万福寺山(まんぷくじやま)莇地山(あどうじやま)炭倉山(すみのくらやま)真名山(まなやま)
 
単独 2020.03.24 
須々万本郷のR315非常駐車帯(6:32/40)→万福寺山取付(6:50)→万福寺山(7:11/19)→下松火力連絡線33(7:26)→秋葉神社(7:27)→徳山連絡線6(7:57)→徳山連絡線5(8:04/09)→下松火力連絡線34(8:12)→莇地山(8:22)→第2須々万配水池(9:03)→河内神社(9:28)→炭倉山取付(峠)(9:56)→登山道合流(10:53)→炭倉山(11:00/15)→莇地上分岐(11:38)→513峰(11:52)→林道終点(12:14)→徳山連絡線10(12:18)→真名山(12:45)→一ノ坂峠(13:03)→起点(13:19/44)
軌跡図
  この地図は、国土地理院の地形図を利用したものである。     歩行時間:6時間39分、歩行距離:約13㎞

アルバム
周南市の里山歩き。莇地川上流の右岸尾根から左岸尾根へ周回。須々万本郷(すすまほんごう)のR315非常駐車帯に車を駐めて、一ノ坂から万福寺山南東尾根に取り付く。スギ林の中に入ると仕事道あり。10分で稜線に上がると、右の東支尾根から巡視路が合流。左に巡視路をたどるとほどなく、レンガ積みの遺構に出会う。万福寺聴音探照所の探照灯があったところらしい。そこから万福寺山の山頂はすぐで、尾根道の左下に指揮所の遺構、尾根道を西へ上がったところに聴音機の台座遺構がある。かつて、鷹ノ泊山(H525)の右翼聴音探照所及び大ヶ原山の杉ヶ峠高角砲台と一体で防御陣地の建設が進められたが、完成することなく終戦を向かえたという。

周南市須々万本郷のR315非常駐車帯(6:41)

一ノ坂の万福寺山取付(6:48)

万福寺山聴音探照所探照灯遺構(7:09)

万福寺山頂上(7:11)

万福寺山聴音探照所指揮所遺構(7:16)

万福寺山聴音探照所聴音機遺構(7:19)
北尾根の巡視路を下って5分、下松火力連絡線鉄塔33に出会う。展望はなく、東側の肩ピークに秋葉神社があり、東和奈古(ひがしわなこ)へ参道が下っている。

下松火力連絡線鉄塔33(7:26)

秋葉神社(7:30)
莇地山への主稜線は、鉄塔33の手前で北西に向い、巡視路もこれに沿う。シラカシの大樹が立つ肩ピークで右の支尾根へ仕事道が分岐。主尾根の巡視路を下って乗越鞍部を上り返すと、徳山連絡線鉄塔6に出会う。送電線筋が広く切り払われて明るく開け、向かう莇地山東頂稜へ続いている。北方指呼の間に赤白鉄塔1基、シルバー鉄塔2基を見る。

北東支尾根道分岐(7:44)

乗越鞍部(7:48)

徳山連絡線鉄塔鉄塔6(7:55)

徳山連絡線鉄塔5、下松火力連絡線34(7:56)
巡視路を北にたどると、徳山連絡線鉄塔5に出会い、東側に架線のない塗装されたばかりの新しい鉄塔が建っていた。工事フェンスの掲示に、建替工事中とある。北の見晴しよく、金峰山、長野山、馬糞ヶ岳などを同定する。

徳山連絡線鉄塔5(8:04)

金峰山など 徳山連絡線鉄塔5より(8:05)
徳山連絡線鉄塔5の北側に赤白の下松火力連絡線鉄塔34が建っているが、こちらの見晴しはよくない。北西に巡視路をひと上り、莇地山の山頂に展望はない。北尾根へ約50m下ったところで、北東の支尾根へ向かう巡視路を捨てて、北の主尾根をたどる。大したヤブもなく、しまいには仕事道が現れて、難なく(ほんとは3度迷走)第2須々万配水池のある里道峠へ降りた。

