猿喰山(さるまみやま)滝脇山(たきわきやま)
2020.11.24 単独 
千町原入口バス停(北広島町西宗)(7:14/20)→林道今田線の峠(7:42)→猿喰山西の鞍部(8:43)→猿喰山(9:11/24)→管理道路から分水嶺取付(9:35)→717峰(9:46)→703峰(10:06)→682峰(10:24)→谷間の破線径痕跡(10:47)→乗越鞍部(11:13)→670峰(11:39)→滝脇山(11:57)→下山地点(11:24)→昼食(12:55/13:04)→保原橋(13:05)→起点(13:38)
軌跡図
所要時間:6時間17分、歩行距離:13.5㎞ 
 この地図は、国土地理院の地形図を利用したものである。
アルバム
久しぶりのヤブ山歩き。林道今田線(北広島町)の峠から、猿喰山を経て滝脇山へつないだ。芸北広域農道が県道313号烏帽子中原線に合流する西宗の千町原バス停に車を駐める。林道今田線は、都志見からの広域農道として千代田まで延伸されるらしい。現在、森のカフェ&レストラン「Dude」の先まで工事が進んでいる。林道は、約1㌔上がったところから簡易舗装されており、その200m先が奥今田への乗越峠。そして、ここは八重三山から続く陰陽分水嶺。さっそく、右手スギ林の斜面へ取り付く。

千町原バス停(県313)(7:22)

林道今田線の峠(7:46)
10分ほとで稜線に上がる。疎林の尾根筋にササの下生えは薄く、踏跡が現れたり消えたり。たどる稜線は、25分ばかり(約700m)南東から南へ向かったあと、東に転じて猿喰山との鞍部へ下る。鞍部はひざ下のササ原で、広島山稜会の分水嶺札と消えかかった乗越道に出会う。東に尾根筋を上り返してほどなく、右横手に踏跡を分ける。たどれば、猿喰山の電波塔管理道へ出るのだろう。この際、北東に向かう急な分水嶺(バカ尾根)を約20分、地デジ局の西側から管理道路へ飛び出した。目の前にテレビ中継局の電波塔が立ち上がり、ササ灌木のてっぺんに三角点を見る。山頂域は、携帯中継局や防災無線などアンテナだらけだが、見晴らしは今一つ。西面に城山、野々志山、龍頭山などの展望地があるほかは、東方に樹木越しの堂床山や鷹ノ巣などの山容を同定できるほど。一息入れて管理道を下り、約300m先で南主尾根の仕事道に入る。山頂から南主尾根(分水嶺)をたどれないことはないが、ササ灌木が茂って煩わしいので、この際ちょっこしズル。

猿喰山西の鞍部(8:43)

猿喰山山頂(地デジ局)(9:24)

猿喰山山頂(9:20)

野々志山、龍頭山など 猿喰山山頂より(9:15)

堂床山、鷹ノ巣山など 猿喰山山頂より(9:23)
管理道路から滝脇山へり取付(9:35)
はじめ明瞭だった仕事道は、717峰に着くころになるとササが茂って消失。ここで分水嶺(主尾根)は南西に転じるのであるが、あろうことか間逆に迷走して南尾根へ下ってしまう。703峰に至り主尾根から外れていることに気づくが、今さら引き返す気にはなれない。分水嶺は以前歩いているので良いことにして、このまま南尾根をたどることに。が、これが分かりにくい。右に左に蛇行、682峰で南西に向かうところを南に下って迷走。717峰から1時間を要して、ようやく破線径の痕跡がある谷間へ降りる。ここでまた迷走。西の谷を詰めて分水嶺の乗越鞍部に上がればよいものを、北に向かう本谷の踏跡に惑わされる。踏跡はほどなく消失して、楽にない。引き返して西の支谷へ入ると、容易に目指す乗越鞍部へ至り、分水嶺札に出会う。南に上り返すこと約500m、23分ほどで分水嶺札の付けられた670峰に達した。

717峰山頂(9:46)

703峰山頂(10:06)

682峰山頂(10:24)

破線径の痕跡がある谷間(10:48)

乗越鞍部(11:13)

670峰山頂(11:39)
670峰からは踏跡があり、南西約250mの肩ピークが滝脇山。マツ林のササ原の中にひっそり三角点が立っていた。南尾根へ下る。ササのない落葉絨毯の快適な疎林尾根が、標高約550mの尾根肩まで続く。そのあとササヤブになって、最後に大ヤブを抜けると県道314の旧道に飛び出した。起点へ向けてポレポレ車道を歩く。途中、上阿坂の町道から眺める龍頭山、城山の眺めは悪くない。

滝脇山山頂(11:57)

下山地点(11:24)

県道314(12:27)

龍頭山、城山など 上阿坂の町道より(12:24)
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