高尾山(たかおやま)呉娑々宇山(ごさそうさん)茶臼山(ちゃうすやま)岩滝山(いわたきやま)
 単独 2020.09.27 /☁
JR五日市(6:38)⇒JR天神川(7:05/13)→道隆寺ルート登山口(7:50)→岩屋観音跡(8:33)→岩屋観音岩峰(8:46)→高尾山(8:58)→上平原連絡線11(9:16)→JR西日本新広島線8(9:33)→バクチ岩(9:50)→休憩広場(10:00)→呉娑々宇山(10:20)→ハンド岩(11:03)→休憩東屋(11:14)→上平原連絡線14(11:29)→笹ヶ峠(11:42)→354峰(11:45/12:15)→柳迫山(12:31)→上平原線10(12:47)→茶臼山(12:57)→甲越峠(13:18)→海田連絡線12(13:30)→海田連絡線14(13:44)→岩滝山(13:52)→日限延命地蔵(13:58)→岩滝神社(14:08)→JR海田市(14:28/36)⇒JR広島(14:47/15:00)⇒JR五日市(15:15)
 
軌跡図
 歩行時間:7時間14分、歩行時間:17.2㎞
 この地図は、国土地理院の地形図を利用したものである。
アルバム
広島市の里山歩き。今回は高尾山から呉娑々宇山に至り、南へ主稜線をつないだ。天気はまあ好晴、7時13分にJR天神川駅を出発。府中大橋東詰を左折、榎川沿いの道に入り総社橋交差点で左折。北へ道なりに約650m、古刹道隆寺に出会う。ここで市道は終わり、歩道(歴史の散歩道)になって約220mのところに岩屋観音への登山口がある。取り付くと、中国自然歩道の表示板があり、道隆寺霊場ミニ八十八ケ所の由来などが記されている。地蔵石仏が安置された樹林道はほどなく終わり、広い真砂土の明るい尾根道になる。やがてあたりはマツ雑木林になって開け、時を経た石段が現れる。上がると、広い削平地の中央に岩屋観音堂の基壇が遺っており、後背の岸壁に観音摩崖仏が刻まれている。敷地の奥左手に登山道がある。たどって、高尾山南西尾根の肩ピークの頂、巨岩テラスの上に出る。広島の街並み、その周りに点在する島なみ、山なみ。いつまでたっても見飽きない。
JR天神川駅(7:14) 岩屋観音登山口(堂所)(7:50)
岩屋観音堂跡(8:33) 二ヶ城山、鬼ヶ城山など 岩屋観音岩峰より(8:46)
牛田山など 岩屋観音岩峰より(8:47) 高尾山 岩屋観音岩峰より(8:50)
北東指呼の間に高尾山が立ち上がっている。岩屋観音岩峰から高尾山山頂まで、歩行距離約200m。山頂に見晴らしはないが、南西頂稜の岩の上に立つと、岩峰の様子をつぶさに眺めることができる。呉娑々宇山への分水嶺道をたどる。道は遊歩道のごとくよく踏まれているが、途中に真砂土裸地や展望岩、送電線鉄塔、林道などがあり、退屈することはない。高尾山から呉娑々宇山の南西主稜まで、45分を要す。こちらも良い道。左に取って、バクチ岩、水谷峡谷コース休憩広場に寄り道。バクチ岩は先の岩屋岩峰には及ばないが、なかなかの眺め。昨日歩いた日浦山(ひのうらやま)をそっくり瞰下できるのがよい。一方の峡谷コース休憩広場、こちらはうーむ、である。主稜線道に戻って約15分、呉娑々宇山に到着。ランドマークになっている電波塔は、JRのマイクロ波パラボラアンテナらしい。山頂からの展望は、あまりよろしくない。一息入れて、船越へ流れる主稜線の道をたどる。
岩屋観音岩峰 高尾山頂稜より(8:54) 高尾山山頂(8:58)
呉娑々宇山 高尾山東稜より(9:13) 榎川源流分岐(9:26)
娑々宇山主稜線(9:45) 日浦山 バクチ岩より(9:52)
峡谷コースにある休憩広場(9:59) 呉娑々宇山山頂(10:20)
先の岩屋観音分岐を過ぎると、左に水谷峡、続いて右に水分峡の道が分かれるが、標識の「谷」と「分」がよく似ており、まことに悩ましい。次に出会ったハンド岩は、テラスに乗った団子岩。ハンドボールに見立ててそう呼ぶのだろうか。上に攀って眺めるあの山この山の景色、悪くない。ハンド岩から280m、7分ほどの水谷峡分岐に、素敵な休憩東屋が建っていた。南方はもとより、西方に大峯山や羅漢山など廿日市の山々が眺められるのか嬉しい。
ハンド岩(11:03) 日浦山、金ヶ燈籠山など ハンド岩より(11:04)
鉾取山、原山など ハンド岩より(11:05) 休憩東屋(11:14)
南に流れる主稜線の道しるべは明瞭で、道なりに高度を下げていく。上平原連絡線14、石ころび分れ及び笹ヶ峠と呼ばれる水分峡への枝尾根分岐を経て、東広島南西条線鉄塔11の建つ広くて平坦な354峰に至る。東西面が開けてとても見晴らしがよい。この先しばらく樹林尾根が続きそうなので、少し早いが昼食タイム。西面の切り開き地に座して、広島の街並みを眺めながら、至福のひと時。地形図には、354峰から約460m下った畑賀分岐の鞍部に笹ヶ峠と記されている。ここの方がよほど峠らしいのだけれど、そのような表示はなく、横手道と尾根筋の踏跡に分かれている。この際、尾根筋の踏跡をたどる。ひと上りした301峰頂稜に柳迫山(新城城跡)の名札あり。301峰のてっぺんには何もい。ひと下りした鞍部で林道が接し、これを上り返したピークが茶臼山。大小の岩が平たく寄り集まった狭間に、四等三角点が立っており、展望はない。
笹ヶ峠(11:42) 354峰の東広島南西条線11(11:45)
鉾取山、原山など 354峰より(12:15) 茶臼山山頂(12:57)
茶臼山頂稜を南西に約190m、この山の最高所揚倉山に着く。西面にJR西日本新広島線鉄塔16が立ち、広く開けている。西面に広い道があるが、尾根筋の径を下ると、ほどなく甲越峠(こうごえとうげ)に降りた。岩滝山への取付は府中町側にあり、向かいに先の分岐道の続きと思われる階段径が下りていた。南尾根の急な坂道をひと上りして稜線に上がる。JR新広島線17、海田連絡線12、13、14と、送電線鉄塔に続いて出会うが、いずれも展望なし。また、途中の枝尾根に船越峠と為角への分岐があり、ちょっと迷走。甲越峠から約1400m、30分を要して岩滝山に到着。ここにも展望はない。南尾根へ下ってほどなく、日限延命地蔵堂に出会って平坦地が開ける。中ほどの休憩ベンチの向かいに162.9m三角点が立ち、南に参拝道が下っている。
揚倉山(13:01) 甲越峠(13:20)
岩滝山山頂(13:52) 日限延命地蔵(13:58)
参拝道のはじめは岩稜で、海田湾や街並みを瞰下しながらの快適下降。悪くない。10分ひと下り、岩瀧神社にお参りしたあと、JR海田市駅へ向けて船越の街路をたどる。
海田の街並み 岩滝山南陵より(14:01) 岩瀧神社(14:08)
岩滝山 船越(四)より(14:18) JR海田市駅(14:27)
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