中野冠山(なかのかんむりやま)一兵山家山(いちべえさんかやま)
 
2人 2020.05.23 
サイオト集会所(10:32/40)→中野冠山登山口(10:42)→主稜線(才乙分岐)(11:23)→中野冠山(11:27/36)→ヤオノ谷峠(12:02)→872峰(12:16)→谷峠(12:20)→ノベリ山(939.7峰)(12:36)→野上山(933峰)(13:09)→都川越(13:15)→一兵山家山(13:28)→エノキ谷ルート分岐(13:35)→939峰(14:16)→来尾峠(14:35)→起点(15:06)
軌跡図
  この地図は、国土地理院の地形図を利用したものである。     所要時間:4時間26分、歩行距離:約9.3㎞

アルバム
カミさんと北広島町才乙の里山歩き。サイオト集会所を起点に、中野冠山と一兵山家山をつないだ。県道11号旭戸河内線を北に取るとすぐ(約150m)、左手に冠山への取付がある。沿線の庭先や土手には草花が咲き誇り、右下の休耕田で牛さんがのんびり草を食んでいる。美しい田園風景を維持して居られる地域の皆さんに感謝!取付の水路わきでも、フランスギクとサクラソウが今を盛りに咲き誇っていた。

サイオト集会所(10:38)

中野冠山登山口(10:42)
明るい闊葉樹林の中によく踏まれた道が続き、登山口から約40分で冠山のてっぺんに到着。平坦な山頂は刈り払われ、東面210°に展望がある。これから向かう一兵山家山の彼方に、三瓶山や大江高山などを同定できるのがうれしい。傍らのササ・灌木に、ヤマツツジ、フジツツジ、そして遅咲きのミツバツツジが彩を添えている。

中野冠山頂稜(11:26)

中野冠山山頂(11:27)

天狗石山、高杉山 中野冠山山頂より(11:28)

ノベリ山、野上山など 中野冠山山頂より(11:36)
一息入れて、県境尾根(陰陽分水嶺)の道を北へたどる。闊葉樹林の急坂をそろり20分でヤオノ谷峠。ヤオノ谷へ続く林道をたどれば、才乙の冠橋(県11)へ出る。峠を上り返して872峰を越えた小鞍部に、谷峠の札がかけられている。「西中国山地」の地図では、ヤオノ谷の乗越鞍部が谷峠になっているのだが…。

中野冠山北肩の才乙分岐(11:41)

ヤオノ谷峠(12:01)

872峰山頂(12:26)

谷峠(12:20)
その谷峠からひと上りしたところで、西面の樹間に雲月山を見る。さらにひと上りした平坦な稜線が、ノベリ山の山頂。道のへりの草叢に四等三角点がちょこっと顔を出している。かつてあった東面の展望は、今はない。ノベリ山から一兵山家山までのアップダウンの尾根歩き、きつくはないが、昼時を過ぎているのでことのほか長く感じる。冠山から、ポレポレ50分で一兵山家山に達す。ササと雑木に囲まれた日陰のない山頂に、腰を下ろす気にはなれない。

雲月山 ノベリ山南西尾根の展望地より(12:27)

ノベリ山山頂(12:36)

野上山山頂(13:10)

一兵山家山山頂(13:28)
昼食によい場所を探して先へ進むと、エノキ谷分岐の鞍部を上り返したピークに、倒木付の日陰があった。吸血昆虫が小うるさいが、涼風に癒されながらお弁当を食べる。すっかりよみがえり、939峰を越えて来尾峠へ降りる。起点まで約2.5㌔の県道歩きには少々うんざりだが、みちみち黄色い花たち(ブタナ、ニガナ、とりわけキンランには感激)に出会えたことでお釣りがくる。

エノキ谷ルート分岐(13:35)

939峰山頂(14:16)

来尾峠の一兵山家山登山口(14:35)

中野冠山 才乙の県11より(14:56)
出会った草花 

オトコヨウゾメ(スイカズラ科)

ガマズミ(レンブクソウ科)

コバノガマズミ(レンブクソウ科)

フジツツジ(ツツジ科)

ミツバツツジ(ツツジ科)

キンラン(ラン科)