鈴ヶ峰・鬼ヶ城山(おにがじょうやま)柚木城山(ゆのきじょうやま)・西国街道(己斐-五日市)
2021.02.28 単独 
広電楽々園駅(7:50)→県道290号原田五日市線→八幡東登山口(8:35)→展望所(9:12)→鈴ヶ峰西峰(9:30)→鈴ヶ峰東峰(9:44)→道行地蔵(10:07)→八畳岩(10:22)→鬼ヶ城山(10:26)→山田団地分岐(10:46)→鬼ヶ城山取付(10:55)→柚木城山取付(11:01)→見越山(11:25)→柚木城山(11:46)→広島平和霊園分岐(11:59)→柚木城山取付(12:07)→広島平和霊園入口(12:46)→己斐中学校入口BS(12:59)→旭山神社参道入口(13:15)→JR西広島駅前(13:21)→上田流和風堂前(13:47)→小泉本店(置鳳輦止處)(14:09)→草津八幡宮(14:17)→海蔵寺(14:23)→船溜跡(14:52)→小己斐島(男明神島)(14:59)→塩釜神社(15:12)→餓鬼の首地蔵(15:24)→五つ神社(15:37)→光善寺(15:43)→起点(16:01)
軌跡図
 所要時間:8時間14分、歩行距離:約27㎞
 この地図は、国土地理院地形図を利用したものである。

アルバム
広島市の里山と西国街道ウォーク。鈴ヶ峰から柚木城山までつないだあと、己斐-五日市の西国街道に親しんだ。広電楽々園駅北側の西国街道を東進、出合った県道290号原田五日市線を左に取る。道なりに北進、八幡東4丁目で右の道へ入って山裾の歩道をたどると、登山口あり。よく踏まれた道が鈴ヶ峰の西主尾根沿いに続く。約600mで八幡一号・二号線65に出会い、展望が開ける。送電線鉄塔が№64.、63と続いたあと、手作りベンチのある展望所(205峰)に至り、峨々たる宮島を背にした五日市の街並みを瞰下す。南東に下った鞍部で左に美鈴が丘1丁目登山口を分け、ひと上りすると鈴ヶ峰西峰に着く。展望ピークではないが、南面の切り開きに八幡川河口、北面の樹間に阿弥陀山が見える。霞む西中国山地は、まだ白い。うーん、あっちにすればよかった。
西国街道楽々園(7:51) 鈴ヶ峰八幡東登山口(8:35)
極楽寺山 八幡線鉄塔65より(8:55) 五日市の街並み 展望所より(9:12)
鈴ヶ峰西峰(9:30) 阿弥陀山など 鈴ヶ峰西峰より(9:29)
鈴ヶ峰は、西峰から東峰までが約630mと、小さな山体にしては長い。主峰の東峰は広く開け、とりわけ南面に遮るものなし。宮島から呉娑々宇山までのパノラマが愉しめる。東尾根の道は、約170m先で分岐、右は鈴ヶ峰公園、左(北)の主尾根道を下る。高井越しの堀切峠を上り返し、道行地蔵にお参り。きれいに掃き清められた園地の東側から「西区やまなみハイキングルート」が取り付いている。八幡線鉄塔58に出会ってほどなく、八畳岩。上からの眺めは絶佳。足下にある美鈴が丘団地の家並みや力箭山(りきやさん)の景色に言葉なし。すぐ上の鬼ヶ城山も、開けたおだやかな山頂だが、樹木や灌木が邪魔をして、とてもかなわない。北尾根の道へ下る。八幡線57、KDDI中継局、八幡線55に出会ったあと、左右に分岐。左は山田団地、右(東)に取って8分、田方の登山口へ降りる。県道71号広島湯来線を渡って柚木城山ルートへ取り付く。
鈴ヶ峰東峰(9:44) 似島、江田島、能美島 鈴ヶ峰東峰より(9:44)
道行地蔵(10:07) 鈴ヶ峰 八畳岩より(10:22)
力箭山など 八畳岩より(10:21) 美鈴が丘団地 八畳岩より(10:23)
鬼ヶ城山山頂(10:26) 山田団地分岐(10:46)
鬼ヶ城山取付(10:55) 柚木城山取付(11:01)
