大箒山(おおほうきやま)床尾山(とこおやま)
2021.03.26 単独 
ぬくい工芸センター前(7:43/48)→後温井谷→取水施設(8:03)→林道大箒線(下)(8:17)→林道大箒線(上)(8:52)→主稜線(9:34)→A峰(9:50)→大箒山との最低鞍部(9:58)→大箒山取付(10:05)→大箒山(10:20)→主稜線(古道分岐)(10:49)→A峰(10:54)→B峰(11:22)→956峰(11:35)→C峰(11:45)→D峰(12:00/21)→床尾山(12:34)→床尾峠(12:58)→岩倉谷→林道合流(13:15)→県道305号弁財天加計線(13:48)→吠え原峠(13:51)→杉の泊ホビーフィールド管理棟(13:53)→杉ノ泊温井線→札の峠(14:18)→小温井橋(14:44)→河内神社(14:50)→起点(14:53)
軌跡図
 この地図は、国土地理院地形図を利用したものである。  所要時間:7時間05分、歩行距離:約16㎞

アルバム
安芸太田町の里山歩き。今回たどるのは、大箒山から床尾峠まで。ぬくい工芸センター前の町道駐車帯に車を駐めて、温井谷川(後温井谷)右岸の里道へ取り付く。すぐ、左手に地蔵堂のある墓地、右に鍛冶屋橋が分かれる。左岸の道は、砂防堰堤を越えてほどなく、水道取水施設に出会って終わる。左岸に荒れた踏跡が在るにはあるが、難儀しそう。この際、右岸斜面に木登りで取り付き、林道大箒線支線に出る。倒木や灌木でけっこう荒れている。右に取ると、10分ほどで後温井谷を横切る本線へ合流。左岸を上がる砂防堰堤管理道に取り付く。
ぬくい工芸センター(7:45) 地蔵堂(7:50)
鍛冶屋橋(7:53) 水道取水施設(8:02)
林道大箒線支線(8:07) 林道大箒線の砂防堰堤管理道入口(8:17)
ありがたい管理道は、堤体の約100m先まで。ササ灌木のヤブ斜面になる。かつては踏跡があったのかもしれないが、完全に消滅。それでも、まだ皆伐植林地が若いので歩ける。岩まじりの急斜面を、ササ・灌木つかみで横手に高度を上げる。約10mのトユ状滝を大高巻きして顧みれば、後温井谷の様子がよく分かる。さらに10分の辛抱で尾根に上がると、踏跡あり。約100mで上の林道大箒線に合流する。管理道によらず、端から尾根に取り付いたほうがよかったようだ。左に取って南側に回ると、右手斜面に作業径があり、これをたどる。10分ほどで尾根筋となり、見晴らしよく快適。これからたどる主稜線を仰ぎ、温井の谷を瞰下。高鉢山(751峰)の後背に霞むのは、天上山、入野山など。
管理道終点(堤体から約100m)(8:26) トユ状斜滝(8:28)
後温井谷 左岸斜面(標高約600m)より(8:35) 林道大箒線合流(8:52)
林道大箒線から後温井谷左岸尾根へ取付(8:53) 高鉢山(751峰)など 標高790mあたりより(9:11)
皆伐植林地との際を約30分、終いは少々腰高のササが茂るが、そう苦もなく主稜線の北端ピークに達す。南に、これから向かうA峰、B峰が、たおやかに続いている。約10分でA峰、見晴らしますますよろしく、南東に龍姫湖越しの五輪山や百々山(どうどうやま)、東に椎谷山や龍頭山などを同定す。A峰から西面へ、3分ひと下り。横手道の古道に出合う。右に取るとすぐ、左(南面)がサル谷源頭の湿地、右(北面)がオオホウキ谷源頭のブナ疎林になる。ここは、大箒山東尾根の最低鞍部。古道は、谷あい小ピークの間を縫って、北の黒滝峠(ハツトナエ越)へ横手に下っている。最低鞍部にはササが茂るが、丁寧にテープが付けられてルート取りに難はない。大箒山東面の堀切鞍部に、案内標識の立つ取付があり、15分ほどで山頂に立つ。三角点の立つ平坦地に展望はない。来た径を引返して、横手古道をそのままたどる。途中、樹木越しに大箒山の山容を見る。主稜線へ上がって、A峰までピストン。B峰までは稜線漫歩、と言いたいところだが、腰高のササ尾根歩きはそう楽にない。B峰北頂稜に至って顧みれば、主稜線の彼方に県境分水嶺、瞰下に瀧山峡大橋の眺め。B峰山頂に展望はないが、薄いササまじりの疎林尾根になり、とても歩きやすくなる。
後温井谷左岸斜面の皆伐植林地(9:11) 大箒山主稜線の北端ピーク(9:35)
主稜線のA峰、B峰など 北端ピークより(9:40) A峰山頂(9:49)
龍姫湖 A峰より(10:55) 椎谷山、龍頭山など A峰より(10:56)
古道合流(9:56) サル谷源頭の湿地(9:57)
大箒山東の最低鞍部(9:58) 古道から大箒山への取付(10:05)
大箒山山頂(10:20) 大箒山 A峰西面の古道より(10:45)
主稜線の古道分岐(10:49) 瀧山峡大橋 B峰より(11:18)
大箒山主稜線 B峰より(11:20) B峰山頂(11:22)
この時期、明るい疎林尾根をたどるのはとても心地がよい。薄い踏跡もあって、楽ちん。主稜線は、D峰で西に転じて床尾山へ向かう。南尾根に薄い踏跡あり。南面横手の林道につながるのかもしれない。床尾山北西肩(西峰)で南西尾根となり、床尾峠へ下る。はじめは茂るが、テープによって、難なく見覚えのある堀切峠へ出る。左(南)に取り、岩倉谷の破線径をたどる。ヒノキ林の谷の荒れた径は、次第に歩きやすくなり、峠から約15分で林道へ合流。
956峰山頂(11:35) C峰山頂(11:45)
D峰山頂(12:00) 床尾山山頂(12:34)
床尾山西峰(12:43) 床尾峠(12:59)
岩倉谷破線径(13:03) 林道合流(13:16)
林道を少し下ると、両側の斜面が皆伐地になって開け、正教山の主稜線を一望できる。林道を道なりに下り、やがて県道305号弁財天加計線に合流。この際、右に取って、吠え原峠から杉の泊ホビーフィールドへ寄り道。林道入口に戻り、杉ノ泊温井線へ入る。めったに車に出会わないきれいな道だけど、うんざりするほど長い。ポレポレ歩いて起点に還る。
正教山 林道より(13:24) 県道305号弁財天加計線合流(13:48)
吠え原峠(杉ノ泊防雪トンネル東出口)(13:50) 杉の泊ホビーフィールド管理棟(13:52)
札の峠(14:18) 林道高果線分岐(14:19)
高鉢山(751峰) 杉ノ泊温井線より(14:32) 河内神社(14:50)
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