丸山山頂(9:16)

乗越鞍部(9:44)	502峰山頂(9:50)

西面横手道への分岐(10:23)	下山地点(県421)(10:34)

清六山林道を左に、市道斗升御山線を右に分け、峠を越えて扇原地区へ入る。峠から10分ほどのところに、矢多田南登山口がある。取り付くとほどなく左手に駐車場、その先でC・Dコースが右に分かれる。Bコースを選ぶ。奇岩・巨岩あり、スギやコナラなどの老樹あり、のぞき岩の上に世羅台地の山座あり、と見どころ満載のルート。
清六山林道分岐(10:54)	市道斗升御山線分岐(10:57)

県道421号線の峠(平谷-扇原)(11:29)	矢多田の南登山口(11:41)

矢多田登山口駐車場(11:48)	BコースとC・Dコースの分岐(11:51)

妙見(12:08)	コナラの老樹(12:11)

旧妙見(12:24)	のぞき岩(12:28)

宇根山、新山など　のぞき岩より(12:31)	男鹿山、女鹿山、頭士山など　のぞき岩より(12:32)

Dコースを右に分けたあとAコースを左に分けて、ほどなく前岳分岐に至る。そこは岳山の頂稜で、山頂標識はすぐそこにある。樹木に遮られて、展望の頂とはいかないが、樹木越しに前岳の山容を眺めることはできる。昼食を済ませ、前岳尾根のルートへ下る。約35分で前岳山頂に着く。途中、Cコース分岐の手前に国引岩があるが、展望台と名付けられた岩の上に見晴らしはない。前岳の北東面は鬱蒼としたヒノキ林、南西面は林床ササ・灌木の雑木林。東面に杵抜岩と呼ばれる巨岩の積み重なりがあるが、その謂れは分からない。前岳東尾根は約280m先で北へ回り込み、一気に高度を下げる。ルートはこれに沿い、北に転じる尾根肩が岩尾根で、のめり岩、八畳岩と呼ばれる素敵な展望岩に出会う。北方に空山や星居山(ほしのこやま)、東方に蛇円山や府中アルプス、眼前指呼の間に霧ヶ丸山北尾根など。しばし親しむ。八畳岩から斗升登山口まで約20分、起点まで約30分を要す。六社神社へ無事の帰還を感謝。
前岳分岐(岳山南頂稜)(12:43)	岳山山頂(12:44)

前岳　岳山山頂より(12:48)	展望台と呼ばれる国引岩の上(13:14)

国引岩(13:19)	前岳山頂(13:41)

杵抜岩(13:47)	のめり岩(13:55)

空山、星居山、龍王山など　八畳岩より(14:02)	亀ヶ岳、蛇円山など　八畳岩より(14:03)

斗升登山口(14:24)	六社神社(旧称亀山六社権現宮)(14:37)