男岳(おんだけ)
 
単独 2019.10.28 
翠山荘(6:02)⇒美東町北河内(6:51/7:31)⇒美東町岩波(7:45/56)→岩波生活改善センター(8:01)→林道東岩波線起点(8:07)→林道終点(8:46)→林道合流(9:05)→林道取付(9:12)→627峰(9:21)→乗越鞍部(9:25)→男岳分岐(9:41)→雨量測量所跡(9:52/59)→展望地(10:03)→男岳(10:07)→男岳分岐(10:23)→大釜山(10:37)→立岩山(11:18)→古峠(11:58)→桂坂峠(12:07)→小屋(12:18/23)→桂坂峠(12:30)→桂坂集落の外れ(12:58)→県道307号佐々並美東線(坂根橋)(13:08)→桂岩ふれあいセンター(13:26)→起点(13:36/14:00)
軌跡図
  この地図は、国土地理院の地形図を利用したものである。     歩行時間:5時間39分、歩行距離:約13㎞

アルバム
昨日に続く陰陽分水嶺歩き。男岳北東の乗越鞍部から桂坂峠までつないだ。美東町岩波の県道307号佐々並美東線路肩スペースに車を置く。東に約150mたどり、左の里道に入る。岩波川右谷の奥の切浴(きりえき)へ上がる途中、集落の右岸に岩波生活改善センターがあり、前の岩波橋から西方に権現山(543m)が望まれる。奥の切浴へ向かうまっすぐな里道を上っていくと、最奥民家の横手から林道東岩波線がはじまる。谷に沿うコンクリート舗装された道で、なかなかの急こう配。たびたび砂防堰堤に出会う。やがて、板張りの砂防堰堤が現れ、その下で林道は終わる。

美東町岩波(県道307号佐々並美東線)(7:52)
岩波生活改善センター(8:01)

権現山 生活改善センター前の岩波橋より(8:02)

奥の切浴 林道東岩波線へつながる里道より(8:05)

林道東岩波線の起点(8:07)

林道東岩波線終点(8:46)
堰堤を越えてスギ林の谷を上る。ほどなく源頭域になって、急斜面を登りつめると、男岳林道に飛び出した。右に取って約300m、見覚えのある女岳と627峰の鞍部に着いた。このまま作業道を行って、男岳登山道のある乗越鞍部に至るのが楽だが、昨日ズルした穴埋めに市境尾根をたどる。乗越鞍部からは、よく踏まれた道。15分ほどで、男岳分岐のあるピークに上がる。

奥の切浴の源頭(8:59)

男岳林道合流地点(9:05)

女岳と627峰の鞍部(9:12)

乗越鞍部(9:25)
左(東)に取り、鞍部を上り返して男岳の南頂稜に上がる。広く平坦な肩で、雨量観測所跡の鉄筋コンクリート造りの局舎が残っている。容のよい老松を背に西方が開け、局舎の右手(南側)に岩瀬戸へ下る径がある。

市境尾根分岐(9:41)

雨量観測所跡(9:55)
局舎には鉄梯子が架けられ、上にあがると西方に素敵な眺望が広がる。北尾根のササヤブトンネルの道に入って約150m、南東面に東鳳翩山の連なりが広がった。きっと、地元の山好きの方々によって維持されている展望所なのだろう。感謝!北東のヤブった踏跡に突っ込むとすぐ、周りを小さく刈り払われて立つ三角点に出会う。ここが男岳のてっぺん。

桂木山、鯨ヶ岳など 雨量観測所跡より(9:53)

日尾山など 雨量観測所跡より(9:57)

東鳳翩山など 展望地より(10:10)

男岳山頂(10:07)
男岳分岐に戻って、市境尾根を南にたどる。昨日のように右に左に蛇行するバカ尾根もなく、狭い尾根筋はとてもシンプル。踏跡も登山道とはいかないが、明瞭に続いている。難なく大釜山、621.3m三角点、立岩山を経て、古峠(ふるたお)に降りた。かつての乗越古道にはメダケが茂り、見る影もなし。南に上り返して、踏跡をたどる。

大釜山山頂(10:34)

621.3m三角点(10:58)

立岩山山頂(11:18)

古峠(11:59)
小ピークを越えた次の鞍部が桂坂峠(かつらざかだお)。下生えのないヒノキ林の峠で、踏跡が市境尾根に続き、乗越径がある。西面の径は谷筋には認められず、左岸横手に続いている。たどると、杣小屋に行き当たり、山襞に沿ってさらに西に向かうので引返す。桂坂峠に戻って、よく見ると右岸にも横手道があり、これをたどる。谷に沿うので気をよくしたのはつかの間、茂りはじめ、左手斜面へ木登り下降。ヤブ谷に降りてウンザリだが、もう下るしかない。ところが、100mばかり下ると踏跡が現れ、あとはルンルン。約200m、5分あまりで、桂坂地区南東端の耕境に飛び出した。

桂坂峠(12:07)

桂坂川左岸の横手道(12:14)

小屋(12:18)

桂坂川右岸の横手道(12:31)

桂坂川源頭(12:40)

桂坂川源頭の踏跡(12:48)
田園の道を10分あまり下っていくと県道307号線に合流し、桂坂、中村、三方(さんぼう)の集落をめぐって起点に還った。

桂坂地区南東端の耕境(12:55)

坂根橋(13:09)