緑山、方面 下松火力連絡線34より(8:11)

莇地山山頂(8:22)

第2須々万配水池(9:00)

第2須々万配水池がある里道の峠(9:02)
東へ下ると、大きく区画整理された水田の谷になって開け、北に竜文字山を見る。やがて、莇地川左岸の市道莇地線に合流。左に取って約170m、左の道へ入り河内神社に寄り道。由緒書きなどはないけれど、なかなか立派な氏神様。表参道を下って市道へ戻り、東の支谷沿いの里道に入る。

竜文字山など 莇地の里道より(9:08)

市道莇地線合流(莇地下)(9:20)

河内神社(9:30)

林道終点(10:39)
莇地下地区の西端で里道は分岐。谷沿いの道を選ぶとほどなく、猪防護柵ゲートに出会って未舗装の林道になる。約250m先で左の道を上がり、峠で炭倉山北西尾根に取り付く。尾根沿いに仕事道があり、341峰(GPS標高)までは簡単。その先の東面が皆伐跡地で、尾根筋にもイバラまじりの灌木が茂り少々難儀する。ほどなく歩きやすくなって、北面に竜文字山などを垣間見る。さらに約15分、莇地からの登山道に合流。南にたどって炭倉山へ向かう。

莇地下地区西端の分岐(9:44)

作業林道分岐(9:51)

作業林道の峠(稜線取付)(9:56)

竜文字山など 炭倉山北西尾根(H453)より(10:39)

炭倉山登山道合流(10:54)

炭倉山分岐(10:55)
炭倉山の東頂稜には、反射板と使われていないトイレ。平坦な広い山頂には、東に三角点と石祠、中ほどの大きなタブノキの西に山頂標識、その西に休憩ベンチがある。ススキや灌木が茂っているが見晴しはよく、西に四熊ヶ岳や大平山、南東に栗ヶ峠山(くりがたおやま)や大ヶ原山(おおがはらやま)などを同定できる。

トイレ(炭倉山東頂稜)(10:58)

反射板(炭倉山東頂稜)(11:02)

炭倉山三角点&石祠(11:02)

炭倉山山頂(11:05)

四熊ヶ岳、大平山など 炭倉山山頂より(11:07)

栗ヶ峠山、大ヶ原山 炭倉山山頂より(11:09)
登山道を戻って、炭倉山東面の横手道に入る。この際、494峰(GPS標高)に寄り道してみるが、見どころなし。ほどなく莇地上への道を左に分ける。右の横手道を南にたどり、513峰にも寄り道。こちらも見どころはなく、東鞍部で先の山道に合流。東の尾根筋へ上り返すと踏跡があり、ピークを乗り越したところで山道に合流、ほどなく林道終点になる。林道を約200m、肩ピークに建つ徳山連絡線鉄塔10へ寄り道。見晴しはよくないが、樹木越しに栗ヶ峠山の電波塔が見える。

莇地上分岐(11:38)

513峰山頂(11:52)

林道終点(12:14)

徳山連絡線鉄塔10(12:18)
主稜線に沿う林道は、鉄塔の建つ肩ピークから北東に転じて、市道莇地線の一ノ坂峠へと下っていく。鉄塔10の取付から約500m先のピークで東へ真名山への尾根が分かれる。寄り道しない手はない。踏跡があり、5分で反射板の建つ真名山山頂に至る。灌木イバラの茂る金網フェンスの際に、三角点が立っていた。南面が開け、栗ヶ峠山や炭倉山などを見渡せる。林道に戻って市道に合流、右に取ってポレポレ起点に還った。

真名山取付(12:39)

真名山山頂に建つ反射板(12:44)

真名山山頂(12:45)

栗ヶ峠山 真名山山頂より(12:46)

炭倉山 真名山山頂より(12:47)

一ノ坂峠(13:03)