五輪山(ごりんざん)
2021.06.15 単独 
滝山川交流広場Ⓟ(7:11/24)→五輪山登山口(7:34)→鎌ヶ原入口(8:15)→滝山川線5(8:33)→747峰(9:13)→五輪山(9:38)→五輪塔(9:40)→登山道(寺屋敷)分岐(9:50/10:05)→作業道横断(10:51)→705峰(11:20)→757.5峰(11:46)→乗越鞍部(12:00)→822峰(12:30)→安中越え古道の峠(13:01)→林道安中線終点(13:28)→昼食(13:30/14:10)→長谷橋(14:35)→川登大橋(15:03)→丁川取水堰堤(15:34)→鎧橋(15:37)→起点(15:54)
軌跡図
 この地図は、国土地理院地形図を利用したものである。  所要時間:8時間29分、歩行距離:約19㎞
アルバム
安芸太田町の里山歩き。加計の五輪山尾根を南から北へたどり、鹿篭頭(かろうず)と安中(あんじゅう)の乗越峠へつないだ。起点は、滝山川交流広場(加計体育館)の駐車場。R434に出て左に取り、中祖橋を渡る。みかどや酒店の角から東の道へ入り、突き当りを左に取る。150mばかり上がった左手に、五輪山登山コースの案内板が立っている。

けむる五輪山を背にした加計体育館(7:24)

五輪山登山口(7:34)
ギリピンの舗装路は、さらに廃屋の背戸まで続いたあと山道になり、横手に折り返して尾根に沿う。スギ・ヒノキ林の尾根に切られたしっかりした古道だが、倒木や灌木・ササなどで荒れたところもある。途中、長迫、土俵場、砂走り、テンテン山、深谷などの標識を目にするが、その故はよく分からない。深谷のすぐ上に鎌ヶ原入口の標識があり、尾根に沿う道は右に分かれ、古道(登山道)は西面横手に続く。この際、尾根道を選ぶ。ササが茂るところもあるが、明瞭だったのは滝山川線鉄塔5まで。ササに覆われた微かな踏跡をたどると、東面に寄って作業道に出合う。

鎌ヶ原入口(8:15)

南尾根に沿う山道(8:31)

滝山川線5(8:33)

南尾根東面に沿う作業道(8:41)
尾根筋へ戻って北上。ほどなく間伐地になって明るく開けるが、林地残材が行く手を妨げ、歩きにくいことこの上ない。約20分の辛抱で解放され、747峰南肩に至って、踏跡に出合う。747峰から五輪山山頂まで約25分。途中、以前にはなかった灌木の茂るところや作業道が交差するところもあるが、可憐な草花に出会えてそれは帳消し。1185年ごろの建立と云われる、この山の由緒、五輪塔にお参りして、北尾根の道をたどる。

ササユリ(8:42)

間伐地(H638)(8:51)

747峰山頂(9:13)

コアジサイ(9:34)

五輪山山頂(9:38)

五輪塔(9:40)
五輪塔から約230m、北頂稜肩の先で左の支尾根へ登山道が分かれる。主尾根と間違い、途中で慌てて引き返す。この道は、先の鎌ヶ原入口で横手に向かった古道からのもの。北尾根にも踏跡はあり、ほどなく作業道が右手(東面)に沿うようになる。明るく開けて、快適。たどれば楽ちんだけれど、尾根筋にこだわる。灌木やササが下生えするヒノキ林尾根をたどる。主尾根は、作業道を横切った先で北東に転じてアップダウンを繰り返す。マツ雑木林の尾根になるが、下生えのササや灌木は薄く、踏跡も残っている。705峰、757.5峰を経て、難なく822峰に達す。途中の乗越鞍部には、微かに破線径らしいのが認められる。822峰からは、南尾根の仕事道を下りすぎ、またもや後戻り。東へひと下りして、見覚えのある安中越えの古道峠に出る。

寺屋敷へ下る登山道分岐(左)(10:05)

作業道が沿う五輪山北尾根(10:20)

北尾根を巻く作業道(10:51)

705峰山頂(11:20)

757.5峰山頂(11:46)

乗越鞍部(破線径)(12:00)

822峰山頂(12:30)

安中越え古道の峠(13:01)
安中側へ下るとすぐ、道は崩落。へつって谷道へ降りると、ほどなく荒れ始める。谷筋の道は沢状態、左岸道はササや倒木などで埋没、といった塩梅になる。想定外の道行きにちょっと魂消るが、峠から25分ばかりで、無事林道安中線の終点に飛び出す。80mほどで舗装道路になり、安中地区が開ける。家屋はないが、道の畔は草刈りかなされ、梅や桃などが植えられた棚田跡も散見される。小屋付きの畑もある。花の季節には桃源郷のようになるのかもしれない。道のへりの石に腰掛けて、遅い昼食をとる。

ほとんど沢に戻っている古道(13:11)

倒木やササ・灌木に埋没した古道(13:20)

林道安中線終点(13:28)

林道安中線舗装路終点(13:29)
林道終点から800mばかり下った逆S字カーブのところで、別荘風の家屋を見かける。左岸に1棟、右岸に2棟。右岸の1棟はまだ新しい。さらに3.1㌔、川登地区に出てR434へ合流する。途中、道のヘリで咲き誇るユキノシタ、対岸に立つサワグルミの老樹、懸崖のゴルジュ渓、「あんちゅうかわ(安中川)」と表示された長谷橋、そして直瀑2本に出会う。

別荘(山小屋)(14:19)

長谷橋(14:35)
R434歩きは、起点まで約3.8㌔の道のりだが、交通量は少なく、そのほとんどに歩道があるので快適。川登(かわのぼり)大橋、穴阿(あなあ)橋、尚志(しょうし)橋、丁川(よおろがわ)取水堰堤、鎧橋をめぐって起点に還る。

川登大橋(R434) 鳥尾地区より(15:00)

丁川取水堰堤(15:34)
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