長ーい階段が続き、稜線へ出たところで、ダイヤパレスウエストシティ四季の杜を前衛にした鬼ヶ城山を顧みる。さらに20分の上りで見越山。東と南に少し開けるが、展望所とまではいかない。松と雑木のトンネルがほどよい木陰をつくり、おあつらえの休憩所、ではある。さらに20分、柚木城山山頂に着く。途中で旧軍の標石や北西広島線鉄塔に出会うアップダウンの稜線は、意外に長く感じる。山頂は、かつて南面が開けていたが、樹木が育っている。で、ルートに三角点が立っているだけの地味な山頂は、素通り。北西広島線鉄塔18に出会って約200m、右に広島平和霊園への道が分かれる。5分ひと下りで、広島平和霊園の北端へ飛び出す。すぐ、きれいな墓苑道路がはじまる。道路わきの築地に腰かけて、大茶臼や宗箇山を眺めながらお昼休み。
鬼ヶ城山 見越山への階段道より(11:06) 見越山山頂(11:25)
柚木城山山頂(11:46) 広島平和霊園分岐(11:59)
平和霊園北端の柚木城山取付(12:07) 大茶臼山、宗箇山 平和霊園より(12:37)
つづらの車道を階段歩道で短縮、10分で己斐上三丁目の市道へ合流。道なりに下ると、県道265号伴広島線に出合う。そこはバス停己斐中学校入口。南へたどるが、歩道なしの一車線道を、行き交う車はひっきりなし。まことに煩わしい。たまらず、己斐小学校の先で右の小路に入り、八幡川(はちまんがわ)沿いに下る。このおり、旭山神社の参道石段にひかれるが、まだ先が長いので割愛。山陽本線南側の市道(西3区89号線:旧西国街道)を左に取り、橋上化中のJR西広島駅舎やひろでん会館跡地にできたKOI PLACE(コイプレ)などををめぐる。これより、五日市まで西国街道ウォーク。
広島平和霊園入口(12:46) 己斐中学入口(県265)(12:59)
旭山神社参道入口(13:15) KOI PLACE(コイプレ)(13:27)
八幡川に架かる源左衛門橋を渡って約1.3㌔、右手に白壁大手の冠木門(かぶきもん)があらわれる。一段上の長屋門の奥に書院造や草庵の建物群、上田流和風堂である。旧街道は、広電古江駅の手前で山陽本線に沿うようになり、踏切を渡って、草津宿(間宿)へ入る。鷺森神社、慈光寺とめぐり、御幸橋北詰で小泉本店と置鳳輦止處(ほうれんおきとどめるところ)の碑に出会う。小泉本店は江戸時代から続く酒蔵で、今でも厳島神社のお神酒を造って居られる。明治天皇が小泉家で休憩されたおり(明治18年の巡行)、鳳輦がこの場所に置かれた、と説明板にある。この際、寄り道して草津八幡宮、海蔵寺、幸神社などをめぐる。八幡宮の長ーい石段を上って眺める草津の家並み、悪くない。
上田流和風堂(冠木門)(13:47) 置鳳輦止處(ほうれんおきとどめるところ)(14:09)
小泉本店(14:10) 草津八幡宮(14:17)
草津の家並み 草津八幡宮より(14:18) 海蔵寺(14:23)
旧街道は、広電荒手車庫の西端で山陽本線北側へ移る。JR新井口駅から約300m、右手に龍神山を背にした船溜跡を見る。幾艘もの小舟が舫う、通勤時の車窓を思い出す。ほどなく広電井口駅、開かず&事故多発の踏切を渡って、なじみの小己斐島へ寄り道。小己斐明神へお参りして、雁木跡などをめぐる。旧街道へ戻って西進。塩釜神社、街道松跡、餓鬼の首地蔵とめぐって、八幡橋(やはたばし)を渡れば、もはや五日市。
船溜跡(14:52) 小己斐島(14:59)
雁木跡(15:00) 塩釜神社(15:12)
餓鬼の首地蔵(15:24) 八幡橋(15:27)
駅前2丁目交差点の先の四つ角を左折、道なりに400m、右の道へ入る。ほどなく五つ神社に出会い、光善寺、品正寺(ほんしょうじ)と続く。いずれもなじみの寺社だが、改めて史跡めぐり。こたびの西国街道は、平坦なので楽ちん。起点はもうすぐ。こんなんだったら、旭山神社へ立ち寄ればよかった。
五つ神社(15:37) 光善寺(15:43)
光善寺誓いの松(15:44) 品正寺(15:46)
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